(1)高村光雲の作品、ほれぼれとしますね。自分でも彫ってみたくなります。
ところで、あそこに付いていた題の「養蚕天女」というのはなんですかね?
子供のころ、母方の祖母も養蚕をやっていました。私も、桑取りや、蚕が繭になるときにマブシに移す手伝いをしたことがあります。そのいくらかの経験に照らした限りでの感想ですが、光雲の「養蚕天女」が、現実の養蚕のどういう場面を形象化したものか、ぴんときませんでした。
同じ光雲の作品でも、ほかのものには現実を直視した作品を見ますが、「養蚕天女」は「天女」だからでしょうか、服装や髪形でも、繭を愛でる様子でも、優雅に過ぎる〔養蚕の形象化といえるか〕と思っていますが、皆さんはどうでしたか。
養蚕は、農家の現金収入源の一つとして切実だったんです・・・。祖母なども、温度・湿度を計って記録し、火を焚いて温度調節しながら一生懸命でした。
思い出しました。おばあちゃんのような人をラクにさせてあげたいというのが自分の学問の出発点です。それから、授業では、昔の小学校出のおばあちゃんでもわかるように話す、というのが常に心掛けていたことでした・・・、おっとっと!浪花節・・・。
そうだ!それから、おばあちゃんは小学校の頃に滝廉太郎の「荒城の月」を歌ったそうです。

今日のお客さん
【コレクション 211 ロシア・アヴァンギャルド】
これは、前からどう紹介しようかと思案していたものです。というのは、360mm✕510mmの一枚ものの大きな用紙を折り込んでできているパンフだからです。
画像を合成する練習として挑戦し見ましたから、ご覧ください。
表側(外側)は、下のようにタテナガにして3段に使っています。
上段は右から1~4巻の内容紹介です。
中段の左半分が推薦文、右半分の「ロシア・アヴァンギャルド 全8巻」とある箇所が織り込んでいったときの表表紙、「甦るアヴァンギャルド」とある箇所が裏表紙です。
下段は右から5~8巻の内容紹介です。






裏面(内側)は、ヨコナガに使って、これを3列に分割し、左から「ロシア・アヴァンギャルド 全8巻」、中央に「マヤコフスキー」、右に、上から「マヤコフスキー/微笑む」、「マヤコフスキー/笑う」、「マヤコフスキー/嘲笑する」とあり、その間には本からの挿絵が引用されています。




以上です。
今日はここで。

小さな花だよ
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