娘の散歩道

東京町田市より、普段の出来事や散歩に行った時に感じた事を
記録しています。

サイクリング

2006年08月16日 13時19分28秒 | 公園、児童館で
先日、炎天下の中、娘と自転車で遠出をしました。

冷蔵庫の中を占領していたパンの耳があり、娘はこれを「はくちょうに、あげるの」と
言って、白鳥のいる公園に行きたがっていました。

私が、「わかった、じゃー自転車で行ってみようか?」と聞くと「うん、いってみる」と娘は返事をし、
早速自転車で出発することになりました。

私の折り畳みの自転車を物置から出して組み立て、タイヤに空気を入れると、じわっと
汗が噴き出してきました。

そんな炎天下では組み立てるのも大変で、まして遠出を考えると、言わなければ
良かったなと後悔しましたが、娘は暑さのことよりも、自転車で何処かに行けることを
喜んでいて、携帯の虫除けを首から提げハンカチをポケットに入れ、帽子をかぶり
楽しそうに準備しています。

娘は、自分の自転車のかごに大事そうにパンの耳を入れ、私の自転車が組み上がるのを
待っています。

準備が終わると、「はやく、はやく」と言って私を急き立てます。
私が「ゆっくり行くから、後を付いてくるんだよ」と言うと「うん、わかった」と娘。

公園までは、車の場合10分ほどですが自転車でしかも娘と一緒ですので
40分位の道のりとなりました。

途中、いろんな交差点を通り過ぎます、信号の有る交差点、信号のない交差点、
信号も横断歩道も無い交差点、など様々ですが、信号もなく横断歩道もない交差点では
「ここは、どうするの?」と聞いてきます。

「こういうところでは、周りをよく見て車が来なくなったら渡るんだよ」というと
「わかったよ」と返事します。

しばらく行くと同じような交差点で娘は「くるまがきているからいっちゃダメだよね?」
と言いながら止まってしまいました。

「こういう時はいいんだよ」と言うと「なんで?」と娘。
「あんなに遠くの車はすぐに来ないから、大丈夫だよ」と私。
娘は遙か彼方の車を見て、止まっていたのです。

そんなことを繰り返しながら、交差点ではキョロキョロし、数メートル離れただけで
「まってー、おいていかないでー」と騒ぎながらペダルをこぐ娘でしたが、無事公園に
到着しました。

1時間ほど、公園で白鳥や鯉に持ってきたパンの耳をあげ、噴水で遊んだ後
「なんか、のみたいー」と言いだしましたので、公園近くの喫茶店に入ることに
しましたがあいにく夕方からの営業となっていました。

喫茶店なのに何でと思い、看板をよく見るとパブレストランとなっていました、残念。

しばらく行くとラーメン屋があり、そこでジュースやビールを飲み、店を出ようとすると娘は
「パン、まだあるからさっきのこうえんにいく」と言い、また公園に戻る事に。

公園でまた1時間ほど遊び、帰ろうとすると「つかれたから、じてんしゃでかえりたくない」
と言いだしました。

炎天下でそして初めての遠出です、疲れるのも無理もありません、私もちょっと
遠かったかなと反省しましたがそれでも来てしまった以上自転車で帰るしかありません。

それから更に1時間ほど、木陰に座りのんびりと日が傾くまで、おしゃべりをして
娘の疲れが取れるのを待ちました。

そうしている内に、少しですが日が傾き、娘も元気を取り戻し、
来た時とは違う道を通り家に帰ることとなりました。

家に着いた娘は、「あー、つかれたー」、「こんどはくるまでいきたいなー」と言って
いました、よほど疲れたのでしょう。
その夜はいつもより2時間ほど早く寝てしまいました。

娘にとっては大冒険となった一日でした、夏休みの良い思い出となったことでしょう、
また機会が有れば、この日のように自転車で出かけたいと思っています。


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