ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

白萩の零れし石に風澱む

2019-09-23 | 花の俳句
     



     白萩の風を遊ばせ躱しをり



     


     先を反り白萩一枝咲き初むる


     萩こぼる白衣の僧の足首に



     


     白萩に惹かるる老いの孤独かな



     





ちぎれても立ち尽くしたる花カンナ

2019-09-03 | 花の俳句
     


     傾きても立ち尽くしたる花カンナ


     カンナ燃ゆ縁黒く焦げ尽きるまで


     カンナ燃ゆカンカンカンと消防車



     


     花カンナ見送るごとく線路脇



     


     花カンナへ双頭の鷲の下に