PAPP GÖRGY

旧ブログ名 モ
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パップ・ギョーリキー

立体視

2005-05-24 01:42:23 | 出来事
今夜の雨はすごかったですね。
突然、バケツをひっくり返したような雨、地面はみるみるうちに川と化しました。
すぐ止むかと思って駅で雨宿りしていたものの一向に止む気配はなく、結局1時間降り続きました。
夕立というよりも、スコールですね。
これも温暖化の影響でしょうか?
と、騒ぎ立ててみる。
こんばんは、モです。

脳外科では、脳の血管のMRIの写真を見るときに、立体視を用います。
つまり、血管を見るとき、正面よりちょっと右から写した写真と、正面よりちょっと左から写した写真を用意して、右から写した写真を右目で、左から写した写真を左目で見るわけです。
脳外科医はこれをぱっと一瞬でやってしまうのでしょうが、慣れない私には難しい。
立体視の練習をしていたら、気持ち悪くなってしまいました。
例えば、右目で見る用の絵を左側に、左目で見る用の絵を右側に置いた場合、
寄り目(近くを見る視線)で、ピントは画面上(寄り目で普通に見る位置より遠いところ)にピントを合わせる。
逆に、右目で見る用の絵を右側に、左目で見る用の絵を左側に置いた場合、
左右の視線を平行に近く(遠くを見る視線)で、ピントは画面上(近く)にピントを合わせる。
ところが、目には自動的にピントを調節する仕組みがあって、寄り目にすると近くに、遠くを見る視線にすると遠くに、ピントが合うようになっている。
それに逆らって無理やりピントを合わせようとするものだから、気持ち悪くなる。
そして、無事に立体視ができた後、立体視を止めて現実世界に戻ってきたときに、ピントが合わない。
左右の目をうまく使えるようになるまで数分かかってしまう。
これは気持ち悪い。
こんな苦労しなくても、小学生の頃に雑誌で見たような、赤と青のローテクを駆使すればいいのになぁ、と思う。
左が赤くて右が青いセロハンの眼鏡をかけて見るやつ。
あるいは、ローテクが嫌いなら、偏光レンズでもいい。
楽に、そして簡単に、立体視ができる方法はいくらでもあるのに。
そんな機械もあるのだろうけど、なぜ普及していないのだろう。
無理やりの立体視は、目に悪くないのだろうか??という気持ちです。