娘の散歩道

東京町田市より、普段の出来事や散歩に行った時に感じた事を
記録しています。

デニーズにて

2006年07月14日 12時58分40秒 | 昔のこと
これもアメリカでの話。

レンタカーでロサンゼルスから、ラスベガスまでの途中でおなかが空き、
何か食べたいと思い、途中の町でフリーウェイを降りた時のことです。

小さい町なのでその名前は覚えていませんが、午前の10時頃だったと思います。
その町で、レストランらしきものがあるか走りながら探すと、あるにはありますが
まだ開店していません。

また、町が小さく、10分も走ると郊外に出てしまい、なかなかレストランが
見つかりません。

仕方がないので、フリーウェイに乗って、次の町で何かを食べようと思い車を走らせると
遠くにデニーズの看板が見えました。
ちょうど砂漠地帯(ラスベガスまではほとんど砂漠)を走っていたため、かなり遠くからでも発見できます。

早速フリーウェイを降り、目的のデニーズへ入りましたが、お昼前だった事もあり、
簡単な朝食セットが3種類くらいしかなく、その中の適当なセットを注文。

値段は日本と同じか、ちょっとだけ高い程度でしたがさすがアメリカ、量は日本以上に
ありました。

店内の雰囲気も日本のファミリーレストランと同じでしたが、客層だけが
違っていました。

お昼前で、朝早くもない時間なのでブランチになるのでしょうか、その時間帯で多い客は
おじいちゃんやおばあちゃんだったのです。

それも1人か、2人で食べている人がほとんどです。
日本では老年の人が1人で、昼前にファミレスで食事など、あまり見ない光景ですが
そのデニーズでは、そういう人が多く、客も店員も顔なじみの様子で注文を
受けたりしています。

そのようなおじいちゃん、おばあちゃんですがその店に乗り付ける車がすごい。
シボレーのカプリスやリンカーン タウンカーなど、とてつもなく大きい車ばかり、
(大きいが、年代物の車、あまり知らないと思います)かなり前のモデルで、エンジンも6000ccくらいじゃないでしょうか。

日本の小さい交差点では曲がりきることができないと思うくらい大きい車を、平然と運転しながらデニーズに来ているのです。

かなり前のことで、ガソリンもやすい時期だったので気にすることなく乗っていたと思います。
まさにガソリン垂れ流しの車のように見えましたが。

そのようなことを感じながら、食事を終えレジに向かうと、一人で来ていたおばあちゃんがレジの前でごそごそと捜し物をしています。

注意深く見ていると、IDカードとクーポン券を探しているみたいです。
興味はありましたが、のぞき込むようなことはできないのでさらに、店員とのやりとりを聞いていると、州政府か自治体発行らしいクーポン券を使おうとしています。

このクーポン券を使うためにIDカードを見せなければなりません、それによって
食事代がかなり免除されるシステムらしいのです。

それ以上、詳しいことはわかりませんでしたが何となく、アメリカの暗部を見たような
気がしました。

ロサンゼルスからラスベガスまでの途中の町の光景ですが、ロサンゼルスは各国の
ツアーでも大人気の大都市、ラスベガスも華やかな博打都市であり、両都市ともアメリカを代表する所ですが、途中のデニーズの光景と比べるとその落差にびっくりさせられます。

また、フリーウェイと日本の高速道路の違いも面白いなと感じました。
フリーウェイはどこもゴツゴツとしていてコンクリート?だけで作られているのかと思う程、ゴーッと常にタイヤからのロードノイズが車内に飛び込んできます。

それに比べ日本の道路は、良くできていると感心します。
日本で車を走らせると、ワイドなスポーツタイヤを履かない限りロードノイズはそれほど気になりませんが、フリーウェイでのロードノイズはかなりのものでした。

やはりお国柄なんでしょうね、国中くまなく道路を造るためには安くしなければならず、
更に強固に作らないと補修に手間と時間がかかるのでそのようになっていると思います。

砂漠の灼熱地獄でも道路に亀裂が入ることなく、何十年でも使い続ける、道路が寸断されてもすぐに補修工事に行けない広い国土を持つ国ならではと思います。

そんなことを感じる出張があったのを思い出します。


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