へぇ~Bonn便り

ニューヨークからボンへ引っ越してきました。時にはへぇ~と言いたくなるようなドイツの平凡を皆さんにお便りします。

ニコラウスが来た!

2007-12-10 09:11:36 | 長男の記録
 12月6日は聖ニコラウスの日。ドイツでは、サンタクロースが12月5日の夜にプレゼントを持ってやってきます。6歳の息子は、学校で聖ニコラウスの話 を聞いてきたようで、「靴を綺麗にしてドアの外に置くんだよ。」と数日前から一所懸命にブーツを拭いて準備していました。ドイツの地域によってそれぞれの 慣習があるようですが、我が家では、息子の靴と、0歳の妹の小さな靴を、ドアの外に並べておきました。「ニコラウスもう来たかな?」閉めたそばから、気に なってこっそりとドアを開けて覗いてみたりしていました。

  翌朝の6日当日、目覚めるなり玄関のドアを開け、プレゼントを確認。興奮を押し殺すように「ニコラウスが来たよ。」と小声でパパとママに報 告にきました。靴に入るような物だから、お菓子のような小さな物が一般的なようで、彼の靴の中にもお菓子とミニカーが。彼はそれを見てニコラウスにとても 感謝していました。学校でも、クラスみんなで5日の帰りに教室のテーブルに丸く並べた室内履きの中に、6日の朝にはニコラウスからのお菓子が入っていまし た。

 息子が通うインターナショナルスクールでは、ドイツ(特にここライン川地域)の季節の行事を大切にしていて、11月の 聖マーティン祭や、2月のカーニバルも祝います。同時に、ドイツでは習慣が ないハロウィーンも楽しめて、ヨーロッパの暗い冬がたくさんのイベントで 賑やかです。親もそれぞれの行事に合わせて準備する物がありますが、子供を 通じてドイツの習慣・文化に関わることができます。

  そういうわけで、24日のクリスマスイブの夜にも、またサンタさんがやって 来ます。子供は「ニコラウス」と「サンタクロース」と区別をしていますが、 我が家では日本風に、枕元(ベッドのそば)にプレゼントが届く予定です。 息子は「12月が大好き」と言いました。子供には贅沢な季節です。

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