娘の散歩道

東京町田市より、普段の出来事や散歩に行った時に感じた事を
記録しています。

親の警戒心

2006年07月14日 04時27分20秒 | 昔のこと
以前、ロサンゼルスに行った時のホテルでの出来事を投稿します。

ロサンゼルス滞在の時は、そのほとんどがリトル東京にあるニューオータニ
に泊まり、その日は、お客さんに合うためにロビーで待ち合わせをしていました。

夕食前の4時頃だったと思います。
お客を待つため、ロビーにあるソファーに腰掛けているとちょうど、今の娘より
2つ位小さい女の子が私の方へ歩いてきました。

たぶん、4歳くらいだったと思いますが手に風船(ぷかぷか漂う風船)を持ち、
首から観光地で買ったと思われるバッグのようなものを提げていました。

夕食前の時間から察すると、ディズニーランドかユニバーサルスタジオなどの
テーマパークにでも行って来たのでしょう、服装も、お洒落な服でいかにも
アメリカの子供という格好です。

その女の子は、私の方へ歩いてきて、通り過ぎるのかと思いきや、
私の前で止まり、何かを話しかけてきました。

言っていることは、はっきりわかりませんでしたが、首から提げている
バッグを見せるそぶりをしていました、それを見てたぶん人違いをしていると
思い、あたりを見回しましたが、近くに他の人はいないことから明らかに
私に見せようとしていたのです。

私の娘が生まれる前のことなので、小さい女の子、それも見ず知らずの
外国人にどう対応して良いのかわからず、ただ頭を撫でようとしました。

すると、ちょっと離れた所にいた母親と思われる人が、血相を変えて私を
睨みつけながら小走りにやってきて、その子の手を引いて安全?な場所まで連
れて行ってしまいました。

私に、文句こそは言いませんでしたがその目は犯罪者を見るような目でした。

客と仕事の打ち合わせがあったのでスーツを着ていて、そんな変人に
見えることはないと思っていたのに、その子の母親にとっては身なりより
私の行動に危機感を覚えたのでしょう。

その時は、犯罪の発生件数が多い国であって、親の警戒心は相当なもんだな
位にしか思っていませんでした。

その後、知ったことですが子供の頭を撫でるということは、国によってマナー
に反すること、というものでした。
(アメリカの全ての人がそういう考えだとは思いませんが)

アメリカは、移民国家でいろんな人種がいて、宗教も違う、民族的なマナー
ももちろん違う、そんな国で不注意に子供の頭を撫でようとしたことは、
私の認識不足だったのかなと後で反省したことを思い出します。

さらに、大人と子供のスキンシップは日本の場合かなり寛容的で、海外では
親といえども子供の頭をむやみに撫でないことをマナーとしている国も
あるみたいです。


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