大和町西部、細い車道脇に野芝の空地があるので、ここに車を入れてトレッキングシュー
ズに履き替えていると、正面の草藪から一匹のイノシシの子供(ウリ坊)が出てきました。
体長30cmほどの幼子でとても可愛いのですが、親イノシシが続いて出てくるかも知れず、
うかつには近寄れません。耳を澄まして親イノシシの気配を探りますが、付近には居ない
ようで物音はしません。ウリ坊は私と目が合っても逃げないので、数歩近寄ってから撮影。
二枚とも2024.9.5撮影
「ウリちゃん、お母さんとはぐれたの ? 迷子になったのかな ? 」と話しかけながら更に近
寄ると、野芝の空地をトコトコと横切って窪地の草藪に逃げ込んでしまいました。
付近を踏査すると、道路端や窪地の法面、斜面下の腐葉土など至る所が掘っ繰り返されて
いるので、イノシシが餌を漁ったのでしょうね。
たぶん、この辺りがウリ坊一家の縄張り内なのでしょう。
イノシシは夜行性なので、お母さんイノシシが寝ている間に、このウリ坊は一人で探検に
出たのかも知れませんね。
イノシシの主食は植物で、タケノコやヤマイモの根茎、農作物や米などを食べているよう
です。動物質ではミミズ、カブトムシなどの幼虫、イモリ、カエル、水生昆虫など様々な
ものを食べていることが、捕獲されたイノシシの胃内容物の調査から判明しています。
二枚とも2024.9.5撮影
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