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化粧の程度と不気味の谷現象

2024-06-18 | つれづれ
凄いどうでもいい話だが
夫は化粧の濃い人や極度の整形顔が嫌い。

あと男のメイクも嫌みたい。だから推し活をあまり理解してもらえず、メイクしなければ格好いいと思うとか言われる。

今どきの中年男性が一般的に化粧に対してどういう感覚なのかは知らないが、化粧嫌度が高い気はする。

化粧の濃い、といっても肌を綺麗に見せる系の化粧の濃いが嫌いなわけではなくて(女性の化粧は割と肌が一番念入りに手をかけると思われる)、まつエクやつけま等の人工的にまつ毛をバシバシにしたり、目の周りを過分に大きくするアイシャドウやアイライナー等が苦手らしい。

あと鼻プロテーゼや目切開等の人相が変わるものも頼むから辞めてくれと言われている。

不自然さが嫌なのだって。

自然な範囲ならOKのようだが、どうしたってまつ毛は気になるようで、つけまも基本的に禁止されている。

私にしてみればある種の行動の制限がされているわけだが、しなくて良いと言われているわけだから大変楽ちんである。

不気味の谷現象」という概念を知って、つまりこれかぁ、と大変納得した。

元は、ロボットの人間に似せた造形に対する人間の感情的反応に関して提唱されたものらしい。

写実の精度が高まっていく先のかなり高度なある一点において、好感とは逆の違和感・恐怖感・嫌悪感・薄気味悪さといった負の要素が観察者の感情に強く唐突に現れるというもので、共感度の理論上の放物線が断崖のように急降下する一点を谷に喩えて不気味の谷というそうな。

濃い化粧嫌い派の理屈はこれと同じかもしれない。
なるほどー。





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