妖怪もの、結構好き。
私の中では、異世界転生もハリー・ポッターも指輪物語もユタと不思議な仲間たちもそう変わらなくて、「現実にはない何かをあるとする夢想ファンタジー」である。
夏目友人帳とか百鬼夜行抄とかゲゲゲの鬼太郎とかしゃばけとか、アニメだろうが漫画だろうが時代小説だろうが何でも読む。
夫は現実主義者でもともとファンタジーは好まないが、異世界転生物は見れるようになった。
ただ、妖怪ものは100%ダメらしい。
人間に様子が近いのに明らかに人間ではないもの(不気味の谷と似てる)がムリだって。だから、原爆被爆者の皮膚の溶けてる様子とか焼死者の様子とか某病の症状も本能的に怖くて無理なのだそうだ。
そういうわけで、このアニメはアマプラで私ひとりで見た。となりの妖怪さんは原作がnohoさんによる漫画とのこと。
アニメ『となりの妖怪さん』のあらすじは以下の通り。
山合いの風がよく吹く町、縁ヶ森町―。
妖怪と人と神様が暮らすふしぎな日常の中で、それぞれの喜びや悩みを胸に日々を生きる、妖怪たちや人間たち。
猫として20歳まで生きて、猫又に新生したぶちお。
行方不明の父親を気にかけながらも、前向きに生きている人間のむつみ。
代々この町を守っているカラス天狗のジロー。
まったりほのぼのした田舎町の日常の中で起こる、ちょっとふしぎで優しい、
繋がりの物語――。
とりあえず、猫又のぶちおの可愛さに悶ていた。
が、妖怪が普通に暮らす世界では可愛いからといってムヤミに触れてはセクハラ妖権侵害になるので許されない世界線である。
なお、モデルとなった地域は、静岡県の遠州地域だそうだ。
何気なく見出したアニメだったが結構気に入ったところが3つあった。
- ほのぼのとした絵柄なのに結構登場人物の想いやテーマがシリアス
- 時限の裂け目とかちょっとズレた世界の話や時空間研究所といった所謂SF的要素がある
- 「妖怪が普通に暮らす世界」が良く描かれていた。妖怪が宇宙飛行士してる世界線は初めて見た。あと人間と妖怪が普通に恋してるのも凄い。大体の作品では身分違いの恋みたいに描かれたりするけど、この「普通に」というのの「普通」感を出すのって難しいと思う
そういうわけで、期せずして感心して最後まで見た。とっても良く出来ていて気に入った。
何気なく見た中に、こういうめっけもんアニメがあると嬉しいな。
と思って世の評価を調べてみたら「さほど…」といった感じだった!๑ꙨꙻдꙨꙻ๑)!
(王道を好きになれない系なので結果を知ってしまえばむべなるかな…)
ぼくらの
とか
メイドインアビス
とか
可愛い絵柄なのに残酷考察系アニメが好きな人にはほのぼのしているのに意外と深い!となって好きになれると思うのでおすすめ。