子宮頸がんの原因は今から10年前ぐらいにHPVが原因ではなかろうかと論文が出てかんかんがくがくの議論がなされました。結局子宮ガンはSTD(性感染症)と見なされたわけですけど、面白いのはアメリカでは子宮頸がんは少なく圧倒的に子宮体がんが多いことです。STDであるなら避妊方法の優位性から日本の方が子宮ガンは少ないと思われますが発症率は日本がアメリカより高いですね。HPVは100種類くらい確認されていますが(毎年新しい型が発見されています)子宮ガンの原因は数種類が確認されています。ウィルス性のいぼの原因で牛ではすでにワクチンが使用されていたみたいでヒトに応用されたのですね。性交渉前に予防処置としワクチン接種は理にかなっていますが、疫学的データはこれからですから有意差が確認されれば公費でワクチンが接種できればいいですね。
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