とにかく日記

とにかく何でもいいから書く日記。3人の子へは仕送り、更新頻度は下がり、書き続けられるのか?(コメント等は承認制です)

いじめ?に親として対処する

2007-02-05 03:41:50 | 育児
昨年末の話。

長女ララ(小1)の勉強(宿題)をしばらく見ていなかった日が続いた。
学童保育で宿題をやってきているはずなので、まぁいいか、と思っていたのだが
ある朝、ララに「ランドセルのしたくをしなさい」と言ったら、
したくの途中で終わっていない宿題をとりだし、始めたのを目撃してしまった。

 私「何してるの?」
 ララ「しゅくだいが、おわってないから今やってるの。」

・・・これはおかしい、と気づいた。
学童保育では宿題が終わってから遊ぶ時間のはず。
基本的には小心者でマジメなララである。
どうして宿題が終わっていないのか、ララに尋ねた。

 ララ「じかんがないの。ララが一人であとかたづけとかしてるし・・・」

これは事情がありそう、と登校時途中まで一緒に歩く時に、ララに詳しく話を聞いた。
そこで、ララが他の学童の子たちの言いなりになっていることが判明。

 ララ「ララがいちばん、よわいから、いやなんだけど、いうこときかなくちゃ
    いけないんだよ。
    おやつをもってくるのも、あとかたづけするのも、ララだけなんだよ。」

一人じゃできない、みんなでやろうよ、と言っても誰も手伝わず、先に遊びに行ってしまう、という。
学童保育クラスの小学生はたった5人。(保育園に併設された学童である。)
学童の子は、一人をのぞいて全員、学校でも同じクラスの子。
学校でも何か命令されているのでは、と尋ねてみたら、毎日の学童保育への連絡
(学校の公衆電話から電話し、学校まで迎えに来てもらう)も本来は全員が
交代ですることになっているのに、最近はララだけが電話しているという。
それも自発的にではなく、強制されて。
ララが嫌がっても、他のみんなが公衆電話の前に無理やり引っ張っていくとか。

親としては、ララが電話しなければいいとも思うのだが、ララは電話せずに
いられないという。
以前に学校で全員がいつまでも遊び続け、学童保育に連絡せず、学童の先生に強く
叱られたことがあるらしい。
ララは、誰も電話しないのは学童の先生が怖いからいやだ、という。

他に、学校での様子はどうなのか、と尋ねた。
同じクラスのほかの子たちはララに命令したりしないらしいが、学童の子たちが
学校でもララにいろいろと言いつけるらしい。
主犯格は一人の男の子。仮にシンジとしよう。
シンジは、ララにランドセルを持たせたりもしているらしい。

・・・ララ自身に努力させても、どうにもならないような気がした。
持てといわれて持つララもララだが、ララに持つなと言っても解決しないだろう。
親として、動くことにした。

シンジの両親は、保育園時代からの顔見知りではある。
特に行き来はないが、お互い、家の電話番号も知っている。
しかし、シンジの両親に話をして解決するとは思えない。
保育園時代、クラス懇談会でシンジの母が何度も
「シンジが乱暴で兄も泣かすので困っています」と相談していたし。
何より、これはシンジ一人の問題ではなく、シンジは言いだしっぺにすぎない。
学童の他の子たちとの問題でもあるのだ。
解決するなら、学童の先生や学校の担任と、だ。

亭主と相談し、午後、仕事を休んで学童と学校に行って先生と話をすることにした。
とりあえずそれまでをしのぐために、ララには二つのことを言い聞かせた。

1. 同じ学童の連中に、何かしろ、と命令されても「いやだ」と拒否し続けること。
2. また学校で学童保育へ電話するよう強制されたら、親(亭主)の携帯に電話し、
亭主の職場に連れて行ってもらうこと(他の子たちは自分たちで何とかさせろ)。

午後。
まず学童保育に行き、学童担当の先生と話をした。
先生は、ララが宿題を終えるのが遅く、おやつを食べ終えるのも遅いことは把握
していたが、電話をかけてくるのがララのみになっていたことや後片づけをララ
一人がしていたことは知らなかったようだ。
先生はシンジの家庭の事情も教えてくれた。
シンジはお母さんをなめきっていてお母さんの言うことを全然聞かず、
逆にお父さんは怒るとアザができるほど叩いてくるため、恐怖の対象らしい。
そういえば時々、妙にうつろな眼差しをするシンジである。
可愛そうな気もするが、だからといってララを奴隷代りにしてよい訳はない。
学童の先生は、こんなことを言った。

「ララが一番、弱いなんてことはないのよ。
シンジは私にきつく怒られるとすぐメソメソ泣く。
体力的なケンカは強いかもしれないけど、心はシンジの方が弱い。
ララは私に怒られても一生懸命、泣かずに我慢してる。ララの方が心はずっと強い。
ララが何度も繰り返しイヤって言えば、シンジは無理やり言うことを聞かせることも
できなくて、あきらめるはずよ。」

よし。これで学童と親の、ララへの指導方針が一致できる。
「したくもないことをさせられそうになったら、断固として拒否し続けること。」
ララへの指導は、これで通すことにしよう。30分程度いろいろ話をした。
「お母さん、最近忙しいんですか?ルル(末っ子、3才男)が荒れてますよ」なんてことも言われた。
(確かに・・・私も気になっていた。極端に甘えたり、おねしょしたり。
 半年前から仕事が目に見えて忙しくなり、添い寝もしてあげられない日が
 増えているから、だと思う。もっと構ってやらなければ。)

学校の担任とは時間の都合でごく短時間しか話ができなかったが、問題点の概略は
話すことができた。
もともと問題は学童でのこと、学校はそれに付随しているだけ、だし。
担任と面会している間にララがクラスから出てきた。
「おかあさん!どうして学校にいるの?!」と驚いている。
今日は学童に行かせず、家に連れてかえることにした。

家で、今日学校でどうだったのか?を尋ねた。
体育の時間の後、シンジが脱いだ服をララに片付けさせようとしたそうだ。
「『いやだよ、どうしてララが、かたづけないといけないの?
  あかちゃんじゃないんだし、じぶんのことは、じぶんでしなさい』って
  言ったよ。そしたらシンジあきらめてじぶんでやりよった。」
という話。学童の先生が言っていた通りだ。
よく頑張った、と思いっきりほめた。

夕方、下の二人を保育園に迎えに行く時、ララも連れて行った。
するとシンジをはじめとする学童の子たちがララの顔を見るなり
「ララ、ごめんなー」とあやまってきた。
学童担当の先生に強く注意され、反省したらしい。
(すぐ反省する所がまだ子供らしい・・・というか、憎めないではある。)

こうして、ララのいじめセカンドステージ?はあっさり解決。
(ファーストステージは「くさい」と言われた時、だな。)
その後は特にララの様子に変りはない。

それにしても、まだまだ、親がちゃんと見てやらなくちゃいけないなぁ、と思う。
仕事や他の子の世話で忙しくても、ちゃんと子供一人一人の様子に目を配り、
気にかけて、変ったことがないか注意してやること。
とかく手を抜きがちになるけれど、これからも心して続けなければ、と思っている。
コメント (3)
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