索引 フロム『愛するということ』
2月14日はバレンタインデー。愛を告白したい、確かめたいという人も多いでしょう。
そこで「100分de名著」2月シリーズは、フロムの「愛するということ」を取りあげます。
「愛するということ」はノウハウ本ではありません。
愛の本質を分析した思想書です。
1956年に出版されて以来、世界的なベストセラーとして読みつがれてきました。
著者のエーリッヒ・フロムは、1900年、ドイツでユダヤ人として生まれました。
フロイトの流れをくむ精神分析家であると同時に、ファシズムを非難し、人間性の回復を説いた社会思想家として知られています。
この書でフロムは人間とは死を知っている存在だとしました。
そしていつか死ななければならないという自意識が、孤独への恐怖を生んでいると考えました。
この孤独の恐怖を解消するために人は他者との一体化をめざす。
それが愛の本質だとフロムは言います。
番組では、愛を通して人間の本性を学びます。
そして人はどのように孤独と向き合うべきか、よりよい人生を送るためのヒントを探っていきます。
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