100分de名著 『自省録』 マルクス・アウレーリウス
第4回 『今、ここ』を生きる
「自省録」というユニークなタイトルの本があります。今から2000年近く前に書かれた、人生についての洞察あふれる名著です。
J・S・ミル、ミシェル・フーコーら思想家たちが「古代精神のもっとも高貴な倫理的産物」と賞賛し、欧米の著名な政治家たちもこぞって座右の書に挙げる古典です。
書いたのは、第16代ローマ皇帝、マルクス・アウレリウス(121- 180)。パックス・ロマーナと呼ばれる古代ローマが最も繁栄を謳歌した百年の、最後の時代を統治した哲人君主です。
彼の言葉を通して「人生いかに生きるべきか」「困難に直面したときどう向き合えばいいのか」といった現代人にも通じるテーマを考えます。
The English Patient, Soundtrack - Marta Sebestyen, Gabriel Yared
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