旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

シチリア・マルタ視察【シチリア編】③ラグーサ/ノート/シラクーサ

2019-11-26 17:43:55 | シチリア・マルタ2019

こんにちは!

スペースワールドの佐藤(佑)です。

4日目はラグーサの観光からスタート

ラグーサの町は、モディカと同じように「上の町」と「下の町」の2つのエリアに分かれています。

そもそも山の上にあるので、「下の町」でも十分高く、とてもきれいな景色が最大の見所です。

今回は下の町であるイブラ地区に泊まり、イブラの町を散策しました。

 

◎イブレオ庭園

イブラ地区の東端にあります。朝からすがすがしい気分になりますね

庭園からの景色/庭園の入り口にあるサン・ドメニコ教会

 

◎サン・ジュゼッペ教会/サン・ジョルジョ教会

◎街並み

こじんまりしてのんびりした雰囲気、すごく気に入りました

上の町(スペリオーレ)からイブラへ下っていくところに、イブラを一望できるフォトスポットがあります。

お天気にも恵まれ、最高の景色を見ることができました

 

ラグーサを出発して1時間ほどで、次の目的地のノートに到着

こちらもモディカ、ラグーサと同じ世界遺産のバロック都市です。

町の東側のレアーレ門から、メインの「ヴィットーリオ・エマヌエーレ通り」を進みます。

◎レアーレ門

◎サン・フランチェスコ・アッリンマコラータ教会

一瞬これがカテドラーレ(町で一番大きな教会)かと思うほど立派な階段と入り口でした。

◎ドゥチェツィオ館(市庁舎)

◎カテドラーレ

静かで堂々とした雰囲気、入り口につながる階段がいっそう荘厳さを演出しています。

内部は比較的新しく、すっきりしています。

◎サンタ・キアラ教会

この教会の屋上から、カテドラーレや市庁舎など、町が見渡せます。

やっぱりカテドラーレとその前の階段はすごい存在感です。

教会の内部もきれいでした。

◎二コラチ通り

ヴィットーリオ・エマヌエーレ通りから右手側に伸びる道です。

手前の方に写真がありますが、毎年5月の第3週の週末に開催される「インフィオラータ」という花祭りがあり、

このニコラチ通りには花の絨毯で美しく彩られます。

◎サン・ドメニコ教会

◎街並み

 

 

 

 

 

ノートからさらに車で45分ほど、次はシラクーサに向かいます。

シラクーサも世界遺産に登録されています。

列車の駅や遺跡のあるエリア(新市街)と、オルティージャ島に分かれています。

オルティージャ島のほうが、ドゥオーモ(大聖堂)もあり中心(旧市街)となります。

島といっても橋でつながっているので、実際島という感じはあまりしません。

 

シラクーサは歴史的にすごく重要な都市です。

数ある地中海の古代ギリシャ植民都市の中でも、最も繁栄した都市国家といえるのがシラクーサです。

実は、かの有名な【アルキメデス】はシラクーサ出身なんですよ

数学者、物理学者、発明家、哲学科・・・といろいろな肩書をもつアルキメデスですが、

シラクーサがカルタゴ対ローマポエニ戦争の舞台となってしまった際に、

アルキメデスが造った武器がローマ軍を苦しめることになります。

第一次ポエニ戦争の時にはローマ側と同盟を結んでいたので、本当はローマのために作った武器だったのですが、

第二次ポエニ戦争になるとハンニバル率いるカルタゴ側につくこととなったため、

対ローマでアルキメデスの武器を使うことになってしまったのです

結局この戦いではローマ軍が勝利を収め、シラクーサはローマの属州となりました。

因みにアルキメデスは、手違いでローマ軍に殺されてしまったのでした・・・

 

なぜこんなに詳しく説明したかというと、、!

視察に行く前に、社内でこの部分を詳しく描いた漫画を購入した者がおり、

それをお借りして読んだからです

昨年チュニジアにも行った私としてはとても興味深いストーリーでした!!

 

カルタゴやポエニ戦争については昨年書いたチュニジアの視察レポートでも少し触れてますので、

もしよかったら合わせてご覧くださいませ

OGPイメージ

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ローマの属州になった後は、その地位をパレルモに奪われるまで、

しばらくシチリア島での首都という立ち位置でした。

 

前置きが長くなってしまいましたが、まずは遺跡観光から

◎ネアポリス考古学公園

ギリシア劇場

すごい大きいです。海も見えて壮観です!

シチリアの現存する2つのギリシア劇場のうちの一つ(もう一つはタオルミーナ)です。

今でもイベントとかで演劇やオペラを上演したりするみたいです。

遠くに見える円錐は、「マドンナ・デッレ・ラクリメの聖所記念堂」です。

ディオニュシオスの耳

入り口が大きな耳の形をした人工洞窟です。洞窟の高さは23メートルとのこと。

 

時の君主ディオニシオス(「走れメロス」に出てくる暴君だそうです)が、

ろう獄として使用し、捕虜の会話を盗み聞きしていたという伝説から、

有名な画家カラヴァッジョがディオニュシオスの耳と名付けたそうです。

確かに洞窟の外からでも中にいる人たちの話し声が良く聞こえてきます。

↑中はこんな感じです

古代ローマの円形闘技場

円形闘技場といえば、まず頭に浮かぶのはやはりローマのコロッセオでしょうか。

こちらは3~4世紀ごろにつくられた、シチリアで最も大きい円形闘技場です。

今は自然と同化していますが、当時はここで剣闘士(グラディエーター)同士の戦いや、

猛獣との闘いが行われていたのですね。。。

現代では考えられませんが、当時はこれが人気の娯楽だったのです。

去年はチュニジアのエル・ジェムで同じく古代ローマの円形闘技場を見ましたが、

それとは違い、草木が生い茂る感じが年月を感じさせ、これはこれで風情があります。

↓ エルジェムの記事はこちら ↓

OGPイメージ

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遺跡を観光した後、町としてのメインであるオルティージャ島へ。

◎ドゥオーモ広場とドゥオーモ(大聖堂)

広々として開放感のあるバロック様式の美しい広場でも、

ひときわ存在感があります。

このドゥオーモ広場に先ほど「ディオニュシオスの耳」の命名者として登場した

画家カラヴァッジョの絵が飾られる教会がありますが、

入館時間に間に合わず入れませんでしたいつか必ず!

 

◎アレトゥーザの泉

◎アポロ神殿

◎アルキメデス広場とアルテミスの噴水(昼と夜)

◎街並みと海の景色

趣のある道やきれいに整備された道のバランスが良く、また海に囲まれて景色がいいので

歩くのが楽しい町でした

 

さて、久々のグルメ編です。

★Condorelli

ドゥオーモ広場に面するカフェ・バーです。

テラスが出ていて、ドゥオーモを眺めながらお茶できます。

ジェラートがおいしく、中で売っているお菓子はお土産にもぴったりです。

 

★Ristorante Don Camillo(ドン・カミッロ)

言わずと知れた有名店です。落ち着いていて内装が素敵

特にドレスコードはないですが、何となく少しオシャレしていきたい雰囲気です。

ホールスタッフの皆さんのサービスも、感じが良かったのが印象的でした

日祝休みのようなのでご注意ください

Via della Maestranza, 96, 96100 Siracusa 

https://www.ristorantedoncamillosiracusa.it/

 

 

ドン・カミッロで満たされた後に、ドゥオーモ広場に行ったら

ドゥオーモがギリシャ神殿のようにライトアップされていました。

夜の広場も素敵でした

 

翌朝、市場を散策しました。

そんなに大規模ではないですが、人々が集まっていて活気がありました。

お魚さんがいっぱいいましたよ

賑やかなシラクーサを後にして、シチリア最終日は

あと残すころタオルミーナとカターニャです

 

続く!

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