改訂完全版『異邦の騎士』島田荘司7月7日読了。前に文庫で読んだのは改訂完全版ではなかったと思うのだが、なにぶん昔のことで定かではない。この作品は島田荘司の処女作(死語かな?)だけど、発表されたのは執筆後9年たった後で、発表順では24作目なのだとか。デビュー作はあの『占星術殺人事件』で、奇想天外なトリックにひっくり返ったものだった。この作品は記憶を失くした主人公が、その記憶を取り戻す物語なの . . . 本文を読む
森博嗣の【S&Mシリーズ】全10巻を読み終わりました。彼の最初の作品『すべてがFになる』を読んだのは、阪神大震災の年だったかな。だとすると26年前か。(追記 調べたら1996年、大震災の翌年でした)強烈な印象を受けて、その後、作品の舞台となった日間賀島に元嫁と旅行に行ったのでした。フグが美味しかったなぁ。 このシリーズ、いま読み返してみて、当時の最先端のテクノロジーはすでに陳腐化し . . . 本文を読む
先日、録画しておいた映画『さよならドビュッシー』を観ました。原作との違いが多すぎて、途中から別物として観る覚悟を決めたら(笑)、楽しめました。特にピアノの演奏。原作はピアノ演奏の描写が秀逸なのですが、ぼくのようなシロートには理解不能なところも多く、その点、映像のちからは偉大なのでした。映画を観てから久しぶりに原作を読みました。奥付を見たら2012年の年末に読んだらしいの . . . 本文を読む
『夢幻花』 東野圭吾
お薦め度:☆☆☆+α2020年2月5日読了
なんと、読書感想文?を書くのは8年ぶり!
2年半のプータロー時代は暇にあかせて、せっせと書いてきたのですが、再就職してからは日々の仕事に忙殺されて…もちろん本は読んでいました。主に通勤の車内でしたが。さて、この本。東野圭吾さんは . . . 本文を読む