(1)きのうの商品券の件、強気に出ようとした石破首相でしたが、ついに「陳謝」しました。しかし、これでまた印象を悪くしてしまいましたし、ことしは夏に参議院選挙がありますから、「陳謝」では幕引きとなるかどうか・・・、終わらないと思う人もいるでしょう。
(2)おとといのブログNo.432に「再建」のパンフを載せました。戦後の「再建」もあれでよかったといえるのかということがありますが、ここで自民党に求められる「再建」はだいぶ内容が違うはずです。
これまで、とりわけ70年代以降にとられてきた、アメリカや大手企業、投資で儲ける高額所得者の要求を優先する新自由主義政策でなく、97%の勤労国民の生活安定を優先させる政策をとらないと再建できません。
野党も、与党寄りの「ゆ党」が現われて来たとはいうものの、「アベ政治を許さない」という2015年の戦争法の記憶は生きていますから、これを無視する「再建」は許さないでしょう。
(3)今は、「アベ政治」、裏金問題(政治とカネの問題)、米に代表される物価高騰に現われた新自由主義的政策の結末、自公与党の政治経済運営、この結果起こってきている国民生活の破綻があちこちで見えてきて、批判的になっていますから、これまでのような小手先の「再建」策では難しいのではないでしょうか。
国民の方が「政治を信じていない」ということですから、「再建」方法を間違えれば、見放されるハメに陥ります。
(4)ちょっと話が変わりますが、14日の朝日新聞に「郵便局網に財政支援」という記事が出ていました。まだもうちょっと推移を良く見ないと十分なことは言えませんが、要するに「郵政民営化」が破綻したのでテコ入れするというのです。
思い起こせば、「郵政民営化」が強行された頃、すでにドイツでは民営化政策が破綻してきていて、ドイツ・ポストによって事業の買い戻しが始まっていました。ですから、それから真摯に学んいれば、思いとどまるチャンスがあったのです。ところが、200兆円とも300兆円ともいわれる郵便貯金やカンポ資金を狙ったアメリカ金融資本の要求で分割民営化に走ったといわれています。
つまり、それがうまくいかなくなったので、改正案を協議するというのです。
(5)よく見ていると、20~30年前にとられた政策の結果が、あの埼玉県の道路陥没事故のように、あちこちで現われていることがわかります。
今度は、コメ問題で交渉に行った江藤農水相が失言をしました・・・。
〽おもいだしておくれ~ 政治のひどさを~

庭の花:名前は???
【コレクション 191 戦犯裁判の実相】
手元に戦争関係のものがあります。私は、とりあえず戦争も財政問題としてとらえていますが、広く戦後処理はできていません。遺骨収集も、不発弾処理も、戦争被害者も、原爆被害者救済も、領土問題も・・・まだまだ先が見えません。戦犯裁判もその一つです。そしてウヤムヤのうちに世界有数の軍隊(自衛隊)ができています。
このパンフは、B4判の用紙を二つ折りにしてできたB5判4㌻のものです。
下には、 4㌻は関係資料の宣伝ですから除き、1~3㌻を載せました。
1㌻

2~3㌻

なお、3㌻の後半は内容見本と、簡単な主要目次ですからこれも省きます。
以上です。
今日はここで。

10日多摩川で: みよかしと迫りて一途 あわれなり