縄文ストーンサークル 2021.4.30
秋田県北東部の鹿角かずの市に所在し、米代川の支流である大湯川沿岸、標高約180メートルの台地上に立地します。
食料となるサケ・マスが遡上し、捕獲できる河川の近くであり、後背地には落葉広葉樹の森が広がっていました。
万座(まんざ)環状列石(最大径52メートル)と野中堂(のなかどう)環状列石(最大径44メートル)の二つの環状列石があり、
いずれも大小の川原石を様々な形に組み合わせた複数の配石遺構を環状に配置し形成されています。
それぞれの環状列石を取り囲むように、掘立柱建物、貯蔵穴、土坑墓などが同心円状に配置されています。
また、環状列石の周辺からは、土偶や土版、動物形土製品、鐸形土製品、石棒、石刀などの祭祀・儀礼の道具が数多く出土しています。
二つの環状列石のそれぞれの中心の石と日時計状組石は一直線に並ぶような配置となっていることから、
両者を関連づけて構築した可能性は高いと考えられます。
また、この直線上は夏至の日没方向ともほぼ一致します。
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三内丸山遺跡 5500~4000年
御所野遺跡
配石遺構
大湯環状列石 4000~
土版
大湯環状列石 秋田県鹿角市かづの「上津野」
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