そわかんぼちゃん日記

佛の子・そわかんぼの成長記録と佛道修行にいそしむ父(慈龍)・悪妻道邁進中の母(麦の花)の日々の覚え書きです。

結婚を迷うあなたへ~「わしズム2007春・結婚は必要か」

2007年05月20日 | お気に入り
私はオットと結婚できて、とても幸せです。
だからといって、誰にでも「結婚って良いよ~」とすすめる気はありません。
「結婚」が良い訳じゃなくって、自分の人生で出会う様々な経験を語り合え分かち合って生きていく上での糧に出来る相手と巡り会えたから幸せなのであって、なにもそれが「結婚」という制度に則っている必要はないわけです。本来は。
ただ、私もオットも、制度に縛られることなく、現在に至るまでこの生活を維持できたか?と問われたら・・・正直、私は自信がありません
「結婚」しているという事実によって自分を律しているところもありますし、単なる同棲であれば意見が合わなければさっさと見切りをつけて別れていたであろう事も想像に難くありません。ま、結婚しても“性格の不一致”で別れる夫婦はごまんとおるわけですが。
とりあえず、私は結婚という制度、そして結婚によって生じた様々な人間関係やしがらみに寄りかからせていただいていることで、自分の移り気を押さえられ、一人の人間に対する洞察を深めるご縁をいただけています。
なもので単純に「結婚は幸せ」とは申せません。申しません。
なのに、世間では未だに「結婚することが女の幸せ」「結婚して家庭を持って一人前」と言われ続けるのは何故なのでしょう?
ましてや自分のことを「負け犬」などと流行にのって自嘲的に呟くおなごたち!もっと自分の生きてきた道筋にプライド持てよ!と言いたくなってしまいます。
でも、そこには私たちの世代と、親の世代の間に横たわる結婚観・職業観・倫理観・道徳観その他諸々の深ーい溝、ジェネレーションギャップの生む軋轢があるのよね・・・。

というわけで、「わしズム2007春号」です。
小林氏は反米保守的な言論が目立つため、最近の右傾化に一翼担っているといわれますが、氏が目指しているところは右でも左でもないんだなあ~、と思わされたのが今号の特集「結婚は必要か」です。
結婚していないあなたにも、結婚しているあなたにも、是非読んでいただきたい!
少子化が社会問題として叫ばれる昨今ですが、氏はその根底に、ここ30年で社会全体の価値観が大きく変わったこと、それに伴い現在の結婚制度・家族制度が社会のありようにそぐわなくなってきているのではないかと問いかけています。
興味深く読めたのが、心理学者・香山リカさんとの対談です。
「あなたにとってかけがえのない私」と思ってくれる「私にとってかけがえのないあなた」と共に人生を送っていくこと・・それが「結婚」の本来の在り方なのではないでしょうか。ね、よしりん!?