へぇ~Bonn便り

ニューヨークからボンへ引っ越してきました。時にはへぇ~と言いたくなるようなドイツの平凡を皆さんにお便りします。

ニューヨーク徒然草 5  小児科(Pediatrician)を選ぼう!/ マニュアルママ

2001-07-26 07:14:51 | ニューヨーク徒然草 (2001-)

Mama

 小児科(Pediatrician)を選ぼう!

  日本でも同じだと思いますが、子供はかかりつけの小児科に通う事が普通です。出産直後の検診から小児科の先生に診ていただくので、赤ちゃんが生まれる前の妊娠中に、何件かの小児科医と予約を取ってお話を聞きに行きます。大抵3つくらいの病院を見学してから決めるのが一般的なようですが、私の場合はルーズベルト島の中にある小児科の先生とお会いしたら、印象のよい女性の先生で、近所の方から絶賛されていたので、他のところは見ないで決めました。私が最優先したのは、(手持ちの保険がカバーされている事は勿論ですが)家の近所にあることでした。万が一の不測の緊急事態に、走って駆けつけられるところにしたかったからです。(NYでは車を買わないことにしたので、公共の交通機関を利用して移動するのは、新米ママには不安です。)既に3回診察を受けに行きましたが、予備のミルクを持参しなくても無理なく行ってこられる距離。イーストリバー沿いをお散歩気分でおでかけできていい気分です。

 ルーズベルト島には、(マンハッタンもそうですが)様々な国籍の人達が住んでいるので、先生は外国人の母親相手にわかりやすい英語を話してくださるし、アジアの子供たちを診ることにも慣れているようです。私が出産して二日後には、私たちのアパートまで赤ちゃんを診に来てくれて、細かい質問にも答えてくれました。先生に一度家まで来ていただいたことで、赤ちゃんがどんな環境で育っていくのかもわかってもらえるし、私が身動きできなくなった場合でも来ていただけると思うので、安心感があります。
 「何かあったら、診療時間外でも電話ちょうだい。」と先生、この先生なら気軽に相談できそうな気がします。


マニュアルママ

 私はマニュアルママになるつもりはないんです。でも、言葉を話すことができない赤ちゃんのことをわかってあげるために、今のところ以下の写真のような、マニュアル・育児書は新米ママの強い味方になっています。

 この他にも、Eメールで先輩ママたちの頼もしいアドバイスをいただいたり、フランスに住んでいた時から愛読している育児関係のWEBやメールマガジン(メールマガジンと言えば、最近小泉内閣メルマガが一躍ポピュラーになりましたね)から予備知識を得たりしています。日本を離れていても、日本語でいろいろな育児情報をゲットできる有難い世の中ですね。


 さて、先日の黄疸の検査結果は問題のない数値でしたが、イマイチ顔の黄色が薄くならないので、結局3回も血液検査をしてもらいました。その度に、息子は真っ赤な顔をして息を詰まらせるようにないていて可愛そうでしたが、家ではあまり泣かないので、「彼でもこんなに泣けるのかぁ・・。」と妙に感心しました。母乳性黄疸じゃないかと言われて、いっそのこと母乳を一時中断したいと思いましたが、先生からそのまま続けるように言われたので頑張って続けています。手足の黄色味はだいぶ消えてきました。
 黄色が残るうちに次は赤。顔中に赤いポツポツができてしまいました。マニュアルママは育児書に首ったけで、あっちこっちひっくり返して調べてみました。本によって微妙に表現は違うものの、どうも通称赤ちゃんニキビと呼ばれる「脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)」らしい
というのがマニュアルママ的判断です。生まれて3・4週くらいで湿疹が現れて、3・4ヶ月頃なくなるらしいのですが、そういう赤ちゃんを見たことがなかったし、ここ数日なんか悪化しているみたい・・。
 ところでこの脂漏皮膚炎という英単語を調べたいと思い、辞書やら医学英語の表現の本やらを引っ張ってみましたが、見つかりませんでした。試しに「家庭の医学」の付録ページで用語をチェックすると"
seborrheic dermatitis"(発音が難しそう)ということが判明。主に日本で使う本なのにこんな事に役立つとは。「結構使えるジャン。家庭の医学!」「一家に一冊、家庭の医学」ですね!

 昨日小児科に行ったので、この際何でも聞いておこうと思って、他にも色々メモしておきました。7月21日から排便が減った、ここ3日間眠りすぎ、目覚めてもミルクを5分間しか飲まないなど・・。母乳やオムツ替えの時間と量をつけているだけの簡単なものですが、忘れっぽい私には結構役に立っています。小児科では「それはいつからですか?」と必ず聞かれるので、ついでにいろいろメモしておくと更に便利。3時間ごとの授乳の時間もあっという間にやってきますが、記録された時間を見て納得したり、私の方が「そろそろかな・・?」と待機できたり、授乳という作業に振りまわされずにすみます。

 赤いポツポツのこと、「これは脂漏性皮膚炎でしょうか?」早速覚えたての単語を使って聞いてみました。「それもあるかもね。でも、ローションやオイルなど使わず、1日2回のお風呂に入れて、今まで通り生活してればいいわよ。」話をしただけで殆どの事が解決してしまったわけです。「暑いと、疲れて眠くなるし、食欲もなくなるものよ。」(なんだ夏バテか・・)思えば、それまで夏なのにやや肌寒かった夜も、この数日は暑くてジメジメしていました。日本の酷暑とは比じゃありませんが・・・。
 今日は少し涼しいようです。太陽の肌は薬も塗っていないのに、何故か一日で随分よくなりました。気持ち良さそうに寝ています。あんまり心配する事はなかったんですね。昨日の検診では体重がちょうど10ポンド=4500g(生後6週:7月25日)。もうだいぶおデブちゃんです。


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