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存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

Otomo Yoshihide Solo Works 2 Otomo Yoshihide Plays Christian Marclay

2025-02-22 15:15:59 | album o

2025,2,19発売 

以下の紹介はコピペ

影響を受けたターンテーブル奏者クリスチャン・マークレーへのオマージュ作品集

マークレーは80年代初頭、ヒップホップのDJの文脈とは全く異なる方法でターンテーブルの即興演奏を始めたパイオニアであると同時に、現代美術を代表する作家でもあります。彼の演奏や作品に出会った衝撃が大友の原点の一つであると言っても過言ではありません。

マークレーと大友は80年代に出会って以来、今日に至るまで様々な形でコラボレーションを行なってきました。本作での大友はマークレーのレコードのみを使い彼独自の方法によるターンテーブルの演奏を行なっています。

「2022 年東京都現代美術館でのクリスチャン・マークレーの展示「Translating」のカタログに、大友が彼との出会いについての文章を寄せているので、ごく一部を引用します。

―――

レコードをパッケージに入れないこと。たったそれだけのルールを課すだけで、レコードがただのメディアであることを、わたしたちは単にスピーカーの 振動を聴いているにすぎないということを気づかせてくれる。レコード盤に傷がつき、そのノイズがバグとなって原音が損なわれる。たったそれだけで、 透明だったメディアの存在が露わになる。その上、レコード盤に刻まれている音自体にもレコード盤の傷によって生まれた音が最初から録音されていると なると、わたしたちはいったい何をノイズと規定したらいいのかすらわからなくなってくる。単に音の上でのノイズだけではなく認識の中に生まれるノイズ。 ―中略― そこから見えてくるのは単に音楽の中身に対する美学的な価値や評価だけではなく、音楽が置かれている状況そのものへの強い批評性であるって ことに、当時のわたしは大きな衝撃を受けたんだと思う。

―――――

大友が80年代にクリスチャンのファーストアルバム「Records Without a Cover」に出会ったときの衝撃を書いたものです。 ただ音楽だけをやることを目指していた彼が、その後、音楽だけではなく、音楽を起点とした様々な活動(その中には一般の人とやる音楽の活動や、 震災後の福島での活動も含まれる)をするようになった切っ掛けは、若き日に出会ったクリスチャンの影響と言って間違い無いでしょう。

以下、大友の言葉を引用します。

『彼の作品はわたしに「自分が立っている 場所を疑うこと」と「外側から考えること」を教えてくれた。そしてそれを作品や演奏で実践することを教えてくれました。同時に若き日の私は、マークレーの強い影響 から逃れるのにも必死でした。辿り着いたのがレコードを使わずに、ターンテーブルそのものの音にフォーカスする演奏方法です。 そこからかなりの時間がたって、今となってはレコードを使おうが使うまいがどっちでもいいと考えるようになっています。正直にマークレーに影響を受けた 演奏をしてもいいとも。でも本当に残念なことに、いくら影響を受けていても結局彼のようには演奏できないなと今回改めて思ってもいます。それでもこんな アルバムを作ったのは、かけがえのない友人でもあるクリスチャンへの敬意を表したいと思ったからです。と同時に、ここには彼との出会いの中で築いてきた30年以上にわたるわたし自身の歴史が込められてもいます。その意味では自叙伝的なアルバムなのかもしれません』

1 Translating Marclay 15:02
タータンテーブルを回して鳴っているような音
レコード盤を乗せて擦れる音
エレクトリック・ギターの音色
プチプチ ノイズ
歌が聞こえてきたり
途切れ 途切れ スクラッチ ゴリゴリ キューン
坂本龍一の「CORO」っぽい感じもあったり
変化していく音の面白さ
シンセが鳴りっぱなしのアウトロ

2 Play like him 2:23
宅録された音源
エレクトリック・ギターの音かスライドしてくるレコードに刻まれた音か
回転しながら音が流れるとしたら、回転数が手動で早くなって遅く落ちていく感じもあったり
レコードを前後に動かしてスクラッチ

3 Don’t Stop Now 10:32
レコードに針を落としたプチプチに
スクラッチっぽく鳴る音
ゴロゴロ転がっていく音
強弱が入り混じってうねる

短音で鳴る音
ノイジーな音を繰り返す


4 Record Without a Cover B side  1:08
レコードが埃と擦れて鳴ってるような音が続く
B面に針を落とした時の音ということか?

5 Records with Covers 19:35
エレクトリック・ギターのリフ
声のような音
途切れて
静寂の中に 小さく鳴る音 レコードが溝をなぞってる摩擦音 シンセ

ノイジーな音の魅力がいっぱい

突撃のラッパ
映画の音からサンプリングしてるのかな?

レコードが埃を擦っているような音 
ドローンっぽく鳴っている低音

6 One More Encore 4:01
宅録された音源

レコードが埃を擦っているような音
再生される音やメロディーの一部 途切れて繋がって
一定のグルーヴを生む




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大友良英 / Hummingbird and Four Flowers --Turntable and Harmonium Solo Live--

2024-03-28 22:35:02 | album o

Hummingbird and Four Flowers --Turntable and Harmonium Solo Live-- 

2023,3,24発売

収録曲
1. Turntable and Harmonium Solo (30:54)
ノイズが流れる
ターンテーブルを回して拾う音は擦れた音
ハーモニウムは鍵盤が付いているとは思うけれど、音階を演奏するという使い方はしていない。
鳴りっぱなしの音にターンテーブルが回ってコロコロしてる音なども聞こえてくる
時間の経過とともに鳴っている音も変わって来る
針が拾う音が途切れ途切れになったり

ドローンのように鳴っている音だけになった
アウトロ

2. Turntable Solo (21:41)
レコードに針を落とした時の音
埃を拾うような音
映像を見てみないとわからない音
違うレコードを一枚に引っ付けて回転するレコードから段差で拾うような音
スクラッチするような音も

プラスチック板に雨が激しく当たるような音に似ていたりする
ドコドコ鳴ってる音
スクラッチして高音で擦れる音
途切れる
激しめなスクラッチ

初めが強くて流れ
強くて流れ
引っ掛かって流れ
途切れてスクラッチ
少し音を流して 止め
音を流して

途切れて流れて

最早ノイズというより
滅多に聴けない音

収録時間:52分35秒


 Ftarri 
113-0033 東京都文京区本郷1-4-11 岡野ビル地下一階(金刀比羅神社の向かいのビルです)
電話番号:03-6240-0884(午後4〜8時。コンサートの日は午後5時〜7時30分。休業日やコンサート中はつながりません)
JR水道橋駅徒歩5分、都営三田線水道橋駅徒歩3分、丸の内線 / 南北線後楽園駅・本郷三丁目駅徒歩8分

お買い物のみの営業時間:午後4時~7時(コンサート開催日の開場30分前までの3時間)

2024年3月10日 (日) 午後7時30分開場、8時開演
『大友良英CD「Hummingbird and Four Flowers--Turntable and Harmonium Solo Live--」発売記念』
大友良英 (ターンテーブル、ギター) ソロ
2,500円 (要予約、30名限定)で行われた様だ。


以下はコピペ

2022年は Ftarri が東京水道橋に実店舗を構えて10年という節目の年だった。そこで Ftarri では2022年秋に、Ftarri の前身である Improvised Music from Japan の時代からゆかりの深いミュージシャンによるソロ演奏のコンサートを数回開催した。10月3日には大友良英が出演。この日の大友はターンテーブルのみを使用する予定だったが、店内のハーモニウムを目にするや、演奏への使用を思いつく。こうしてファースト・セットでは、演奏の冒頭と最後に印象的なハーモニウムの音色が加味されることとなった。一方、セカンド・セットはターンテーブルだけを用いたソロ演奏となっている。

※ハーモニウム
ふいごから空気を送る事により、金属製のリードが振動して発音するタイプのオルガンと同じタイプの楽器

 

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Mina Okabe ミイナ・オカベ / Better Days

2023-12-02 16:05:07 | album o

2023,9,6発売(日本) ファーストアルバム

ネットで流れて来て
透明で野太い歌声
11月発売の作品はfeat.Daichi Yamamotoで、試聴して聴いています。

歌詞カードは英語と和訳で読みやすい
歌はどうやら恋愛の曲ばかりのようです。
歌詞はあまり気にして聴いてないので・・・

ミイナ・オカベ
デンマーク コペンハーゲンを拠点に活動

2001年生まれ
ロンドン、ニューヨーク、マニラなど
様々な国の街で暮らして来たとのこと。
父はデンマーク人、母は日本人

2020年10月に『I’m Done』でデビュー
2021年8月にデビュー・アルバム『Better Days』

1  ミス・ドーズ・デイズ 2:53
MISS THOSE DAYS

弦の撥ねた音
ドラムス
ヴォーカル
ポップな魅力的なメロディー

2  クリティカル 3:10
CRITICAL

ベース、ギター
ひっかる感じ
リズム
ヴォーカルの渋い歌

HOW DO I LET YOU KNOW
あたりがとても良い♪

3  ギヴ・ア・リトル・レス 3:11
GIVE A LITTLE LESS

アコースティック・ギター
ミドルテンポで歌う
ピアノの音が良い感じで入ってる

4  アイム・ダン 3:11
I'M DONE

エレクトリック・ギター、クラップ系の加工したリズム
ドラムスで心地よく乗っていく
ヴォーカル
この曲はセクシーに聞こえる

5  ライク・アザー・ピープル 3:26
LIKE OTHER PEOPLE

アコースティック・ギター
素朴な歌

好きになった人の名前を口にすることはできない
他の人に対する気持ちと きっと入れ替わってしまうから
私には何も変えられない
それは受け入れているんだけど


6  プレイ・プリテンド 3:23
PLAY PRETEND

ポップな優しい曲
ギターとヴォーカルとドラムス

ただ欲しいのは あなただけ

7  エヴリー・セカンド 3:03
EVERY SECOND

アコースティック・ギターとヴォーカル
キュートでカッコいい♪


8  オール・マイ・ソウツ 3:21
ALL MY THOUGHTS

ヴォーカルとピアノで始まる
バラード

9  ウォーク・アウェイ 3:51
WALK AWAY

ギターの響き
ポップなヴォーカル♪
ドラムス

切なさが伝わって来る

10  レット・ミー・ダウン 3:01
LET ME DOWN

ピアノ
ヴォーカル

バラードは失恋の歌
素朴な人生でどうにもならない関係が終わり始める気持ち

側にいて欲しくない あなたのせいで落ち込むだけ

11  エヴリー・セカンド (ジャパニーズ・ヴァージョン) (日本盤ボーナス・トラック) 3:03
EVERY SECOUND

日本語で歌っても違和感がなく魅力的♪

 

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Oneohtrix Point Never  /  Again

2023-10-13 20:59:22 | album o

 

試聴して、とても気に入った。坂本龍一なき現在、貴重な存在なのかもしれない。

2023,9,29発売 日本盤

先着特典①OPN特典冊子『ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーとエレクトロニック・ニュージックの現在』
先着特典②透明ロゴステッカー

ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー ことダニエル・ロパティン
ダニエル本人の言葉を借りれば、このアルバムは「観念的自伝」であり、メッセージであり、デジタル言語と音響的パラノイア、記憶されたものと忘れ去られたものの呪術的な逆流であり、そのすべてがOPNのトレードマークであるメロディックなタッチで表現されている。

1  Elseware


2  Again


3  World Outside


4  Krumville


5  Locrian Midwest


6  Plastic Antique


7  Gray Subviolet


8  The Body Trail


9  Nightmare Paint


10  Memories Of Music


11  On An Axis


12  Ubiquity Road


13  A Barely Lit Path


14  + Bonus Track (BRC743)

 

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大友良英 / Otomo Yoshihide Solo Works 1 Guitar and Turntable

2023-08-19 16:37:05 | album o

 

2023,8,16発売

大友良英さんの存在を知ったのは、教授(坂本龍一)を通じてだった。
二人がTV番組で即興演奏をして感動していた。
本音を言うと、その音源を作品化して欲しい♪

東日本大震災の後に、二人がともに活動するシーンも見てきた。
NHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のサントラから「潮騒のメモリー」も
二人とも武満徹さんとの絡みもあり、もっと絡んで欲しかったな。

京都CLUB METROで小山田圭吾と絡んだり。今後も魅力的な活動を期待している。

7月にスーパー・デラックスで行われた大友良英のターンテーブル・ソロ・パフォーマンス映像約29分がオフィシャル公開。<Tokyo Experimental Performance Archive>企画で行われたパフォーマンスの映像も魅力的です

 

 

1. turntable with a record 8
ターンテーブルの動画を見ると、どんな感じで音を出しているのかがイメージできる
ノイジーな細切れな音、ターンテーブルが回転しながら何かに針が擦れて音が出てるのも

2. guitar 2
ノイジーなエレクトリック・ギター
音を引っ張りながらクイーンって伸ばしてたりも。
こういう即興で鳴らしているのを聴きたい人には最高なんじゃないでしょうか。

3. guitar 6
エレクトロニカなイメージ
高音で短く区切った音や

4. turntable with a record 1
ターンテーブルの回転を変えているのか
4枚くらいのレコードを割って貼り合したのを鳴らしているのか
レコードの溝から出てる音も拾っていたり
スクラッチの音も聞こえたり

5. turntable without a record 1
馬のいななきのような電子音と振動

6. guitar 4
前曲に続いてる感じがするけど、こちらはエレクトリック・ギター
5:41と長めだけど、あっと言う間に終わった

7. turntable with a record 10
途切れ途切れなノイジーな音
断続的な音色

8. guitar 5
ギターでこんな音が出るの?
動物が鳴いているような音が様々
細かく鳴らしたり
少しずつ弦を弾いてみたり

9. guitar 1
伸ばし気味な音
音は揺れ、ピックで掻いて

10. turntable without a record 4
割とこの音も好き
地下鉄を走ってる時のような音もする

11. turntable without a record 6
スクラッチっぽい 無音の所に針を落として回転しているような音
アナログTVの砂嵐っぽい音
レコードの針飛びの音
B2-UNITを聴きたくなってきた。

12. turntable with a record 2
高速回転する音
ザッザッっと途切れ目が出す音
埃に針が当たる音

13. guitar 7
弦を短く高音で鳴らすような音
刻むような音
ポロンと鳴ったり

14. turntable without a record 3
複数で唸っている

15. turntable with a record 5
途切れ途切れ
摩擦音 

16. turntable with a record 9
高音で鳴ったりもするが摩擦音
電子音的にも聞こえる
振動は本体を揺らしているのか

17. turntable without a record 5
回転するターンテーブルの音
高音のノイズ

18.guitar 8 
弦を高音で短く鳴らして
クワクワわわわわ
カットして弾く少しの溜めがあったり
弦を抑えて音を止めたり

19.turntable with a record 3 
遠くで竹を叩いて反響しているような音
プチプチ埃をなぞる針の音

20. guitar 3
ノイジーなギターを掻き鳴らす♪
激しくはなく、音を楽しむ感じ
少しエコーがかかっている

以下はコピペ
2023年3月、大友良英が自宅スタジオにて演奏・録音を行ったギターとターンテーブルのソロによる即興演奏20曲を収めた作品集。

大友はこれまでも様々な形でギターやターンテーブルのソロ作品を発表してきましたが、全編即興演奏によるスタジオ録音は今回が初めてになります。
Little Stone Recordsでは、この先も大友良英ソロワークスの名のもとにさまざまな内容のアルバムを発表していく予定です。
大友ライフワーク的な作品群の第一弾として、御注目いただければ幸いです。

「 ギターとターンテーブル。数十年もの付き合いになるこの楽器たちでわたしがやっていることといえば、弦の振動や回転体との摩擦で生まれた電気信号を増幅させたりフィードバックさせたりってことに過ぎないなって、しみじみと思います。なんでそんなことをやっているのかと言われても、自分でもよくわかりません。ただ、何よりこいつを即興で、とりわけライブであれこれやることが大好きなんです。これまで一体どれだけの数、そんな演奏をしてきたことか、本当に数え切れないくらいです。そのわりには即興のソロでのスタジオ録音はほとんど残っていません。即興はその場限りでいいや・・・そう思っていましたから。
 ところが、パンデミックの数年間がわたしの意識を変えたのか、あるいは親しかった友人たちがあの世にいくのを見送る機会が増えたせいなのかな。それとも単に歳をとったせいかもしれません。今までさほど残す気もなかった自分の即興演奏を改めてスタジオ録音して残そうって気になってきました。本作がその1作目になります。録音もジャケットのイラストも自分でやってみました。なるべく大ごとにせずにやりたかったんです。
 元来お調子乗りなんで、こうやって味を占めると、また次のことをついついやりたくなります。それも出来ることなら自分の頭や体の自由が利くうちに、本作のような即興演奏だけでなく、他の様々な形のソロ活動も録音物として残しておきたいという気になっています。そんなわけで本作を「Solo Works 1」とさせてもらいました。頭の中ではもう次のソロ作品の構想がはじまっています。次も、そしてその次も、さらにその先もまたきっと面白い作品になると思います。おかげで、しばらくは忙しくなりそうです。この先のリリースもお楽しみに。」 ( 大友良英 )

Improvisations on guitar and a turntable (sometimes with and without a record).
Performed, and recorded by Otomo Yoshihide at his home studio during March 2023.
Mastaring : Nakamura Shigeki
Cover illustration : Otomo Yoshihide
Inside Photo : Motoaki Uehara
Translation : Takuro Mizuta Lippit
Cover Design : Suzuki Satoshi
Produce : Otomo Yoshihide
Label Manegement : Wakita Taeko
2023 Little Stone Records

 

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