お盆前の3日間、「Y旅行」の、安いバスツアーに行ってきました。
春に荘川桜を見に行ったとき、タクシーの運転手さんに「ぜひ上高地に行ってみるとイイ!」と言われていたので、上高地を含むツアーを見つけて、Y美ちゃんと申し込みました。
中学1年生の頃、大好きだった国語の先生が、一ヶ月に一度くらい名作の読み聞かせをしてくださったのですが、その中に芥川龍之介の『河童』もあり、以来上高地は私にとって遠い憧れの土地であったのです。
↑(河童橋から穂高連峰を望む)
まず、1日目は朝6時半に松山駅を出発して、長野県小布施町まで、実に11時間のバスの旅。
お盆で高速が混んでいたこともあり、すっごく疲れました。
小布施に着いたときには、もうすっかり北斎館もお土産屋さんも閉まっていて、その辺をぶらりと散策しました。
↑なかなか素敵な町並みではあった。小布施は、栗鹿の子が有名です。
1日目の宿は、北志賀高原のスキー宿。修学旅行生や、大学生の合宿に利用されるような宿で、なんかそんなタイプの宿に久しぶりに泊まったーって感じでした。
目の前にスキーリフトがあり、部屋にはクーラーもなかったけど、涼しかった。
2日目は、北志賀を出て、一路軽井沢を目指しました。
軽井沢は、もう33年ぶり。
日本女子大の夏季寮・三泉寮が軽井沢にあり、1年生は必ず夏休みに訪れて、セミナーを受けることになっているのです。その時以来。
ゆっくり散策できればいいんだけど、なにせ2泊3日のバスツアーなもんで、たった1時間10分の滞在です。短か過ぎるやろ!
急いで「聖パウロ教会」を訪ねました。
↑小さな、森の中の教会というイメージ。
あとで調べてみると、上記の三泉寮は、この聖パウロ教会の裏手にあったようで、知っていたならちょっと見てみたかった気もします。
聖パウロ教会が昭和10年の建築であるのに対して、三泉寮は明治39年の設立。
日本女子大学は、日本最初の女子大でありますが、こうしてセミナーハウス的な寮を設立したのも、軽井沢では初めてだとのこと。
懐かしいな。今度、大学時代の友達と、ぜひ行ってみたい!
それから、残りの少ない時間で軽井沢銀座を歩きました。↓なんだか見たことある人が!もちろんご夫婦で歩いていらっしゃいました。何、買ったんだろう?
↑ショーなんとか教会。これも町の小さな教会です。右はジョン・レノン御用達のフランスベーカリーで買った「塩クロワッサン」。
バスの中でパクつきましたが、とても美味しかったです。
さて、軽井沢を後にして、昼食の「きのこ天ぷらうどん」をいただいた後は、霧が峰へと向かいます。
車山の山頂(1900m少々?)まで、リフトで上りました。
↓下の方に遠く見えるのは白樺湖。山頂の観測所は、もともと富士山にあったものを移設したらしいです。
↓車山の山頂。360°のワイドビュー。
そして、2日目の最後の観光地。大王わさび農場。きれいなわさび田です。
そういえば大昔、漫画「美味しんぼ」に登場していた覚えがある。
←Y美ちゃんのお目当ての「わさびソフト」です。私は、辛いものは全くダメ!>x<
その日の宿は、青木湖のほとり「ホテルブルーレイク&リゾート」。
スイスシャレー風と言ったら言い過ぎですが、いい感じに古いホテルでした。
朝、早く起きて、湖のまわりをお散歩。透明度の高い湖は、とてもキレイで気持ちよかったです。
↑ロビーと、食堂の入り口。
そうして、最終日。この日は安曇野のワイナリーと、上高地。
山に雪が残っているっていうのが、なんかもう南国育ちには信じられない!感激。
最新式のワイナリーです。10年ちょっと前、オーストラリアでワイナリーに行ったことがあるんだけど、昔より栽培方法が格段に進歩しているらしい。
ここは日本の従来の「棚式」栽培でなく、ヨーロッパの「垣根式」を取り入れたんだそうです。
←試飲させていただきました。今度からちょっとワインも嗜もうかな。
そして、ジャーーーーン!!!上高地です。
上高地帝国ホテルの建物と日本アルプス。ベストマッチ!ここ、雲仙観光ホテルに似てる。(つい行ったことあるところと比べてしまう)
↓りんごのコンポート入り生乳ソフト。 ↑振り向けば、焼岳。
↑河童橋の有料トイレ。 ↑平湯温泉の昼食、飛騨牛の朴葉味噌焼きです。やわらかくて、お味噌に合って、とてもおいしかったんだけど、朴葉がケチってあるのがビジュアル的に残念。
↑河童橋から見た日本アルプスです。空がとてもきれいだった。
最後の写真なんてもうホント最高です!!
僕も行きたくて行きたくてウズウズしちゃいます(笑)
こういう景色を見ていると、明治時代、イギリス人登山者をひきつけ、日本近代登山がこの地で発祥した理由がわかりますね。
この写真、とんがっているところの一つ一つに「なんとか岳」「なんとか岳」って、名前がついているんですよね。
目指し甲斐のあるすばらしい山ですね。
私は眺めることしかできませんが、いつかハートフィールドさんの登山日記で、頂上に立ったつもりになろうと思います。