旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

シチリア・マルタ視察【マルタ編】②

2019-11-30 15:52:59 | シチリア・マルタ2019

こんにちは!

スペースワールド 佐藤(友)です。

 

今回は<ゴゾ島>編です。

 

ゴゾ島へは、マルタ島の北端にある港からフェリーで向かいます

冬期でも45分毎に1便運航しています。

 

早起きして朝 7時30分にセント・ジュリアンのホテルを出発。

けっこうギリギリでしたが、8時15分発のフェリーに間に合いました。

 

いざフェリーに乗り込みます

(行きは改札なしでフェリーに乗れました)

船内には売店があります

 

デッキへ出ることもできます。

船酔いしやすい方は外に出て海風に当たるといいかもしれません。

途中、右手にコミノ島を見ながら進みます。

 

ゴゾ島が見えてきました

約25分でゴゾ島の港に到着。

 

ここからは車で島内を巡ります

 

◎ジュガンティーヤ遺跡

マルタ島とゴゾ島では、約30の巨石神殿が発見されています。

巨石神殿群として世界遺産登録されているうちの1つ『ジュガンティーヤ遺跡』は、

紀元前3600~3200年頃に築かれた、世界で一番古い巨石建造物と言われています。

 

重さ数トンという巨大な石が積み上げられている様は圧巻です迫力がすごい

 

内部の様子

 

遺跡を後にし、島の中央部にある町 ヴィクトリア へ。

高台にそびえ立つ要塞『チッタデッラ(チタデル)』から、町の美しい景観を望むことができます。

 

 

要塞の入り口を通ると正面に見える大聖堂

天井はドーム型に見えるよう、だまし絵が描かれています。

(この日はあいにく修復工事中で見学できませんでした)

 

博物館や昔の刑務所など、町の歴史を体感できるスポットもありました。

 

 

 

チッタデッラを下ったところにあるショップに立ち寄りました。

◎JUBILEE FOODS

オリーブオイル、香辛料、塩、チーズなどなど‥ 様々なゴゾ島産の食品を販売しています。

パッケージがおしゃれでおみやげにもピッタリ

試食もあり、安心してお買い物ができます。

塩、はちみつ、イチジクのジャムをおみやげに買いました。←買い過ぎ(笑)

特にイチジクのジャムが美味しく、佐藤 2人とものお気に入りです

 

ヴィクトリアから西方面へ車で約5分、

伝統工芸の工房・ショップが集まる『クラフトヴィレッジ』にも寄ってみました。

ガラス製品、革製品、陶器、レースなど‥ 様々な工芸品を買うことができます。

あいにく写真撮影はでしたが、ガラス工房では作業の様子を見学できました。

 

のどが渇いたところで、ゴゾ産の食品を売っているお店でサボテンとざくろのジュースを買ってみることに。

非常に濃ゆ~いジュースで、特にサボテンの方は果肉感がすごい!

カラダに良さそうなお味でした(笑)

地のものにトライするのも、旅の楽しみのひとつです

 

続いて、島の北部・海岸沿いにある天然の塩田へ。

◎ソルトパン

強い日差しのもとで作られるゴゾ産の塩は、大粒で粗削りなのが特徴です。

 

写真映えする美しい風景が広がります。

 

 

ランチのため訪れたのは マルサルフォルン。夏場は多くの人でにぎわうリゾート地です。

海がとってもキレイです

 

 

↓ こちらのレストランで食事しました。

■Murella

フィッシュスープ

たっぷりのムール貝、魚からいいおダシが

米も入っていて、これだけでけっこうお腹いっぱいになります

 

『ランプーキ(Lampuki)』のフライ

英語でドルフィンフィッシュ(日本語だとシイラ)とも呼ばれています。

最初「ドルフィン」の部分が薄っすらとしか聞き取れず、

え、え、イルカの類なの‥ とドキドキしましたが‥(笑)

身がやわらかなおいしいお魚でした!こちらではポピュラーだそうです。

 

海辺の町なので、ここではやはりシーフード料理がおすすめです

 

 

自然豊かでのんびり過ごせるゴゾ島。

マルタ島とはまた違った魅力があるステキな島でした

 

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シチリア・マルタ視察【マルタ編】①

2019-11-30 15:22:24 | シチリア・マルタ2019

シチリア・マルタ視察、今回より【マルタ編】です‼

バトンタッチで佐藤(友) がレポートします。

 

マルタの滞在は実質2日間、かなり駆け足なスケジュールではありましたが‥

<マルタ島><ゴゾ島>のパートに分け、現地の様子をお伝えしていきたいと思います

 

★☆★ マルタの導入編はコチラをご覧ください↓ ★☆★

シチリア・マルタ視察【導入編】 - 旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

 

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<マルタ島>

 

 漁村の町 マルサシュロック

マルタ最大の漁村の町で、新鮮なシーフード料理のレストランも多数あります。

今回案内してくださった現地オペレーターの方も

「シーフードを食べるならマルサシュロックね!」と言っていました

 

◎サンデーマーケット

マルサシュロック湾沿いで毎週日曜日の午前にマーケットが開催されています。

この日はちょうど日曜日。マーケットの様子をのぞいてみました。

魚、野菜、フルーツをはじめ、お菓子やはちみつ、ジャムなどの食品、

手編みのレース製品や日用品など‥ あらゆるものが売っていました。

地元の方、観光客もたくさん来ていてにぎわっていましたが、

この日は風がかなり強く、海水が歩道にまで押し寄せていたので

店の列は普段の半分ほど、ということでした。

↑ こんな状況。。歩道が海水で浸っているのがお分かりでしょうか(笑)

(ベンチ前より右側が海です)

 

ちなみに、マルサシュロックでは『ルッツ』と呼ばれる伝統的な漁船を見ることができます。

あいにく逆光で伝わりにくいのですが‥

カラフルな色合いが実にかわいい~

日焼けによる劣化を防ぐために色が塗られているそうです。

 

 

ブルーグロット(青の洞門)

長い年月、波と風によって削られながら自然にできた美しいアーチが見事です

マルタの観光スポットとして人気があり、私もボートで洞窟内に入ることを楽しみにしていたのですが‥

 

この日は風が強すぎてボートは運休とのこと 

 

太陽の光が洞門内に差し込むと、様々な青色に輝きとってもキレイだそうです。

ぜひこの目で見たかった‥‥

 

でも

上からの眺めだけでも十分感動の美しさです

岩肌に打ちつける荒々しい白波(笑)が、それはそれでキレイでした

 

ちなみに、ボートは9人乗りで、1周 約25~30分をかけて遊覧します。

チケット売り場とボート乗り場の様子(閑散としてますが‥)

 

イムディーナ / ラバト / モスタ 

イムディーナは、かつて首都だった城塞の町。中世の雰囲気が今も残っています。

イムディーナへの入り口 メインゲート

 

町の中を馬車に乗って観光することもできます

 

ハニーカラーで統一された町並み

 

大聖堂

 

イムディーナグラスのお店

 

路地裏がすごく良い雰囲気を醸し出していて、いちいちカメラを構えてしまいます。

『静寂の町』と称されるように、路地に入り込むと余計な音がまったく聞こえてきません。

自分の足音だけが響きます

 

ドアノブもひとつひとつデザインが異なっていて、お気に入りを見つけるのも楽しそうです。

 

ここでちょっとブレイク

イムディーナに行くなら必ず行くべきとも言われる、超有名なカフェ『フォンタネッラ』へ。

かわいい看板が出ています

 

◎Fontanella Tea Garden(フォンタネッラ ティーガーデン)

眺めがサイコーです

 

名物のチョコレートケーキ。

シンプルなクラシックチョコレートケーキをいただきました。

ビジュアルからの印象よりは甘さ控えめで、けっこうイケちゃいます!紅茶との相性も◎

とは言え、ボリュームがあるので2人で1つくらいが丁度いいかもしれません。

 

トコトコ歩き続け、城塞の外につながる小さなトンネルを抜けると、ラバトの町につながります。

地下墓地や聖パウロ教会などの見どころがあり、

レストランや、ファストフードの定番『パスティッツィ』の人気店もあります。

ラバトの町並み

 

◎モスタドーム

イムディーナから車で約20分ほど北にあがったモスタという町の中心にある教会『モスタドーム』。

第2次世界大戦中、空爆で落とされた爆弾がこのドームを貫きましたが、なんと爆発せずに、

中にいた人々に被害が及ばなかったことから、『奇跡のドーム』とも称されています

 

世界で3番目に大きいドーム型教会です。

目いっぱいかがんでも、上から下まで全部をカメラのフレームにおさめることが難しいほど大きなドーム‥

圧巻の大きさと美しさに感動です

 

 

 

ヴァレッタ

マルタ共和国の首都であり、世界遺産の要塞都市 ヴァレッタ

中央をまっすぐ延びるリパブリック通りを中心に、きれいに整頓された町並みです。

お土産として人気のシルバーアクセサリーのお店もありました。

マルタクロスがモチーフとなったかわいいネックレスやブレスレットは

旅の記念にいいかもしれません

 

 

張り出した窓がカラフルでかわいいです

 

◎聖ヨハネ大聖堂

カラヴァッジョ作「洗礼者聖ヨハネの斬首」は必見です

入場料に含まれるオーディオガイドには日本語もありました。

 

オーベルジュ・ドゥ・カスティーユ(首相官邸)

 

◎アッパー・バラッカ・ガーデン

 

冷戦終結に至ったマルタ会談 記念の碑

 

ここからグランド・ハーバーと対岸の スリーシティーズ が一望できます。

 

スリーシティーズ

ヴィットリーオーザ、セングレア、コスピークワ

この3つの街の総称が、その名のとおり スリーシティーズ です。

 

今回は残念ながら、町中を散策する時間が取れなったのですが、

ヴィットリーオーザのカルカーラという町にある英連邦海軍墓地内の

旧日本海軍戦没者墓地にだけ立ち寄りました。

 

◎旧日本海軍戦没者墓地

第1次世界大戦当時、同盟関係を結んでいた英国を援護するため、旧日本海軍は地中海に艦隊を派遣、

任務にあたっていた戦没者がここに眠っているとのことです。

 

 

スリーシティーズの町は車窓から眺めただけなのですが、

静かで落ち着いた町、のんびり散策したいな~という印象を受けました

 

スリーマ / セント・ジュリアン

ホテル、レストランが点在し、活気あふれる便利なエリアです。

「Bay Street Shopping Complex」や「The Point」などのショッピングモール、スーパー、

みやげ店があり、お買い物が楽しめます。

海沿いのレストランで、海を眺めながらの食事もいいですね

ヒルトン、ウェスティンなど、設備も充実したリゾートホテルも揃っています。

スリーマ側から見た対岸のヴァレッタの夕景

 

ヴァレッタとスリーマの間は30分ごとに船が運航しています。移動に便利ですね~

 

セント・ジュリアンのバー・クラブが連なるエリアは、夜になるとネオンがギラギラ、パーティー・ナイト化します(笑)

(騒々しいのが苦手な方は避けて通った方がいいかもしれません)

 

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さて、旅の楽しみのひとつといえば、やっぱり食事

マルタ島内で訪れたレストランをご紹介します

 

■The Medina Restaurant (イムディーナ)

(写真右)チーズとソーセージのプレート

(写真左)ボッタルガ(からすみ)のタリアテッレ

ゴゾの特産・ゴゾチーズは、新鮮さを保つため酢に漬けるそうで、独特の酸味があります。

 

メインはポーク、鮮魚(その日のおすすめ)のグリル

数名でシェアしましたが、かなりのボリュームです!

 

■Madoka(セント・ジュリアン)

日本食レストランです。シチリアから続く視察の終盤、日本食が恋しくなり伺いました。

 

お刺身 とっても新鮮でおいしかったです

 

まさかマルタでお好み焼きを食べることになるとは思っていませんでしたが(笑)

久々のソース味に感動

本格的でこちらもおいしくいただきました!

ラーメン、うどんなどもあり、日本食で落ち着きたくなった時におすすめのお店です。

 

■CAVIAR & BULL  (セント・ジュリアン)

コリンシアホテル内にあるレストランです。

店名のとおり、キャビアと牛肉を中心とした料理をいただけます。

お気に入りの一品。和牛のカルパッチョ

 

フィレステーキ

デザートのレモン・フォンダン(写真上)は、

中がトロ~っとしてほんのりあったかく、上品な甘さ&レモンのさっぱり感が絶妙でした

 

店内はディナー時ということで照明を落としてあり、やや暗めの雰囲気でしたが、

スタッフはとても感じが良く、気持ちよく食事ができました。

 

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次は<ゴゾ島>編に続きます~

 

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シチリア・マルタ視察【シチリア編】④タオルミーナ/カターニャ

2019-11-26 17:44:27 | シチリア・マルタ2019

こんにちは、スペースワールドの佐藤(佑)です

ついに視察のシチリア部分、最後となりました。

シラクーサを出発し、車で1時間半ほどのタオルミーナ

 

タオルミーナは、映画「グラン・ブルー」のロケ地です。

まずはタウロ山にある洞窟の聖母マリア教会(Madonna della Rocca)と、そこからの眺めを

 

 

本来ならエトナ山が!!!見えるはずなのですが!!!!

生憎のお天気で見えませんでした・・・

 

撮った場所が違いますが、現地の方にいただいた、お天気の時の写真も載せておきます

後ろにうっすら見えるのがエトナ山です

 

タオルミーナの街側はこんな感じです

 

洞窟の聖母マリア教会(Madonna della Rocca)の中は、天井がむき出しの岩で、

ここもまた面白いので、是非入ってみてください。

 

町の中心地へ下り、散策

 

◎ウンベルト通り

町のメインストリートで、賑わっています。お店もたくさん連なっています。

カターニャ門から、メッシーナ門に向かって歩きました。

 

・大聖堂

・4月9日広場

↑先ほどの写真の高台の教会は、後ろにある向かって左側の山の頂上あたりです。

 

4月9日広場のそばに、ものすごく細い道がありました。

その道の名前は『VICOLO STRETTO』、イタリア語で『狭い路地』です。そのまんまですね

ウンベルト通りの様子

 

 

◎オデオン

ローマ時代の小さな劇場の遺跡です。

 

◎ギリシア劇場

タオルミーナ最大の見所といえます。シラクーサに次いでシチリア第2の規模。

現在でも夏に催しがあるため、きれいに整備されています。

 

◎イゾラ・ベッラ

映画「グラン・ブルー」にも出てきます。

高台から見ると美しい曲線の入り江も一緒に見れます。

※Via Luigi PirandelloとVia Guardiola Vecchiaが交わる?というか分岐する?あたりに

この角度の写真が撮れる見晴らし台がありますよ

最後までエトナ山は見えませんでしたが、最後は少し晴れ間が出て、すごくきれいな海でした。

 

そのほか、「グラン・ブルー」のロケ地としては

5つ星のサン ドメニコ パレス」というホテルがありますが、

こちらは生憎大規模な改修中です

今年オープン予定でしたが、工事がのびのび(イタリアあるある!)で、

いまだ工事中です。。

また、ジャン・レノが演じるエンゾや主人公のジャックたちが海鮮パスタを食べていたのは、

岬にあるホテルに併設のレストランです。

残念ながら冬季は閉まっているだろうとのことで行けませんでしたが、

夏場に行かれる場合は景色もいいので、行ってみるといいかもしれません

 

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現地の方に美味しいグラニータのお店を教えていただいたので行ってみました。

★Bam Bar 

グラニータはイタリア風のカキ氷です。ジェラートよりさっぱりしています。

2017年、タオルミーナでG7が行われた際に安倍首相も訪れた有名店です。

店内は広くないですが、内装がすごくかわいいです!

夏場はすっごく混雑してゆっくりできないかもしれませんが、

是非さっぱりとしたグラニータを味わってみてください

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タオルミーナを後にして、シチリア最後はカターニャです

カターニャもバロック都市として世界遺産に登録されています。

また、国際線も発着する空港があり、パレルモに次いで2番目に大きな町です。

カターニャに到着したとき、また町の雰囲気が少し違って、何となく(かっこいい町だな~)と思ったのですが、

エトナ山の溶岩が使われている建物があり、その灰色や黒っぽい部分がかっこよさの正体だったみたいです

 

◎ドゥオーモ(サンタ・アガタ大聖堂)

溶岩の灰色と華やかなバロックのデザインの外観が素敵です。

 

中にはカターニャ出身有名作曲家ベッリーニのお墓があります。

 

◎ドゥオーモ広場

右下は町のシンボル【象の噴水】。この象は溶岩で出来ています。

 

◎コッレッジャータ聖堂

 

◎エトネア通り

COINやRINASCENTEというデパートがあり、大きい町に来た!感があります。

 

◎ステシーコロ広場

ベッリーニの記念碑があります。

 

◎円形闘技場

紀元前2世紀のローマの円形劇場です。

ステシーコロ広場の地下部分に広がっていて、一部分だけむき出しになっています。

賑わう街中の広場に急に現れる、不思議な光景です

 

 

歩き疲れたらカフェへ!ということで、

カターニャで人気のお菓子屋さんに行きました。

★Pasticceria Savia

エトネア通りにあります。

ショーケースの中にたくさんのケーキ!お菓子!そしてアランチーノ!

カフェスペースもありますのでゆっくりできますよ

http://www.savia.it/

Via Etnea, 302/304
Via Umberto, 2/4/6
95100 CATANIA

 

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これにてシチリアの視察は終わりです。

この後はカターニャ空港からマルタへ

マルタ編は佐藤(友)よりお届けします

 

見所が多いシチリア、この日数ではかなり駆け足でした。

ここまで読んでいただいたら分かると思いますが(笑)、

またゆっくり行きたいな~と思える、とっても魅力的なところでした

 

それでは、マルタ編へ

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シチリア・マルタ視察【シチリア編】③ラグーサ/ノート/シラクーサ

2019-11-26 17:43:55 | シチリア・マルタ2019

こんにちは!

スペースワールドの佐藤(佑)です。

4日目はラグーサの観光からスタート

ラグーサの町は、モディカと同じように「上の町」と「下の町」の2つのエリアに分かれています。

そもそも山の上にあるので、「下の町」でも十分高く、とてもきれいな景色が最大の見所です。

今回は下の町であるイブラ地区に泊まり、イブラの町を散策しました。

 

◎イブレオ庭園

イブラ地区の東端にあります。朝からすがすがしい気分になりますね

庭園からの景色/庭園の入り口にあるサン・ドメニコ教会

 

◎サン・ジュゼッペ教会/サン・ジョルジョ教会

◎街並み

こじんまりしてのんびりした雰囲気、すごく気に入りました

上の町(スペリオーレ)からイブラへ下っていくところに、イブラを一望できるフォトスポットがあります。

お天気にも恵まれ、最高の景色を見ることができました

 

ラグーサを出発して1時間ほどで、次の目的地のノートに到着

こちらもモディカ、ラグーサと同じ世界遺産のバロック都市です。

町の東側のレアーレ門から、メインの「ヴィットーリオ・エマヌエーレ通り」を進みます。

◎レアーレ門

◎サン・フランチェスコ・アッリンマコラータ教会

一瞬これがカテドラーレ(町で一番大きな教会)かと思うほど立派な階段と入り口でした。

◎ドゥチェツィオ館(市庁舎)

◎カテドラーレ

静かで堂々とした雰囲気、入り口につながる階段がいっそう荘厳さを演出しています。

内部は比較的新しく、すっきりしています。

◎サンタ・キアラ教会

この教会の屋上から、カテドラーレや市庁舎など、町が見渡せます。

やっぱりカテドラーレとその前の階段はすごい存在感です。

教会の内部もきれいでした。

◎二コラチ通り

ヴィットーリオ・エマヌエーレ通りから右手側に伸びる道です。

手前の方に写真がありますが、毎年5月の第3週の週末に開催される「インフィオラータ」という花祭りがあり、

このニコラチ通りには花の絨毯で美しく彩られます。

◎サン・ドメニコ教会

◎街並み

 

 

 

 

 

ノートからさらに車で45分ほど、次はシラクーサに向かいます。

シラクーサも世界遺産に登録されています。

列車の駅や遺跡のあるエリア(新市街)と、オルティージャ島に分かれています。

オルティージャ島のほうが、ドゥオーモ(大聖堂)もあり中心(旧市街)となります。

島といっても橋でつながっているので、実際島という感じはあまりしません。

 

シラクーサは歴史的にすごく重要な都市です。

数ある地中海の古代ギリシャ植民都市の中でも、最も繁栄した都市国家といえるのがシラクーサです。

実は、かの有名な【アルキメデス】はシラクーサ出身なんですよ

数学者、物理学者、発明家、哲学科・・・といろいろな肩書をもつアルキメデスですが、

シラクーサがカルタゴ対ローマポエニ戦争の舞台となってしまった際に、

アルキメデスが造った武器がローマ軍を苦しめることになります。

第一次ポエニ戦争の時にはローマ側と同盟を結んでいたので、本当はローマのために作った武器だったのですが、

第二次ポエニ戦争になるとハンニバル率いるカルタゴ側につくこととなったため、

対ローマでアルキメデスの武器を使うことになってしまったのです

結局この戦いではローマ軍が勝利を収め、シラクーサはローマの属州となりました。

因みにアルキメデスは、手違いでローマ軍に殺されてしまったのでした・・・

 

なぜこんなに詳しく説明したかというと、、!

視察に行く前に、社内でこの部分を詳しく描いた漫画を購入した者がおり、

それをお借りして読んだからです

昨年チュニジアにも行った私としてはとても興味深いストーリーでした!!

 

カルタゴやポエニ戦争については昨年書いたチュニジアの視察レポートでも少し触れてますので、

もしよかったら合わせてご覧くださいませ

OGPイメージ

チュニジア視察 ②カルタゴ~シディ・ブ・サイド - 旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドの佐藤です♪チュニジア視察レポート第二弾は、<カルタゴ>と<シディ・ブ・サイド>です。その前に今回利用したカタール航空の話で...

チュニジア視察 ②カルタゴ~シディ・ブ・サイド - 旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

 

ローマの属州になった後は、その地位をパレルモに奪われるまで、

しばらくシチリア島での首都という立ち位置でした。

 

前置きが長くなってしまいましたが、まずは遺跡観光から

◎ネアポリス考古学公園

ギリシア劇場

すごい大きいです。海も見えて壮観です!

シチリアの現存する2つのギリシア劇場のうちの一つ(もう一つはタオルミーナ)です。

今でもイベントとかで演劇やオペラを上演したりするみたいです。

遠くに見える円錐は、「マドンナ・デッレ・ラクリメの聖所記念堂」です。

ディオニュシオスの耳

入り口が大きな耳の形をした人工洞窟です。洞窟の高さは23メートルとのこと。

 

時の君主ディオニシオス(「走れメロス」に出てくる暴君だそうです)が、

ろう獄として使用し、捕虜の会話を盗み聞きしていたという伝説から、

有名な画家カラヴァッジョがディオニュシオスの耳と名付けたそうです。

確かに洞窟の外からでも中にいる人たちの話し声が良く聞こえてきます。

↑中はこんな感じです

古代ローマの円形闘技場

円形闘技場といえば、まず頭に浮かぶのはやはりローマのコロッセオでしょうか。

こちらは3~4世紀ごろにつくられた、シチリアで最も大きい円形闘技場です。

今は自然と同化していますが、当時はここで剣闘士(グラディエーター)同士の戦いや、

猛獣との闘いが行われていたのですね。。。

現代では考えられませんが、当時はこれが人気の娯楽だったのです。

去年はチュニジアのエル・ジェムで同じく古代ローマの円形闘技場を見ましたが、

それとは違い、草木が生い茂る感じが年月を感じさせ、これはこれで風情があります。

↓ エルジェムの記事はこちら ↓

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チュニジア視察 ⑦マトマタ~エル・ジェム~スース~チュニス - 旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

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遺跡を観光した後、町としてのメインであるオルティージャ島へ。

◎ドゥオーモ広場とドゥオーモ(大聖堂)

広々として開放感のあるバロック様式の美しい広場でも、

ひときわ存在感があります。

このドゥオーモ広場に先ほど「ディオニュシオスの耳」の命名者として登場した

画家カラヴァッジョの絵が飾られる教会がありますが、

入館時間に間に合わず入れませんでしたいつか必ず!

 

◎アレトゥーザの泉

◎アポロ神殿

◎アルキメデス広場とアルテミスの噴水(昼と夜)

◎街並みと海の景色

趣のある道やきれいに整備された道のバランスが良く、また海に囲まれて景色がいいので

歩くのが楽しい町でした

 

さて、久々のグルメ編です。

★Condorelli

ドゥオーモ広場に面するカフェ・バーです。

テラスが出ていて、ドゥオーモを眺めながらお茶できます。

ジェラートがおいしく、中で売っているお菓子はお土産にもぴったりです。

 

★Ristorante Don Camillo(ドン・カミッロ)

言わずと知れた有名店です。落ち着いていて内装が素敵

特にドレスコードはないですが、何となく少しオシャレしていきたい雰囲気です。

ホールスタッフの皆さんのサービスも、感じが良かったのが印象的でした

日祝休みのようなのでご注意ください

Via della Maestranza, 96, 96100 Siracusa 

https://www.ristorantedoncamillosiracusa.it/

 

 

ドン・カミッロで満たされた後に、ドゥオーモ広場に行ったら

ドゥオーモがギリシャ神殿のようにライトアップされていました。

夜の広場も素敵でした

 

翌朝、市場を散策しました。

そんなに大規模ではないですが、人々が集まっていて活気がありました。

お魚さんがいっぱいいましたよ

賑やかなシラクーサを後にして、シチリア最終日は

あと残すころタオルミーナとカターニャです

 

続く!

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シチリア・マルタ視察【シチリア編】②アグリジェント/ピアッツァ・アルメリーナ/モディカ

2019-11-26 17:43:16 | シチリア・マルタ2019

 こんにちは

スペースワールドの佐藤(佑)です。

3日目は前日夜に到着したアグリジェントの遺跡観光から

神殿の谷(Valle dei Templi)と言われ、世界遺産に登録されています。

アグリジェントの町は、紀元前6世紀ごろからギリシャ人によって築かれ、植民都市として繁栄しました。

神殿の谷には、その時代に建てられた5つのギリシャ神殿の遺跡があります。

 

◎ジュノーネ・ラチニア(ヘラ)神殿

 神殿の谷で最も東にあります。

ギリシャ神話の最高神ゼウスの正妻ヘラに捧げられていました。

紀元前460~440年に建設されたとのこと。

紀元前406年のカルタゴからの進攻と、中世に起きた地震の被害で全壊し、

現在では25本の柱が残っています。

 

 

◎コンコルディア神殿

 

神殿の谷の象徴的な存在、一番の見所といえます。

この保存状態、お見事!といったところでしょうか。

『でーーーん』という効果音が頭の中に浮かびました。笑

紀元前450~440年頃の建設で、アテネのパルテノン神殿とほぼ同時期だそうです。

ローマ神話の平和・調和の女神コンコルディアに捧げられたことになっています。

 

 

手前に置かれているのは、現代彫刻の『イカロス』の像です。

なぜ遺跡の中に現代彫刻が…とも思い調べてみました。

ギリシャ神話に登場するイカロスの物語では、父ダイダロスとともにギリシャのクレタ島で幽閉されてしまい、

脱出するために蝋で羽を作って飛び立ちます。

父ダイダロスに、太陽に近づきすぎるなと言われていたにも関わらず、飛ぶのが楽しくなり、

太陽に近づきすぎて翼が溶けて、落ちてしまいます。

一方、父ダイダロスは無事に海を渡り、たどり着いたのがシチリア島とのことなのです。

しかもそれがアグリジェントの近くだったという話もあり、このような像が置かれたようです。

経緯が分かれば、まぁ納得・・・(?)ですかね。

 

◎エルコレ神殿(ヘラクレス神殿)

ギリシャ神話の英雄ヘラクレスに捧げられていた、紀元前520年頃建造されたアグリジェントで一番古い神殿です。

地震等で完全に倒壊していましたが、1924年にイギリス人の考古学者ハードキャッスル卿により一部が復元され、

現在の姿となったそうです。

 

 

ちなみにハードキャッスル卿の邸宅が神殿のすぐそばにあります。

 

遺跡からは海も見えますよ

 

クルクルとした角の特徴的なヤギちゃんもいます

 

あとの2つの神殿は今回割愛してしまいましたが、

時間がある方は是非見に行ってください

 

 

屋外で神殿の遺跡を見学した後は、考古学博物館に行きました。

博物館には、神殿の谷や近郊から出土した考古学の品々が展示されています。

中でも有名なのが、吹き抜けになっているホールのようなところに置かれている、

ジョーヴェ・オリンピコ神殿を飾っていた人型の柱『テラモーネ』です。

柱だった雰囲気がわかるよう、立てて展示してありますが、すごく大きいです!

足元にあるグランドピアノがすごく小さく見えます

 

 

  

 

さて、アグリジェントを後にして、次に向かった先はピアッツァ・アルメリーナです。

ここでは世界遺産に登録されている『カサーレの古代ローマの別荘』を見学。

4世紀頃に、当時のローマ西部を治めたマクシミアヌスという皇帝の別荘として建てられたとか、

貴族たちの別荘だったとか、諸説あります。

なんといっても広い敷地に広がる床のモザイクが圧倒的な見どころです。

大小たくさんの部屋があり、それぞれ用途によっていろいろなデザインがされています。

 

中でも有名なのが、この2つです。

 

◎ビキニの少女

下段中央の草の冠を被った少女がスポーツ大会?の勝者のようです。

 

◎大狩猟の廊下

すごく長くて、絵巻のようになっています。超大作。65メートルぐらいあるらしいです。

 

他にもたくさんのお部屋があります

遠目から見たら絵に見えるような精巧さです。

なにより1700年も前のものとは到底思えない保存状態のよさ一見の価値ありです

別荘の周りは緑豊かで癒されます

 

お次は、世界遺産『ノート渓谷のバロック都市』の8つの都市うちの一つ、モディカという街に行きます。

(モディカ以外では、今回ラグーサ、ノート、カターニャも後ほど訪れます。 )

 

モディカは、「モディカチョコ」という街の名前が付いたチョコレートが有名!

このチョコレートの特徴は、、口の中で・・・・・溶けないっっ

シチリアがスペインの支配下だった時代にシチリアに持ち込まれた、

古代アステカ文明が由来の製法で作られているそうです。

バターやミルクを入れず、カカオと砂糖だけで出来ているため、ジャリジャリとした独特の触感になっています。

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【ANTICA DOLCERIA BONAJUTO】

Corso Umberto I, 159 - 97015 Modica (RG)

https://www.bonajuto.it/en/

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1880年創業、シチリアで最も古いといわれるチョコレート工房の老舗です。

ベーシックな板チョコはカラフルなパッケージ

オレンジ、レモン、ジンジャー、シナモンなど、色々なフレーバーのチョコレートを売っていました。

モディカチョコ自体は日本でも手に入りますので、気になる方はお試しあれ

 

モディカは町が丘の上(アルタ)の部分と下(バッサ)の部分の2つに分かれています。

 

◎下(バッサ)のドゥオーモ(=町の中心となる教会)の『サン・ピエトロ教会』

バッサからみたアルタの町

 

◎上(アルタ)のドゥオーモ『サンジョルジョ教会』

 

 

モディカに到着した時には日が暮れていたので、昼間の景色はみられませんでしたが、

夜景もとってもきれいです

 

この後はラグーサに宿泊です

続く!

 

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