ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

茶の花のふっくら母の割烹着

2019-11-09 | 花の俳句
     


     茶の花や母の背のまた丸くなり


     


     茶の花の黄のこぼれたる葉に夕日


     茶の花の傍で広げる握り飯


     茶の花を下から覗く園児かな


     


     茶の花に幼少の日を辿るかな


     


     茶の花やバスを待ちたる別れ際




鶏頭の歩きさうなる日暮かな

2019-09-27 | 花の俳句
     


     鶏頭よ何をそんなに考える


     


     鶏頭の雨に倒れて泥を浴ぶ


     鶏頭の倒れて土の乾く雨後



     


     火星にも咲いてるやうな鶏頭花


     鶏頭の頭でっかち火星人


     


     鶏頭のアモーレアモーレアモーレ



     鶏頭や寝不足の目のまっかっか