捻くれてるよね〜と言われる人たまにいると思う。
捻くれているのは、
心がたいへんたいへん豆腐メンタルで、事実を穿った見方をして、何パターンも悪い状況を想定して、自分の心が傷つかないようにしているのである。
何パターンも先々想定するので、リスクの想定は得意だし、周りからそれが評価されることもあると思う。
それが他者に向けば、他者の行動も想定するので、他人にとって良い方向での予測であれば、「気働きが良い」というポジティブな評価をされる。
しかし、「気働きが良」くあるためには、まず第1に相手本位である必要がある。
スタートが豆腐メンタルであることから出発しているので、相手本位を維持するのは大変であるし、そもそもが自分本位で他人本位になれない人もいる。
そういう人は、単に「穿った見方をする捻くれた扱いづらい人」で終わる。
他人が良い意味で言ったことが、本人には捻くれて悪い意味で捉えられたりして他人にとってはたいへん面倒くさいので、あまり関わらないようにされたりする。
何手先までも想定するので、想定していない人の存在がいることが若い頃は信じられない。
「普通ここまで考えるじゃん?」と人を内心バカにしていたりする。
内心バカにしていたりするその心は、周りにバレているので、ますます「穿った見方をするやたらプライドの高い扱いづらい人」という評価になる。
それに、虚勢をはった豆腐メンタルであることは既に周りにもバレバレにバレている。
20代の若い頃、一緒に働いていたおじさんに「今あんたの言うたことが全然分からん」と言われたことがある。
それで「こうなって、こうなって、こうなるから私は今こう言ってます」と言ったらば、「俺は今ここの話をしとるんよ、そんな先の話をしとらんのよ。だからあなたも今ここの話をいったんしなさい」と言われたことがあって、そこで初めて自分のした話は、勝手に私が想定した物事の未来であって、この方にとっては違うのだ、ということを学習した。
それで、昨年一緒に旅行をした際、
「あんたはちゃんと今ここの話をするようになったね」と言われて、とても嬉しかった。
何より、その会話をしたことを先輩も覚えてくださっていたことが嬉しかったし、またきちんと、人と会話できるようになったのはこの方のお陰だなぁ、と改めてその先輩に大変感謝した。
なんでこんな話をしてるかと言うと、アイドルの1人にそういう子がいるから。
私は運良く、その捻くれの何手先も読んでるのはあなただけだよ、周りはそんなつもりがないし、全く分からないよと教えてくれる人生の先輩が居たけれど、その子にはいるのかな〜?と心配している。
たまーに捻くれ者の私ですらびっくりする様な発言や見方をするのだもの。
素直に会話のボールを受け取ったらいいんだよ。素直に受け取ったからといって◯◯らしくない、とか、そんなん信じたん?とかバカにするような人はいないよ。杞憂ってやつ。
あのとき私に教えてくれたように教えてくれるような人周りにいないのかな。
そういうことは、一緒に働いている同期は言えないものだし、もっと歳上の人が教えて上げたほうが後ぐされもなく良いのだけれど。
こういうのがきっと、勝手な老婆心っていうやつね。