旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

シチリア・マルタ視察【シチリア編】④タオルミーナ/カターニャ

2019-11-26 17:44:27 | シチリア・マルタ2019

こんにちは、スペースワールドの佐藤(佑)です

ついに視察のシチリア部分、最後となりました。

シラクーサを出発し、車で1時間半ほどのタオルミーナ

 

タオルミーナは、映画「グラン・ブルー」のロケ地です。

まずはタウロ山にある洞窟の聖母マリア教会(Madonna della Rocca)と、そこからの眺めを

 

 

本来ならエトナ山が!!!見えるはずなのですが!!!!

生憎のお天気で見えませんでした・・・

 

撮った場所が違いますが、現地の方にいただいた、お天気の時の写真も載せておきます

後ろにうっすら見えるのがエトナ山です

 

タオルミーナの街側はこんな感じです

 

洞窟の聖母マリア教会(Madonna della Rocca)の中は、天井がむき出しの岩で、

ここもまた面白いので、是非入ってみてください。

 

町の中心地へ下り、散策

 

◎ウンベルト通り

町のメインストリートで、賑わっています。お店もたくさん連なっています。

カターニャ門から、メッシーナ門に向かって歩きました。

 

・大聖堂

・4月9日広場

↑先ほどの写真の高台の教会は、後ろにある向かって左側の山の頂上あたりです。

 

4月9日広場のそばに、ものすごく細い道がありました。

その道の名前は『VICOLO STRETTO』、イタリア語で『狭い路地』です。そのまんまですね

ウンベルト通りの様子

 

 

◎オデオン

ローマ時代の小さな劇場の遺跡です。

 

◎ギリシア劇場

タオルミーナ最大の見所といえます。シラクーサに次いでシチリア第2の規模。

現在でも夏に催しがあるため、きれいに整備されています。

 

◎イゾラ・ベッラ

映画「グラン・ブルー」にも出てきます。

高台から見ると美しい曲線の入り江も一緒に見れます。

※Via Luigi PirandelloとVia Guardiola Vecchiaが交わる?というか分岐する?あたりに

この角度の写真が撮れる見晴らし台がありますよ

最後までエトナ山は見えませんでしたが、最後は少し晴れ間が出て、すごくきれいな海でした。

 

そのほか、「グラン・ブルー」のロケ地としては

5つ星のサン ドメニコ パレス」というホテルがありますが、

こちらは生憎大規模な改修中です

今年オープン予定でしたが、工事がのびのび(イタリアあるある!)で、

いまだ工事中です。。

また、ジャン・レノが演じるエンゾや主人公のジャックたちが海鮮パスタを食べていたのは、

岬にあるホテルに併設のレストランです。

残念ながら冬季は閉まっているだろうとのことで行けませんでしたが、

夏場に行かれる場合は景色もいいので、行ってみるといいかもしれません

 

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現地の方に美味しいグラニータのお店を教えていただいたので行ってみました。

★Bam Bar 

グラニータはイタリア風のカキ氷です。ジェラートよりさっぱりしています。

2017年、タオルミーナでG7が行われた際に安倍首相も訪れた有名店です。

店内は広くないですが、内装がすごくかわいいです!

夏場はすっごく混雑してゆっくりできないかもしれませんが、

是非さっぱりとしたグラニータを味わってみてください

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タオルミーナを後にして、シチリア最後はカターニャです

カターニャもバロック都市として世界遺産に登録されています。

また、国際線も発着する空港があり、パレルモに次いで2番目に大きな町です。

カターニャに到着したとき、また町の雰囲気が少し違って、何となく(かっこいい町だな~)と思ったのですが、

エトナ山の溶岩が使われている建物があり、その灰色や黒っぽい部分がかっこよさの正体だったみたいです

 

◎ドゥオーモ(サンタ・アガタ大聖堂)

溶岩の灰色と華やかなバロックのデザインの外観が素敵です。

 

中にはカターニャ出身有名作曲家ベッリーニのお墓があります。

 

◎ドゥオーモ広場

右下は町のシンボル【象の噴水】。この象は溶岩で出来ています。

 

◎コッレッジャータ聖堂

 

◎エトネア通り

COINやRINASCENTEというデパートがあり、大きい町に来た!感があります。

 

◎ステシーコロ広場

ベッリーニの記念碑があります。

 

◎円形闘技場

紀元前2世紀のローマの円形劇場です。

ステシーコロ広場の地下部分に広がっていて、一部分だけむき出しになっています。

賑わう街中の広場に急に現れる、不思議な光景です

 

 

歩き疲れたらカフェへ!ということで、

カターニャで人気のお菓子屋さんに行きました。

★Pasticceria Savia

エトネア通りにあります。

ショーケースの中にたくさんのケーキ!お菓子!そしてアランチーノ!

カフェスペースもありますのでゆっくりできますよ

http://www.savia.it/

Via Etnea, 302/304
Via Umberto, 2/4/6
95100 CATANIA

 

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これにてシチリアの視察は終わりです。

この後はカターニャ空港からマルタへ

マルタ編は佐藤(友)よりお届けします

 

見所が多いシチリア、この日数ではかなり駆け足でした。

ここまで読んでいただいたら分かると思いますが(笑)、

またゆっくり行きたいな~と思える、とっても魅力的なところでした

 

それでは、マルタ編へ

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シチリア・マルタ視察【シチリア編】③ラグーサ/ノート/シラクーサ

2019-11-26 17:43:55 | シチリア・マルタ2019

こんにちは!

スペースワールドの佐藤(佑)です。

4日目はラグーサの観光からスタート

ラグーサの町は、モディカと同じように「上の町」と「下の町」の2つのエリアに分かれています。

そもそも山の上にあるので、「下の町」でも十分高く、とてもきれいな景色が最大の見所です。

今回は下の町であるイブラ地区に泊まり、イブラの町を散策しました。

 

◎イブレオ庭園

イブラ地区の東端にあります。朝からすがすがしい気分になりますね

庭園からの景色/庭園の入り口にあるサン・ドメニコ教会

 

◎サン・ジュゼッペ教会/サン・ジョルジョ教会

◎街並み

こじんまりしてのんびりした雰囲気、すごく気に入りました

上の町(スペリオーレ)からイブラへ下っていくところに、イブラを一望できるフォトスポットがあります。

お天気にも恵まれ、最高の景色を見ることができました

 

ラグーサを出発して1時間ほどで、次の目的地のノートに到着

こちらもモディカ、ラグーサと同じ世界遺産のバロック都市です。

町の東側のレアーレ門から、メインの「ヴィットーリオ・エマヌエーレ通り」を進みます。

◎レアーレ門

◎サン・フランチェスコ・アッリンマコラータ教会

一瞬これがカテドラーレ(町で一番大きな教会)かと思うほど立派な階段と入り口でした。

◎ドゥチェツィオ館(市庁舎)

◎カテドラーレ

静かで堂々とした雰囲気、入り口につながる階段がいっそう荘厳さを演出しています。

内部は比較的新しく、すっきりしています。

◎サンタ・キアラ教会

この教会の屋上から、カテドラーレや市庁舎など、町が見渡せます。

やっぱりカテドラーレとその前の階段はすごい存在感です。

教会の内部もきれいでした。

◎二コラチ通り

ヴィットーリオ・エマヌエーレ通りから右手側に伸びる道です。

手前の方に写真がありますが、毎年5月の第3週の週末に開催される「インフィオラータ」という花祭りがあり、

このニコラチ通りには花の絨毯で美しく彩られます。

◎サン・ドメニコ教会

◎街並み

 

 

 

 

 

ノートからさらに車で45分ほど、次はシラクーサに向かいます。

シラクーサも世界遺産に登録されています。

列車の駅や遺跡のあるエリア(新市街)と、オルティージャ島に分かれています。

オルティージャ島のほうが、ドゥオーモ(大聖堂)もあり中心(旧市街)となります。

島といっても橋でつながっているので、実際島という感じはあまりしません。

 

シラクーサは歴史的にすごく重要な都市です。

数ある地中海の古代ギリシャ植民都市の中でも、最も繁栄した都市国家といえるのがシラクーサです。

実は、かの有名な【アルキメデス】はシラクーサ出身なんですよ

数学者、物理学者、発明家、哲学科・・・といろいろな肩書をもつアルキメデスですが、

シラクーサがカルタゴ対ローマポエニ戦争の舞台となってしまった際に、

アルキメデスが造った武器がローマ軍を苦しめることになります。

第一次ポエニ戦争の時にはローマ側と同盟を結んでいたので、本当はローマのために作った武器だったのですが、

第二次ポエニ戦争になるとハンニバル率いるカルタゴ側につくこととなったため、

対ローマでアルキメデスの武器を使うことになってしまったのです

結局この戦いではローマ軍が勝利を収め、シラクーサはローマの属州となりました。

因みにアルキメデスは、手違いでローマ軍に殺されてしまったのでした・・・

 

なぜこんなに詳しく説明したかというと、、!

視察に行く前に、社内でこの部分を詳しく描いた漫画を購入した者がおり、

それをお借りして読んだからです

昨年チュニジアにも行った私としてはとても興味深いストーリーでした!!

 

カルタゴやポエニ戦争については昨年書いたチュニジアの視察レポートでも少し触れてますので、

もしよかったら合わせてご覧くださいませ

OGPイメージ

チュニジア視察 ②カルタゴ~シディ・ブ・サイド - 旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドの佐藤です♪チュニジア視察レポート第二弾は、<カルタゴ>と<シディ・ブ・サイド>です。その前に今回利用したカタール航空の話で...

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ローマの属州になった後は、その地位をパレルモに奪われるまで、

しばらくシチリア島での首都という立ち位置でした。

 

前置きが長くなってしまいましたが、まずは遺跡観光から

◎ネアポリス考古学公園

ギリシア劇場

すごい大きいです。海も見えて壮観です!

シチリアの現存する2つのギリシア劇場のうちの一つ(もう一つはタオルミーナ)です。

今でもイベントとかで演劇やオペラを上演したりするみたいです。

遠くに見える円錐は、「マドンナ・デッレ・ラクリメの聖所記念堂」です。

ディオニュシオスの耳

入り口が大きな耳の形をした人工洞窟です。洞窟の高さは23メートルとのこと。

 

時の君主ディオニシオス(「走れメロス」に出てくる暴君だそうです)が、

ろう獄として使用し、捕虜の会話を盗み聞きしていたという伝説から、

有名な画家カラヴァッジョがディオニュシオスの耳と名付けたそうです。

確かに洞窟の外からでも中にいる人たちの話し声が良く聞こえてきます。

↑中はこんな感じです

古代ローマの円形闘技場

円形闘技場といえば、まず頭に浮かぶのはやはりローマのコロッセオでしょうか。

こちらは3~4世紀ごろにつくられた、シチリアで最も大きい円形闘技場です。

今は自然と同化していますが、当時はここで剣闘士(グラディエーター)同士の戦いや、

猛獣との闘いが行われていたのですね。。。

現代では考えられませんが、当時はこれが人気の娯楽だったのです。

去年はチュニジアのエル・ジェムで同じく古代ローマの円形闘技場を見ましたが、

それとは違い、草木が生い茂る感じが年月を感じさせ、これはこれで風情があります。

↓ エルジェムの記事はこちら ↓

OGPイメージ

チュニジア視察 ⑦マトマタ~エル・ジェム~スース~チュニス - 旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

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遺跡を観光した後、町としてのメインであるオルティージャ島へ。

◎ドゥオーモ広場とドゥオーモ(大聖堂)

広々として開放感のあるバロック様式の美しい広場でも、

ひときわ存在感があります。

このドゥオーモ広場に先ほど「ディオニュシオスの耳」の命名者として登場した

画家カラヴァッジョの絵が飾られる教会がありますが、

入館時間に間に合わず入れませんでしたいつか必ず!

 

◎アレトゥーザの泉

◎アポロ神殿

◎アルキメデス広場とアルテミスの噴水(昼と夜)

◎街並みと海の景色

趣のある道やきれいに整備された道のバランスが良く、また海に囲まれて景色がいいので

歩くのが楽しい町でした

 

さて、久々のグルメ編です。

★Condorelli

ドゥオーモ広場に面するカフェ・バーです。

テラスが出ていて、ドゥオーモを眺めながらお茶できます。

ジェラートがおいしく、中で売っているお菓子はお土産にもぴったりです。

 

★Ristorante Don Camillo(ドン・カミッロ)

言わずと知れた有名店です。落ち着いていて内装が素敵

特にドレスコードはないですが、何となく少しオシャレしていきたい雰囲気です。

ホールスタッフの皆さんのサービスも、感じが良かったのが印象的でした

日祝休みのようなのでご注意ください

Via della Maestranza, 96, 96100 Siracusa 

https://www.ristorantedoncamillosiracusa.it/

 

 

ドン・カミッロで満たされた後に、ドゥオーモ広場に行ったら

ドゥオーモがギリシャ神殿のようにライトアップされていました。

夜の広場も素敵でした

 

翌朝、市場を散策しました。

そんなに大規模ではないですが、人々が集まっていて活気がありました。

お魚さんがいっぱいいましたよ

賑やかなシラクーサを後にして、シチリア最終日は

あと残すころタオルミーナとカターニャです

 

続く!

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シチリア・マルタ視察【シチリア編】②アグリジェント/ピアッツァ・アルメリーナ/モディカ

2019-11-26 17:43:16 | シチリア・マルタ2019

 こんにちは

スペースワールドの佐藤(佑)です。

3日目は前日夜に到着したアグリジェントの遺跡観光から

神殿の谷(Valle dei Templi)と言われ、世界遺産に登録されています。

アグリジェントの町は、紀元前6世紀ごろからギリシャ人によって築かれ、植民都市として繁栄しました。

神殿の谷には、その時代に建てられた5つのギリシャ神殿の遺跡があります。

 

◎ジュノーネ・ラチニア(ヘラ)神殿

 神殿の谷で最も東にあります。

ギリシャ神話の最高神ゼウスの正妻ヘラに捧げられていました。

紀元前460~440年に建設されたとのこと。

紀元前406年のカルタゴからの進攻と、中世に起きた地震の被害で全壊し、

現在では25本の柱が残っています。

 

 

◎コンコルディア神殿

 

神殿の谷の象徴的な存在、一番の見所といえます。

この保存状態、お見事!といったところでしょうか。

『でーーーん』という効果音が頭の中に浮かびました。笑

紀元前450~440年頃の建設で、アテネのパルテノン神殿とほぼ同時期だそうです。

ローマ神話の平和・調和の女神コンコルディアに捧げられたことになっています。

 

 

手前に置かれているのは、現代彫刻の『イカロス』の像です。

なぜ遺跡の中に現代彫刻が…とも思い調べてみました。

ギリシャ神話に登場するイカロスの物語では、父ダイダロスとともにギリシャのクレタ島で幽閉されてしまい、

脱出するために蝋で羽を作って飛び立ちます。

父ダイダロスに、太陽に近づきすぎるなと言われていたにも関わらず、飛ぶのが楽しくなり、

太陽に近づきすぎて翼が溶けて、落ちてしまいます。

一方、父ダイダロスは無事に海を渡り、たどり着いたのがシチリア島とのことなのです。

しかもそれがアグリジェントの近くだったという話もあり、このような像が置かれたようです。

経緯が分かれば、まぁ納得・・・(?)ですかね。

 

◎エルコレ神殿(ヘラクレス神殿)

ギリシャ神話の英雄ヘラクレスに捧げられていた、紀元前520年頃建造されたアグリジェントで一番古い神殿です。

地震等で完全に倒壊していましたが、1924年にイギリス人の考古学者ハードキャッスル卿により一部が復元され、

現在の姿となったそうです。

 

 

ちなみにハードキャッスル卿の邸宅が神殿のすぐそばにあります。

 

遺跡からは海も見えますよ

 

クルクルとした角の特徴的なヤギちゃんもいます

 

あとの2つの神殿は今回割愛してしまいましたが、

時間がある方は是非見に行ってください

 

 

屋外で神殿の遺跡を見学した後は、考古学博物館に行きました。

博物館には、神殿の谷や近郊から出土した考古学の品々が展示されています。

中でも有名なのが、吹き抜けになっているホールのようなところに置かれている、

ジョーヴェ・オリンピコ神殿を飾っていた人型の柱『テラモーネ』です。

柱だった雰囲気がわかるよう、立てて展示してありますが、すごく大きいです!

足元にあるグランドピアノがすごく小さく見えます

 

 

  

 

さて、アグリジェントを後にして、次に向かった先はピアッツァ・アルメリーナです。

ここでは世界遺産に登録されている『カサーレの古代ローマの別荘』を見学。

4世紀頃に、当時のローマ西部を治めたマクシミアヌスという皇帝の別荘として建てられたとか、

貴族たちの別荘だったとか、諸説あります。

なんといっても広い敷地に広がる床のモザイクが圧倒的な見どころです。

大小たくさんの部屋があり、それぞれ用途によっていろいろなデザインがされています。

 

中でも有名なのが、この2つです。

 

◎ビキニの少女

下段中央の草の冠を被った少女がスポーツ大会?の勝者のようです。

 

◎大狩猟の廊下

すごく長くて、絵巻のようになっています。超大作。65メートルぐらいあるらしいです。

 

他にもたくさんのお部屋があります

遠目から見たら絵に見えるような精巧さです。

なにより1700年も前のものとは到底思えない保存状態のよさ一見の価値ありです

別荘の周りは緑豊かで癒されます

 

お次は、世界遺産『ノート渓谷のバロック都市』の8つの都市うちの一つ、モディカという街に行きます。

(モディカ以外では、今回ラグーサ、ノート、カターニャも後ほど訪れます。 )

 

モディカは、「モディカチョコ」という街の名前が付いたチョコレートが有名!

このチョコレートの特徴は、、口の中で・・・・・溶けないっっ

シチリアがスペインの支配下だった時代にシチリアに持ち込まれた、

古代アステカ文明が由来の製法で作られているそうです。

バターやミルクを入れず、カカオと砂糖だけで出来ているため、ジャリジャリとした独特の触感になっています。

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【ANTICA DOLCERIA BONAJUTO】

Corso Umberto I, 159 - 97015 Modica (RG)

https://www.bonajuto.it/en/

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1880年創業、シチリアで最も古いといわれるチョコレート工房の老舗です。

ベーシックな板チョコはカラフルなパッケージ

オレンジ、レモン、ジンジャー、シナモンなど、色々なフレーバーのチョコレートを売っていました。

モディカチョコ自体は日本でも手に入りますので、気になる方はお試しあれ

 

モディカは町が丘の上(アルタ)の部分と下(バッサ)の部分の2つに分かれています。

 

◎下(バッサ)のドゥオーモ(=町の中心となる教会)の『サン・ピエトロ教会』

バッサからみたアルタの町

 

◎上(アルタ)のドゥオーモ『サンジョルジョ教会』

 

 

モディカに到着した時には日が暮れていたので、昼間の景色はみられませんでしたが、

夜景もとってもきれいです

 

この後はラグーサに宿泊です

続く!

 

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シチリア・マルタ視察【シチリア編】①パレルモ/モンレアーレ/パラッツォ・アドリアーノ

2019-11-26 17:42:25 | シチリア・マルタ2019

こんにちは

スペースワールドの佐藤(佑)です!

シチリアはまずパレルモからスタート

今回、効率よくなるべく多くの場所を訪問するため、

またマルタへの移動のフライトの都合もあり、パレルモからスタートしカターニャで終われるように組みました。

 

パレルモへのフライトは、イタリアへの旅行ではおなじみ、

イタリアのフラッグキャリアでもあるアリタリア航空が便利です

機内でのイタリア人CAさんの陽気な接客を受け、着陸前から気分はイタリアです

 

ローマでの乗り継ぎは1時間50分。

定時運行でしたので、余裕がありました

 

パレルモに到着したのは夜遅かったので、1日目はホテルに到着して終了。

2日目から本格的に始動です

 

シチリアの州都であるパレルモは人口約68万人、日本では島根県の人口(約69万人)と近いです。

2015年7月に、「パレルモのアラブ・ノルマン様式建築物群、及びチェファルー大聖堂・モンレアーレ大聖堂」として世界遺産に登録されました

 

◎ヌオーヴァ門

ターバンを巻いた4体の男性の彫刻が最初からインパクト大ですね

旧市街の大通り(ヴィットーリオ・エマヌエーレ)の終点、ノルマン王宮の脇にある門です。

内側は旧市街、外側は新市街で、このあと訪れる郊外の「モンレアーレ」に続く道です。

ルネッサンス、アラブ、ノルマン様式が混ざった複雑なつくりとなっています。

 

 

◎カテドラーレ(大聖堂)

アラブ・ノルマン様式の教会をベースに建設されましたが、

増改築が繰り返し行われ、カタロニア、ゴシックなど様々な様式が織り交ぜられて当時の面影はあまりないそうです。

中は改修時の流行だった新古典様式で、外観と比べると比較的すっきりとした作りです。

 

向かって右側はパレルモペストから救ったとされる守護聖人ロザリアの礼拝堂

 

 

祭壇近くの床には季節を表す“日時計”があります。

床に12星座が描かれており、天井から差し込む光が季節を教えてくれます。

 

この写真、何の変哲もない大聖堂の一部かと思いきや、『WC』という看板が!?

なんと、後ろの壁の前に隙間があり、裏にお手洗いがあるのですビックリ

 

◎クアットロ・カンティ

4つの角を意味し、マクエダ通りヴィットーリオ・エマヌエーレ通りが交わります。

中心に面する4つの建物は、角を弧状に丸く切り取られた形をしており、

1段目にはそれぞれ四季を表す噴水

2段目には歴代のスペイン総督

3段目には4人の守護聖人

が置かれています。

(先ほどの大聖堂で守護聖人のロザリアに触れましたが、1番大きく扱われているロザリアは実は5人目の守護聖人で、

それ以前にもともといた4人の守護聖人だそうです)

 

◎プレートリア広場

噴水には30体以上の裸体と動物が彫刻されており、不思議な雰囲気です。

 

 

◎サン・カタルド教会(右)/マルトラーナ教会(左) 外観のみ

 

◎マッシモ劇場

まるで神殿のような出で立ちの劇場。有名映画「ゴッド・ファーザー3」のロケ地!

アル・パチーノ演じる主人公マイケルの息子がオペラ歌手デビューする場面で使われた劇場です。

あぁ、、この階段で・・・メアリーが・・・

 

 

 

時間がなく、パレルモで1番の観光スポットとも言える「パラティーナ礼拝堂」は、

この後行くモンレアーレの大聖堂と似た雰囲気だということで泣く泣くパス

 

その代わりといってはなんですが、名物の2つのグルメを楽しみました

 

★アランチーニ

 ライスコロッケです。店によって大きさはまちまち。

今回伺ったお店は、いろいろなアレンジのアランチーニを初めて出したお店とのこと。

  

 

センスの良いかわいらしい内装と、ずら~っと並ぶたくさんのアランチーニ。ついつい立ち寄りたくなります。

そして何よりすっごく美味しかったです!!!

Ke Palle

http://www.kepalle.it/

Via E. Amari, 154, 90139 Palermo

 

★カンノーロ

筒状のビスケットの中にクリームが詰まった伝統的なお菓子です。

パレルモで有名なカフェ「スピンナート」で、小さなカンノーロを食べました。

思ったより甘くなく、カフェタイムにぴったり

  

 

私たちは(イタリアらしく!)カウンターで立ち飲みしましたが 、 

こちらのカフェは内装も素敵ですので、時間があれば座ってゆっくりされるといいと思います。

天気がよければテラスもよさそうでした~ジェラートもおいしそう

Antico Caffè Spinnato

Via Principe di Belmonte, 107, 90139 Palermo

 

 

さて、パレルモを出て車で約30分 モンレアーレに到着です。

パレルモを訪れる方なら、必ずと言っていいほどセットでモンレアーレにも訪れます。

モンレアーレは「MONTE(モンテ)=山」+「REALE(レアーレ)=王の」で『王の山』という意味です。

その王というのがノルマン王グリエルモ2世で、彼が12世紀後半にドゥオーモ(大聖堂)と修道院を築いてから、

それらを中心に町が本格的に造られていきました。

 

◎ドゥオーモ(大聖堂)

広々とした内部、、、圧巻でした

金色をベースとしたモザイクが広がり、豪華絢爛という言葉がこれほどまでぴったりとは、、!

ただ豪華なだけでなく、モザイクはよく見るとびっくりするほど見事で精巧です。

高い天井、くぼみの中心にはキリスト、その下には聖母マリアや天使、12使徒など。

文字はラテン語、ギリシャ語で書かれています。

 

 

左右の壁面には旧約聖書、新約聖書のストーリーが描かれています。

 

正面向かって右側の身廊は創世記で、上の段は天地創造、アダムとイヴ、カインとアベルの物語へと続きます。

下の段はノアの箱舟、バベルの塔となります。大きすぎて写真がうまく撮れませんでしたが

 

 別の面には、人々を救済するキリストや、最後の晩餐も描かれていました。

 

 

当時、文字を読むことができなかった一般の人々にも、絵であれば伝わりやすいということのようです。

建設したグリエルモ2世が、自分がより神に近い存在であることや王権を誇示するため、

祭壇向かって右側には司教の座る司教座、左側には王の玉座が設けられていますが、写真からわかるように

左側の玉座の方が位置が高くて立派に造ってあります。

さらに司教座の上の壁には『聖母に大聖堂を捧げるグリエルモ2世』(写真左)、

玉座の上の壁には『キリストから王冠を授かるグリエルモ2世』(写真右)が描かれています。

  

 

◎キオストロ(回廊付き中庭)

ドゥオーモ付属の修道院として建設されました。

ここがまた素晴らしく美しかったです。

個人的には、モンレアーレに来たらドゥオーモだけでなくこちらも必見だと思いました。

正方形の中庭は、整然と並ぶアーチに囲まれます。

アーチを支える柱にはこれまた細かいモザイクの模様で装飾され、柱頭も細かい彫刻がなされています。

明るい中庭、回廊に差し込む光とアーチ型の影、静寂に包まれてゆったりとした贅沢な時間を感じました。

 

 

↑中庭の一角、アラブ風の噴水

 

モンレアーレからはパレルモの街を見下ろすことができます。

 

 

モンレアーレで食べた昼食を少し紹介します。

・シチリアでよく食べられる「spaghetti con sarde」はイワシのスパゲッティです。

お店によって違うと思いますが、食べたのはケッパーがソースに使われていました。

 

・モンレアーレ風という名前のついたスパゲッティは、サルシッチャ(ソーセージ)とキノコが入ったオイルベース。

こちらもおいしかったです。

 

 

モンレアーレを出発して、アグリジェントに向かう途中、

映画『ニューシネマパラダイス』のロケ地であるパラッツォ・アドリアーノという街に立ち寄りました。

街の中心のウンベルト一世広場】が、映画中で映画館(パラダイス座)があった広場です。

映画館はセットでしたが、噴水や教会はそのまま。

 

博物館ではかの有名な自転車や、アルフレードの帽子、かばん、写真などが展示されていました。

見学している間、オーナーさんが映画の音楽を流してくださるので、より一層映画の世界を感じることができました。

 

 

 

 

パラッツォ・アドリアーノからアグリジェントに到着し、2日目終了。 続く!

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