とにかく日記

とにかく何でもいいから書く日記。3人の子へは仕送り、更新頻度は下がり、書き続けられるのか?(コメント等は承認制です)

幼い姉と弟の喧嘩・・・双方の言い分

2007-02-10 23:23:51 | ワーキングマザー
土曜日の夕方、仕事で疲れ果てて子供を保育園に迎えに行ったら、保育士さんが私を呼んだ。
「ルル(3歳男、末っ子)がリリ(5歳女、2番目)の頭を強く叩いたんですよ。
 すみません、まだ痛がっていますけれど、家でも様子をみてくださいね。」

リリがすかさず「ルルがココをたたいたんだよ!まだ、いたい!」と言う。
ルルはむくれたような表情で下を向いていた。

私 「ルル、リリに何か言ったの?」
ルル「ごめんなさいって、ルル、ごめんなさいって、なんかいも、なんかいも
   いったのに、リリがなきやまないんだよ!」

はぁ~。まったくもう、この姉弟は、年中喧嘩してるんだから。
まずリリの頭に手で触れてみた。痛いという部分はコブにはなっていない。
見たところ赤みもないようなので、髪の毛である程度、保護されたか。
どんな物で叩いたのか、と尋ねたらリリが「このお皿!」と砂場から持ってきた。
薄い金属でできた、平たいお皿である。これで叩かれたら確かに痛いだろう。

リリに「大変だったね、痛かったね、かわいそうにね」などなど一通り共感を
示したあと、離れている(近寄ってこようとしない)ルルの所に行った。
リリはその場に残しているが、声は聞こえる距離である。

私 「ルルはどうしてリリを叩いたの?
   ルルだってわけもなく叩いたりしないでしょう。」
ルル「あのね、リリがいじわるするんだよ。
   リリたちがお城つくってて、リリたちだけが中に入ってて、
   ララ(7歳女、一番上)に入っていい?って聞いたら『いい』って言ったのに
   リリはダメって。なんかいも、なんかいも同じこと言うんだよ」

そうか。それはルルにも同情すべき点はある。しかし叩いた時点でキミが悪者だ。

私 「リリがいじわるだったら、叩いていいの?」
ルル「・・・ううん、たたいたらダメ。」
私 「だよね。リリがどんなにいじわるで悪い子も、ルルがリリを叩いたら、
   ルルの方が悪い子なんだよ。
   リリが『ダメ』って意地悪を言ったら、叩くんじゃなくて『なんでなんで!』
   って口と言葉で言い返すんだよ。手や足で乱暴したらダメなの。」

と言っていたら、リリが割り込んできた。

リリ「ちがうよ!リリは『ダメ』って言ってないんだよ!」
私 「はぁ?」
リリ「ルルが『入っていい?』とか言いながらもうお城の中に入ってたんだよ。
   だからリリは『なんでルルもう入ってるの?』って言っただけなんだよ。」

リリは自分の都合の悪い所は言わない(わざとではないらしいが、結果的にそういう
ことが非常に多い)ので、確かめた。

私 「『なんでルルもう入ってるの?』って何回も、何回も言ったの?」
リリ「…うん。」

やっぱりなぁ。「言っただけ」なんじゃないぜ、お嬢さん。

私 「それはルルにとっては『入っちゃダメ』って言われてるような気持ちになる
   言い方なんだよ。なんで入ってるか聞きたいだけなんだったら、別の言い方
   しないとルルが怒るのも仕方ないと思うよ。叩いたのはルルが悪いけど。」
リリ「ルルもなんかいも、おなじこと言ったんだよ」
私 「はいはい。あんたたちは、何回も同じことを言い合って、最後にルルがリリを
   叩いちゃったんだね。」
ルル「だけど、ルルがごめんなさいっって、なんかい言ってもリリが泣きやまな
   い!」
私 「痛いことされたら、すぐは泣きやめないんだよ。
   それよりも、リリがルルに『なんで入ってるの?』と聞いた時に、ルルが
   『ララが入っていいって言ったんだよ!』って答えればよかったんじゃない?」
ルル「……」

という調子で、喧嘩後の反省会(?)を家に帰ってもしていた。
ポイントは、とにかく言葉。
理屈っぽいのが我が家の家風なので(苦笑)喧嘩の後も個人の感情を可能な限り言語化することにしている。
私自身の経験でも幼い時の兄弟姉妹はライバルで、喧嘩が絶えなかった。
でも兄や弟のおかげで、同年代の男の子と取っ組み合いの喧嘩をするという貴重な
経験ができたし、口達者にもなったのだから今となっては感謝しているくらいだ。

あと数年もすればこんな子供っぽい喧嘩はしなくなるかなぁ。
コメント
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