神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.232 天の橋 地の橋

2024-07-15 23:36:23 | あそび
【コレクション 22】
(1)きょうは、『天の橋 地の橋』という次のパンフレットです。


 
 これは、左下に、
  「諸国名橋奇覧亀戸天神太鼓橋」葛飾北斎画(太田記念美術館)
 とあります。
 おもしろい絵ですね。
 橋のようす、下を見る人、右から登る老人、女性も子供もいない・・・。
「名橋奇覧」とありますから、珍しい景色として知られていたものと思われますが、私にはそういうことが何もわかりません。でも、どこかに惹かれて拾ってきたのですね・・・。
 この程度のことで、好奇心から収集したのがほとんどです。これなら向こう2・3年では足りないくらいありますからいくらでも続けられます。
 
(2)さて、このパンフレットは、「いまは昔、むかしは今 2」と副題があるのでわかるように、次の5巻のテーマで、神話、伝説。むかし話、狂言、謡曲などから話を精選した物語集の刊行を紹介したものです。それが、上掲のパンフの右には「物語の海へ冒険!イメージの森の探検!」
 また、「詩歌、民謡、ことわざ、なぞなぞ、歌謡曲など、古今にわたって日本人が愛してきたことばによる表現が無数にちりばめられています」と紹介しています。
  第1巻 爪と龍蛇
  第2巻 天の橋 地の橋
  第3巻 鳥獣戯画
  第4巻 春・夏・秋・冬
  第5巻 人生の階段

(3)パンフレットは次のようになっています。
 大きさはA4判大(横)より一廻り小さく、全体6ページです。
 A4判3枚分の横長の紙を3等分し、まず左から谷折りし、次に右から谷折りすると上のものになります。
 1ページ 上掲表紙
 2ページ 湖沼の写真
      「日本列島のお話とイメージの宝庫集第2弾!」
 3~4ページ 天の橋 地の橋のあらまし
      *橋を遡りながら作品が挙げられています。
       そして、最後に、「橋の上で踊ろう」と。
 5ページ この本の特色 編集委員など紹介 
      刊行予定 1991年1月、予価6500円、B5判上製 福音館書店
 6ページ 既刊・続巻案内 新聞書評抜粋 
 以上です。

(4)なんだか、慣れないことをあれこれ言っているちに時間ばかり過ぎてしまい、書けなくなりました。
 あっそうだ!、住井すゑ「橋のない川」を思い出しました。
 みなさん読みましたか。読むのがメンドウな私がイッキに読んだた本です。おススメです。
 次のパンフはこの映画第2部のシナリオです。
 脚本・監督今井正の大変よくできた映画でした。長山藍子さんが魅力的でした。いや、北林谷栄さんも魅力的でした。もう、なかなか見る機会がないでしょうねぇ。

    

(5)余分な説明はなしにして、目次だけ紹介しておきます。もうだいぶ変色して見苦しくなっていますが、なかなか魅力的な執筆陣です。目いっぱい大きくしておきます。頑張って読んでみてください。

  

(6)まえにNo.114 ガルブレイスで書きましたが、この社会は下層社会や下層民の存在なしには成り立ちません。どんなにいい事をいっても、かならずそうです。将来社会はわかりませんが、少なくとも、これまでと現在のところはそうです。現に、今の人手不足問題の一端はそれです。天皇だっているでしょ?上があるということは、相対的に下もないというわけにはいきません。
 言い直せば、ある人の貧困を前提にして成り立っているのが現在の社会であり、世界です。カネが万能な社会ですからね。
 オット、もうここまでにします。では。

     

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