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改訂完全版『異邦の騎士』島田荘司
7月7日読了。
前に文庫で読んだのは改訂完全版ではなかったと思うのだが、なにぶん昔のことで定かではない。
この作品は島田荘司の処女作(死語かな?)だけど、発表されたのは執筆後9年たった後で、発表順では24作目なのだとか。
デビュー作はあの『占星術殺人事件』で、奇想天外なトリックにひっくり返ったものだった。
この作品は記憶を失くした主人公が、その記憶を取り戻す物語なのだが、そう簡単な話ではないあたりは島田荘司らしいと言えばらしい。
チック・コリアのリターン・トゥー・フォーエヴァーが登場するあたり、僕の学生時代と重なる時代性を感じた。
また島田荘司の御手洗潔シリーズを読んでみようかな。
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