ナナフシの特殊能力

今日の新聞に載ってたんですが。
ナナフシ、捕食者である鳥に食べられることによって長距離を移動するという能力があることが最近の研究で分かったそうですね。
自身の移動能力の低さを、移動能力の高い鳥に捕食されることによって補うんだとか。

ちょっと意味が分からない？食べられたら終わりだろ？

ちょっと聞くと確かにそうなんですが。
あれですわ。

植物方式といいますか。
食べられても体内の卵が鳥に消化されずに残っていて、フンに混じって出て来て。
それが孵化して移動するのです。

なんとも摩訶不思議な進化ですのぅ。
一応記事には「ナナフシは植物に擬態する生き物だから、この移動方法を積極的に採用している可能性は低い」と書かれてましたけど。
昆虫にはこの手の進化が多い気がしますな。

自身が死ぬこと前提で何か他の目的を成し遂げる、みたいな。

爆弾蟻しかり。カマキリしかり。
脊椎動物にはこういうの居ない気がするんですが。

……やっぱ何か、生物として根本的に違うのだろうか？
（真偽のほどは分からないけど、昆虫は元々地球の生き物じゃ無かった、みたいな説をどっかで読んだ覚えあるし）
（昆虫宇宙起源説だったっけ）