未来を信じて

ダンナは私たちの太陽!

旅立ち

2009-10-04 09:16:38 | 退院~大阪の病院に入院

10月1日までサチュレーション等とても落ち着いていたダンナ。

2日にいつもどおりダンナに会いに行くと、明らかに今までと違う呼吸状態でした。
呼吸回数が少なくなり、必死で酸素を取り込もうと深い呼吸をしていました。
昼過ぎに一度サチュレーションが下がり、たいへんな状態になりましたが、
看護師さんたちが向きを変えてくれたりして、一旦落ち着き、様子を見る事に
しました。

その後、呼吸状態は変わらずでしたが、サチュレーションは少し落ち着きました。

でも夕方からまた悪くなり、家族がこちらへ向かっている最中、本当に最後まで
頑張りぬいて、19時44分、旅立って逝きました。

私がそばにいるときを選んでくれた事、頑張ってと声を掛ける事も苦しいほど
頑張り抜いた事、最後は自然とありがとうと言葉が出てていました。

昨日のお通夜ではたくさんのたくさんの方がダンナに会いにきてくれました。
本当にありがとうございました。

今日の13時から告別式です。
まだ信じられない気持ちでいっぱい。
お別れをするのが辛く、このままでもいいから時間が止まってくれないかな
なんて思っています。

皆さんからの支えがあってこそ、私達は頑張ってこれました。
感謝の思いでいっぱいです。

穏やかな寝ているようなダンナの顔を見てきます。


ありがとうございました。

 


入院55日目~61日目

2009-09-27 21:36:48 | 退院~大阪の病院に入院

この前状態が悪くなってから、約10日が経ちました。

その時は、呼吸する事がとても苦しそうで辛そうで見ているほうも辛かったです。
でもその状況から抜け出し、だんだんと落ち着き、酸素や呼吸数、脈拍等が
どんどんいい数字になっていきました。

この1週間はホントに落ち着いていてスヤスヤと眠っているような感じです。
小さな波はありますが、穏やかな時間を過ごせています。

でも1つだけ…9月24日にまた顔にだけけいれんがおきました。
右側のほっぺたから始まり、口へ、そして顔全体に広がり、まぶたもピクピク
していました。
あごのガクガクまではいかず2分くらいでおさまりました。
始まってすぐに看護師さんを呼んで一緒にいていただきました。
おさまってから血圧を測りましたが、特に異常なし。
酸素等も問題なしだったので、何もせず様子を見る事になりました。

その後も問題なく数値も安定していました。

祝日には子供達も一緒に行き、家族団らんをしました。
お兄ちゃんもだんだんと状況に慣れてきたのか、いつもならなかなか寄ってこないのに
今回はすぐにとうちゃんの顔を見るため、そばに寄ってきてました。
機械の説明をしたので数値がイイのを見て
「とうちゃん、頑張ってるやん!」と言ってました。
帰りにはこっそりと「とうちゃん頑張ってるからボクももっと頑張らんな」なんて
嬉しい事を言ってくれていました。

本当なら今日も連れて行く予定でしたが、3人とも鼻グスグス、喉は真っ赤
咳はコンコンなので取りやめにしました。

早く治さないと、病院にもいけなし、運動会も出られなくては困ります。
ちなみにお兄ちゃんは10月3日。
姫とチビちゃんは10月10日。
その後も市民体育祭や地元のお祭り等でイベント盛りだくさんだから。

とうちゃんには運動会で頑張れるようにしっかり祈ってもらわないとネ!


入院53日、54日目

2009-09-20 21:37:57 | 退院~大阪の病院に入院
コメントを下さったみなさん。
本当にありがとうございます。
お返事出来なくて申し訳ありません。
読みながら涙し、支えていく力をもらい、勇気ももらっています。

9月19日
お義父さんとお義母さんが病院へ行きました。
昼から夕方に掛けては落ち着いていたようでしたが、そろそろ帰ろうかなんて
話していると、だんだんと熱が上がってきて、脈拍も150台まで上がり、酸素も不安定な
状態になったそうです。
心配で帰るに帰れず、もう少し様子を見ていて、比較的安定してきたそうです。

9月20日
みんなで車で病院へ行きました。
「とうちゃん来たで」と言いながら顔を覗き込んで、次にモニターを見ると
驚くほどいい数値でした。
脈拍は100ほどなので普通の人と比べると多いですが、まだマシなほうです。
血圧も正常。
酸素も99,100を維持しています。
呼吸も静かにスヤスヤと寝ているようで。
この間のしんどそうなのが嘘のようでした。
子供達もいい数字に喜んで「とうちゃんがんばってるねんな」と言ってました。

落ち着いて、楽そうなダンナの顔が見れてホントに良かったです!



入院48日目~52日目

2009-09-18 21:58:44 | 退院~大阪の病院に入院

9月14日
珍しく平熱。
血圧が90/60と少し低めだけどおしっこもでてるし、酸素の値も安定していました。

9月15.16日
また熱が上がってきて37度後半。
血圧は問題なし。
酸素は吸引とかして一時的に下がるけどすぐに回復し、すやすやと寝ているようで
呼吸も楽そうな感じでした。
酸素が安定していると、顔を拭いたりひげを剃ったりするのがとってもやりやすいです。
水曜日にいつも来てくれるお友達が来てくれました。
ありがとう。

9月17日
楽そうだった呼吸が少し辛そうになっていました。
いびきのようにがーがーと音をたてて呼吸する事が多くなり、酸素も下がると
なかなか上がってくれません。
昨日まで100となっていた値が今日は98までしか上がってくれませんでした。

9月18日
子供たちが学校や幼稚園へ行って一段落したころ、病院から電話がありました。
呼吸状態が明らかに悪くなり、酸素の値も80台にしか上がらないとの事。
2時間かかる距離も考えてくださった上で、早めに来れたらおいでと師長さんからの
電話でした。
義姉と病院へ向かいました。
運転もしてくれて、時には涙しながら話したり、話題をそらしてくれたり、心強かったです。
一人で電車で行ってたらどうなってただろうと思いました。

病室に入ると昨日よりもつらそうな呼吸の仕方でした。
肩やあごで息をしてるといった感じで、舌根が落ち込んでいるのでガーガーと
すごい音でしんどそうでした。
酸素は80台をうろうろ。
心拍数は140から170台で驚くほどの早さです。
呼吸も浅いので回数が増え、通常の倍以上の回数でした。
唯一、血圧だけが正常値。
それ以外は異常値なので機械のアラーム音がなりっぱなしでした。

こんな状態が14時半頃まで続き、熱も40度まで上がり、顔には汗が吹き出ていました。
私は何も出来ず、ただ手を握り声をかけ、汗を拭いてあげる事しか出来ませんでした。

何度か吸引してもらったお陰か少し呼吸が楽そうになると、少しずつ酸素の値も
上がっていき夕方には90台後半で落ち着き、熱も少しだけ下がりました。

この頃には家族みんなそろい、「とうちゃん!」と子供達が声をかけ、手や足を
さすってくれていました。

落ち着いてきたし、今日はばあちゃんが夜までついてくれるというので、子供達と
とりあえず家に戻りました。

ダンナも子供達も、みんな頑張っています。
ダンナには頑張ってもらいたい、ケド辛そうな姿を見るのはイヤだしさせたくない。
だからなんて声を掛けていいかわからないです。。。
ここにいるよ。そばにいるよ。みんないてるよ。と伝えていました。







入院43日目~47日目

2009-09-13 21:41:20 | 退院~大阪の病院に入院

9月9日、10日と比較的安定していました。
酸素の量も数値が一定だったし、体温もそれほど高くなく、血圧も問題ナシでした。

だだ10日に痙攣がおきました。
顔面だけで3分程度。
右のほっぺたがヒクヒクしてると思ったら、くちびるがピクピクと引っ張られてる感じに
なりました。
ちょうど看護師さんが廊下を通られたので呼び止めて、すぐに病棟担当の先生も
きてくださいました。
口やあごがガクガクする様な状態がしばらく続き、おさまりました。
幸い大発作になる事はなく、酸素の量を少し増やして、投薬等もナシですみました。

ただ大発作が起きる可能性も高いという話をされていました。

もう痙攣は見たくないと思っていたのに…
でも看護師さん、先生がついててくださったので、一人のときより何倍も安心でした。

9月11日、12日は体温が37度前半から後半あたり。血圧は問題なし。
ただ酸素量が不安定になるときが…
体の向き替えを2時間ごとにしてくれるのですが、そのときに吸引した後、酸素量が
かなり下がりなかなか回復してくれません。
1時間くらい掛けて回復し、落ち着いてよかったぁとホッとすると、また次の向き替え
という繰り返しです。
痰がかなり絡んでいるみたいで、吸引してもすべて取り除く事は出来ず、それに
邪魔されてうまく酸素の取り込みが出来ていないようです。

腫瘍でいっぱいになって、かなりの圧迫で脳圧も上がっているだろうし、脳幹部にも
腫瘍が浸潤している状態で、ダンナは毎日毎日頑張って踏ん張って呼吸してくれて
います。

その頑張りに答えるためにも、子供達と会わせたいなと思っていました。

学校等が始まってなかなか連れていけず、10日ほど会っていませんでした。
なので今日、子供達を連れてダンナに会いに行ってきました!
一応日曜日はお義父さんお義母さんが行ってくれているのですが、
会わせたいという私の気持ちと、姫の「電車でとうちゃんの病院に行ってみたい!」
という言葉で即決しました。

田舎暮らしの私達はどこへ行くにもほぼ車で移動なので、子供達もなかなか電車に乗る機会がありません。
子供達の心に強烈に印象深く残る事と思います。

病室では個室というせいもあり、子供達がいつもどおりで(騒がしいという事)
気をもみながらも、家族で家にいるみたいやなぁと話していました。

かわいいわが子のパワーは届いたでしょうか?
明日からはかわいい私が会いに行きます。
待っててネ!



入院42日目

2009-09-08 23:42:15 | 退院~大阪の病院に入院
昨日のことがあったから、今日の調子はどうだろうとドキドキで病室に。

酸素量は100を示していました。
「おはよ!調子良さそうやね。」とダンナに声をかけしばらく数値を凝視していたけど
安定していました。

呼吸も静かに楽そうにしていたので、髭剃りとカオ拭きをゆっくりゆっくりしました。

体温が昨日、おとといと平熱だったのに、上がってしまって37度後半から38度前半。
血圧は119/77でした。

手足のむくみもひどくなってきています。
マッサージのつもりで温かいタオルで足を包み、マッサージをしていると
垢がたくさん!ポロポロ落ちます。
マッサージが途中からあかすりに変わり…
この間もしてキレイになったと思っていたのに、消しゴムのかすのようにいくらでも
出てきました。
あまりやりすぎてもと思いほどほどにして、乾燥しやすいのでクリームをつけて
終わりにしました。
エステに行ったみたいに気持ちよかったかな。。。

入院41日目

2009-09-07 23:54:07 | 退院~大阪の病院に入院
今日は体温…平熱
     血圧…少し低いケド大丈夫(112/79だったと思う)

14時過ぎに病院に着き、スヤスヤと寝ているように呼吸していたダンナ。
酸素の量も100か99という値で安定していました。

2時間おきに体の向きを変えにきてくれるのですが、15時に向き替えをしてもらって
吸引してもらってから、酸素の値が下がったり、上がったり。
気道の具合があまりよろしくないのか、95くらいまで下がったと思ったら、すぐに99まで
上がってたりと不安定な状態が1時間くらい続き、98.99で安定しました。

次の体の向き替えの時も同じような感じで。

呼吸が浅い事。
痰がよくからむ事。
一定のリズムで呼吸しているのに、たまに呼吸が止まっているような時がある事。
などの原因で、酸素量が足りなくなったりするようです。

少しずつ悪化している事には間違いない。
でも、まだ大丈夫だと思いたい!
未来…未来を信じて。。。



入院38日目マデの事

2009-09-05 23:18:35 | 退院~大阪の病院に入院
久々の更新になりました。
毎日ダンナに会いに行き、帰ったらいろいろする事があって、なかなかPCに
向かう事が出来ませんでした。
気持ちの面でも向かいづらかった感じです。

熱が上がったり下がったりで安定しません。一番上がって39℃という時もありましたが
37℃~38℃台をうろうろしています。

呼吸状態もかなり悪くなり、酸素の量もどんどん増えて、病室には酸素のシューっと
いう音が絶え間なく続いています。

2日前は酸素マスクもつけているのに酸素の数値がどんどん下がり
息をしているのにとっても苦しそうで。
すぐにナースコールを押し、吸引や体位を変えてもらったり処置をしてもらい
かなりの時間を掛けて酸素量が戻っていくという事が2時間おきに2回ありました。
痰が絡むせいで呼吸がしづらくなり酸素の取り込み量が少なくなる。
吸引すると呼吸は楽になるけど、吸引の刺激でまた痰が絡みやすくなるという
悪循環です。

当直の先生がこの状態なら急変してもおかしくないというような事を言うので
帰るに帰れず、家族に連絡するとすぐに行く!という事になり、家族全員が
22時半頃に病院に着きました。
この頃にはダンナの呼吸も落ち着き、安定していました。
しばらくみんなで見守っていたのですが、大丈夫そうなので一旦帰ることに。
1時過ぎに病院を出て帰宅しました。

次の日、今日と呼吸は落ち着いていて2日前の出来事は何?といった状態ですが、呼吸が浅くなったように感じるのと、血圧が低くなっている事が気になります。


大阪の病院に入院してからは、2.3日に1人くらいのペースでダンナのお友達が
会いに来てくれます。
こんな時は瞬きをよくしてくれるように思うのです。
やっぱりしっかり聞こえてて反応してくれているんだなって思います。
「起きている」感じがするのです。
今日もいろいろ話しかけたりすると答えてくれているかのようにパチパチと瞬きを
してくれました。

なんだか会話が出来たような気分になりました。


入院25日目

2009-08-24 10:22:38 | 退院~大阪の病院に入院
8月23日
今日はみんなで会いに行ってきました。
お義姉さん家族とお義父さん、お義母さん。
そして子供達。

なんだかみんなで旅行にでも行っているような錯覚に…
でもここにはダンナはいません。

昨日は熱が38度7分まであがり、かなりしんどそうで荒い呼吸をしていたのですが、
座薬や注射をしてもらったお陰か、熱は平熱まで下がっていました。

少し落ち着いた呼吸になっていたので少しほっとしました。

お兄ちゃんは病院へ行く事に困惑した様子でした。
何でも気持ちを押し込めて我慢する所があるお兄ちゃんは、泣いてしまいそうで、
そして目の前にするとその状況が現実なんだと認識するのがイヤで
困っていたんだと思います。
それでも行きたくないとは言いませんでした。

病室に入ってもなかなかそばに寄ろうとしないお兄ちゃんに、
「父ちゃんの手が冷たくなってるから、お兄ちゃんの温かい手でさすってあげて」
と言うと「ホンマや」と言ってさすってくれていました。

姫はよくわかっていない感じだったのですが、ただなら雰囲気を感じたのか
すぐに抱っこしてと甘えてきたのでした。

チビちゃんはもっとわかっていなくて、「父ちゃんまた寝てるー。はよ起きやぁ」と
言って顔を覗き込んでいました。

子供達に今の状況のダンナに会わせるかどうか迷いましたが、
やはり父ちゃんなんだし、頑張っている姿もしっかり見ておいて欲しいと思いました。

それにきちんと自分の目で見た事によって、今は難しくても、いずれは納得し
理解してくれる時が来ると信じています。


入院23日目

2009-08-22 10:15:42 | 退院~大阪の病院に入院
8月21日
昨日から自発呼吸では酸素の取り込みが少なくなったりする時がありました。
脳幹部にもできている腫瘍のせいと、脳に圧迫がかかっているせいで、
舌が奥のほうに落ち込み、呼吸がしづらくなっているという事でした。

午前中は酸素の濃度も問題なかったのですが、午後から数値が下がってきたので
酸素マスクをつける事になりました。

先生が来て下さり、別室で話しを聞きました。
急に呼吸状態が悪くなってきているので、腫瘍に対する治療は考えられなくなってきた。
近いうちに起こるであろう自発呼吸が止まる時、人工呼吸器をつけるかどうか
延命処置をするかどうかを決めておいて欲しいと言われました。

先生はいつも「僕個人の意見としては…」「僕の家族なら…」と医者という立場ではなく
患者側に寄り添って話して下さいます。

人工呼吸器をつけてよくなるならつけるけど、そうではなく、苦しい時間が長引くだけ。
少ない可能性に賭け、手術をして治療に挑もうとした。十分に頑張った。
だからこれ以上は…という話しを家族でして、延命治療はしない事に
決めました。

どちらにしても辛い選択です。
こんな事は決めたくありませんでした。

本人、家族、友達、みんなみんな辛い。悲しい。