素振りブログ。

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来週ジム休んで観に行く予定。

2017年06月10日 12時44分06秒 | 日記
来週土曜日公開の映画「こどもつかい」、観に行こうと思ってます。

清水監督の作品なので。
予告見た感じでも、清水監督らしい、ヘドロと埃に塗れたような、どす黒い雰囲気がたまらないですね。

呪怨は視聴者の安全地帯を奪うような、あざとい(褒めてます)ホラー映画でしたけど。
こどもつかいはどんな感じなのやら。

ホラー要素だけでなく、人間の怖さみたいなものも出してくれると嬉しい。

呪怨でも、本当に怖い部分って伽椰子と俊雄君じゃなく、剛雄ですからね。
冷静に論理的に考えれば誤解だとすぐ分かる妻の浮気疑惑を、全く気付こうともせず。
激情のままに妻を殺害。その上で、妻が恋い焦がれていた初恋の相手の家に押し入り、その妻(妊婦)を殺害。
殺すだけじゃ飽き足らず、腹まで裂いて胎児を取り出し、その胎児を殺した上サッカーボールのように蹴飛ばして。

異常過ぎる。

映画ではさ、直接的な描写が無いせいでじっくり見ないとこの男が何をやったのかが伝わってこないんですが、それに気づくと「こいつが一番怖いだろ」という感想を抱かざるを得ない。

輪廻では、輪廻転生を証明するために、自分の娘を殺害した異常な学者の男が登場しましたが。
ラストでその男の転生体だった主人公の女が、前世の妻だった老婆に苦しめられ。

かつて夫だった憎い男の転生体を苦しめて老婆が微笑み、主人公も自説が証明されたことに対しての嬉しさか、苦しめられながらも微笑んでしまう。
そういう異常な空間のラストが良かった。

こどもつかいは「こどもに恨まれている悪い大人が、こどもの霊に遭遇すると3日後に死ぬ」という話らしいですが。
そういう人間的な怖さの部分、しっかりやって欲しいなぁ。