100分de名著
夏目漱石 ① 「三四郎」
「三四郎」で描かれる体験は、まだ誕生したばかりの近代小説、それを書き始めた漱石、それと出会った当時の読者、
そして、産声をあげたばかりの近代国家・明治日本のとまどいを象徴している。
この作品は、そんな三四郎をつい応援してしまう「応援小説」であり、「小説」「読者」「国家」の成長を追体験する絶好の素材でもある。
第1回は、「三四郎」という小説から、産声をあげたばかりの日本の「近代」を読み解く。
将来への不安、恋愛への戸惑い、故郷への想い――百年経っても色褪せない永遠の青春小説!! 東京の大学に入学するため熊本から上京した小川三四郎。
彼にとって東京は、見るもの聞くもののすべてが新鮮な驚きに満ちていた。
やがて三四郎は、都会育ちの美しい女性・里見美禰子に強く惹かれていく。Pity'sピチーズ akinアキン toツー loveラッブ という句だが……
《「迷える羊」の意。 聖書から》どうしてよいか分からず、迷っている人。
Deborah's Theme (Once Upon a Time in America)---Ennio Morricone
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