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トーマス・マン“魔の山” (2) 二つの極のはざまで 「13」

2024-07-11 16:13:53 | 文学

トーマス・マン“魔の山”

(2)  二つの極のはざまで

主人公ハンスに大きな影響を与えるのは、進歩的啓蒙主義者のロドヴィーコ・セテムブリーニと

ロシア人女性クラウディア・ショーシャ夫人。

市民社会的倫理を体現するセテムブリーニは、平地に戻るようハンスを諭し続けるが、

退廃的な香りを身にまとったショーシャ夫人に強烈に惹きつけられるハンスは、

あたかも彼女に誘惑されるかのごとくこの施設に魅了される。

やがて自らの中にも結核の徴候を見出されたハンス。

「生の力」と「死の力」に引き裂かれ続けた彼は、ついに「死と病の空間」に閉じ込められていく。

第2回は、セテムブリーニとショーシャ夫人に象徴される「生の力」「死の力」の葛藤を読み解き、

私たち現代人は、「生と死」の問題にどう向き合っていけばよいかを考える。

HAUSER - Intermezzo from Cavalleria Rusticana

索引  100分de名著 ②

トーマス・マン“魔の山” (3)  死への共感 「13」

 

 

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