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186.『ミス・マープル 7』~ポケットにライ麦を~みた!(^^)!

2006年06月15日 21時04分03秒 | 拝啓、名探偵さま。

今夜の作品は、アガサ・クリスティーお得意の
“マザーグース”になぞらえた事件。
「歌おう 6ペンスの唄 ポケットにライ麦を
 24羽の黒ツグミ パイの中へと焼きました
 パイを切ると小鳥たちのコーラス
 何て素敵な王様の食事」
昔ながらの数え歌という小道具は、
“期待感”と因縁臭い“言い伝え”を武器に
見ているこちら側を惑わす効果は抜群です。


1986年 イギリス 本編200分
原作:アガサ・クリスティ
(原題:A POCKETFUL OF RYE)
演出:ガイ・スレイター ノーマン・ストーン
脚本:ジョージ・ガラッシオ
出演(声の出演)
ジェーン・マープル(山岡久乃):
  ジョアン・ヒクソン 他

-あらすじ-
投資信託会社社長の毒殺事件を皮切りに
フォテスキュー家で起こった三つの殺人事件。
その中に、ミス・マープルが仕込んだ若いメイドが、
洗濯バサミで鼻を挟まれた絞殺死体として発見された事件があった。
義憤に駆られたマープルは、犯人に鉄槌を下すべく屋敷に乗りこんだ。
マザー・グースに材を取った中期の傑作。
(Amazon.com 解説より)


スカパー!ミステリーCH「ミス・マープル」公式ページ


コレより独り言(ネタバレ含む)です。
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今夜のエピソードは、マザーグースになぞらえて連続殺人事件が
起きていきます。
はじめの方で、マープルさんはすでに登場していますが
本格的な活躍は、マープルさんが躾をし、ハウスキーパーとして
送り出したグラディスが亡くなってからです。
グラディスが亡くなる前からマープルは“マザーグースと事件の関係”に
気がついているところなど、流石ですが・・・
いつも、彼女が何を切欠にして“ほんの些細な事柄と事件を関連付けて”いるのか?
というのが、事件そのものよりも謎です。
(因みに今回は、“つぐみ”が気になったらしい・・・)

【今夜のツボ】
・セントメアリーミード村では、マープルさんを知らない人はいない(らしい)。
・昨晩UPした『書斎の死体』のドリーさん、再び(名前だけで)登場!
・ミス・マープルのセカンドビジネスは“メイド養成”の先生。

最初、(腰は低いけれど)適当にあしらっていた担当刑事達ですが
途中ミスマープルからもらった“マザーグース”の一節が書かれたメモとか
つぐみにかんする情報とかを聞くうちに「この婦人はータダ者ではないっ!?」と
気がつき、態度が変わります。
このあたりの担当警察官の変わり身は、ミス・マープルの見どころの一つといえます。
イギリス中(いえ、ヨーロッパ中)に知れ渡っているポアロ氏との面白さの違いは
ここにありますね。
“皆が知ってて当たり前~ 私は名探偵!”と堂々と捜査にあたるポアロ。
“おせっかいだとお思いにならないでくださいね”が口癖で
無害で腰が低い、普通のおばあちゃんの様に見えるマープルさん。
(ただし、マープルの場合、たまーに 一部マニアックな噂が流れているらしい)
同じ作者の同じ探偵もの・・・・事件そのものより、それを取り巻く状況は
大きな違いが有り、各々の面白さが楽しめます。
一作品一作品の原作を片っ端から読んでみたくなってくるドラマです。( ̄ー ̄)ニヤリ

今夜も『ミス・マープル』をUPしました。
明晩のVol.8で今回の第2弾リリース分はラストとなります。
また、リリースされたら順次UPして行こうと思います。
もう一晩、お付き合いヨロシクおねがい致します。


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