
2025,6,25発売
歌詞カードには解説もあり、別に付属する「歌の生まれた場所で考える」というエッセイ
ライブで全国を訪れる中で見つけた楽曲や、アートプロジェクトのリサーチで出会った楽曲であるとのこと。古い歌は様々な理由で消滅していく。伝承されなくなるということは、日本文化の一部が消えていくことでもある。社会のあり様が変わっていく中で労働歌も歌われなくなっていく。寺尾紗穂のこうしたライフワークは貴重なものとなっている。
寺尾紗穂コメント
月ぬかいしゃなど一部の知られた曲を除き、 収録した歌の多くはすでにその土地でも忘れられています。なんとか歌を残そうとした40~50年前の人たちののこした記録によって、 出会うことができた曲たちです。ふるさとにかつてこんな歌があったのか、 と思いを寄せてもらえたらうれしいです。
あだち麗三郎/伊賀航/歌島昌智/大熊ワタル/音無史哉/折坂悠太/小林うてな/近藤達郎/チェ・ジェチョル/やぶくみこ/Altangerel Undarmaa
01. 佐津目銅山鉱夫
コントラバスと歌
島根県の銅山
「かんどがわ神戸川」という河川があり
神戸(こうべ)行こうと騙されて連れて来られた労働者たち
歌で始まる
02. エンヤマッカゴエン
PIANO、ドラム、ベース、篠笛
軽快なリズム
最上川、酒田の土産は何が良かろう?桃買って、飴買って来い
03. ずくぼじょ
この曲も軽快なリズムでタイトルを歌う
福岡 筑紫のわらべうた
ピアノ、ドラム、ベース、コーラス、ホーミー(モンゴルの歌い方)
04. ひとつとせ
ピアノ、アコーディオン、篠笛
駿河の富士紡績に
お金を稼ぎに来たが金は残らない
辛い思いを抱えながら
女工が各地を転々としていた様子がわかる
05. あらぐれ
折坂悠太の歌も入る
勢いよく歌う
ピアノ、ドラム、コントラバス、篠笛、スチールパン、ピアニカ、チャング、グンデル
正月十五夜の晩の行事で一升瓶に豆の殻を入れて「あらぐれ」を叫びながら、雪原に巻く東北の行事や、
土地によって呼び名が違ったり、内容が違ったりする行事も説明されている。
06. 浜子歌
ゆったり
ピアノ、ドラム、コントラバス、アコーディオン、スチールパン、ハーモニカ、チャング、グンデル
チェ・ジェチョルの歌
大三島(瀬戸内海)の塩田作業の時の歌
07. 田うない
ピアノ
音無史哉の笙
フラットな感じ
東京板橋区徳丸北野神社に伝わる2月の田遊び行事の中で歌われる。
08. せっせ
ドラム、ベースで始まる
ピアノ、ゴング、チベタンボウル、スリン
長野~愛知に県境地域に跨って伝わる盆歌
「腹のややこをもみさげる」という歌詞は他の類歌でも一番の歌詞として歌われているらしい。
間引きのことか?
09. 籠の鳥より
ピアノ、ハーモニカ、アコーディオン
女工の労働歌
男尊女卑の社会で親のいない娘ほど悲惨な扱いされている様子に
日本社会の闇の一部が浮かぶ
10. 宍粟の守子歌
ピアノ、パーカッション、ベース、クラリネット
で軽快なリズムで
兵庫県の守子歌
奉公先での貧しい食事など辛い様子が浮かぶ
11. 宿毛田植え歌
ピアノ、篠笛、ブク、バウワウドラム、鈴、米
リフレイン
かごめかごめ っぽい呪術的なものを感じる
12. 月ぬかいしゃ
ピアノで始まる
沖縄の詠み人知らずの古い歌
月の美しい夜、遊びょうら と浜へ誘う
13. 板橋の棒うち歌
アコーディオン、ドラムス、ベース、ピアノ
7名の掛け声 歌詞(~)に合わせて ~にどしたい
板橋の伝わる麦打ち歌
即興的に作っていったらしい。
歌詞カードには解説もあり、別に付属する「歌の生まれた場所で考える」というエッセイ
ライブで全国を訪れる中で見つけた楽曲や、アートプロジェクトのリサーチで出会った楽曲であるとのこと。古い歌は様々な理由で消滅していく。伝承されなくなるということは、日本文化の一部が消えていくことでもある。社会のあり様が変わっていく中で労働歌も歌われなくなっていく。寺尾紗穂のこうしたライフワークは貴重なものとなっている。
寺尾紗穂コメント
月ぬかいしゃなど一部の知られた曲を除き、 収録した歌の多くはすでにその土地でも忘れられています。なんとか歌を残そうとした40~50年前の人たちののこした記録によって、 出会うことができた曲たちです。ふるさとにかつてこんな歌があったのか、 と思いを寄せてもらえたらうれしいです。
あだち麗三郎/伊賀航/歌島昌智/大熊ワタル/音無史哉/折坂悠太/小林うてな/近藤達郎/チェ・ジェチョル/やぶくみこ/Altangerel Undarmaa
01. 佐津目銅山鉱夫
コントラバスと歌
島根県の銅山
「かんどがわ神戸川」という河川があり
神戸(こうべ)行こうと騙されて連れて来られた労働者たち
歌で始まる
02. エンヤマッカゴエン
PIANO、ドラム、ベース、篠笛
軽快なリズム
最上川、酒田の土産は何が良かろう?桃買って、飴買って来い
03. ずくぼじょ
この曲も軽快なリズムでタイトルを歌う
福岡 筑紫のわらべうた
ピアノ、ドラム、ベース、コーラス、ホーミー(モンゴルの歌い方)
04. ひとつとせ
ピアノ、アコーディオン、篠笛
駿河の富士紡績に
お金を稼ぎに来たが金は残らない
辛い思いを抱えながら
女工が各地を転々としていた様子がわかる
05. あらぐれ
折坂悠太の歌も入る
勢いよく歌う
ピアノ、ドラム、コントラバス、篠笛、スチールパン、ピアニカ、チャング、グンデル
正月十五夜の晩の行事で一升瓶に豆の殻を入れて「あらぐれ」を叫びながら、雪原に巻く東北の行事や、
土地によって呼び名が違ったり、内容が違ったりする行事も説明されている。
06. 浜子歌
ゆったり
ピアノ、ドラム、コントラバス、アコーディオン、スチールパン、ハーモニカ、チャング、グンデル
チェ・ジェチョルの歌
大三島(瀬戸内海)の塩田作業の時の歌
07. 田うない
ピアノ
音無史哉の笙
フラットな感じ
東京板橋区徳丸北野神社に伝わる2月の田遊び行事の中で歌われる。
08. せっせ
ドラム、ベースで始まる
ピアノ、ゴング、チベタンボウル、スリン
長野~愛知に県境地域に跨って伝わる盆歌
「腹のややこをもみさげる」という歌詞は他の類歌でも一番の歌詞として歌われているらしい。
間引きのことか?
09. 籠の鳥より
ピアノ、ハーモニカ、アコーディオン
女工の労働歌
男尊女卑の社会で親のいない娘ほど悲惨な扱いされている様子に
日本社会の闇の一部が浮かぶ
10. 宍粟の守子歌
ピアノ、パーカッション、ベース、クラリネット
で軽快なリズムで
兵庫県の守子歌
奉公先での貧しい食事など辛い様子が浮かぶ
11. 宿毛田植え歌
ピアノ、篠笛、ブク、バウワウドラム、鈴、米
リフレイン
かごめかごめ っぽい呪術的なものを感じる
12. 月ぬかいしゃ
ピアノで始まる
沖縄の詠み人知らずの古い歌
月の美しい夜、遊びょうら と浜へ誘う
13. 板橋の棒うち歌
アコーディオン、ドラムス、ベース、ピアノ
7名の掛け声 歌詞(~)に合わせて ~にどしたい
板橋の伝わる麦打ち歌
即興的に作っていったらしい。
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