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閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

静かすぎる生活

2016-03-24 07:44:00 | 閃き
いよいよ、長女一家が引っ越していった

婿の仕事の関係で東京本社へ転勤していった

従って、昨日までのあの嵐のような賑やかな生活は一夜にして一変してしまった


以前は賑やかすぎる中で、散らかし放題の男の孫に手こずった長女が手に余った女の孫を私に預けて色々済ませていた事を思うと、新生活はさぞや大変だろうと推測するのだが、そんな話をした友人達は、何とかするだろうと気楽を決めている

幾つになっても親バカであるのには仕方が無い


昨夜もいつもの時間に帰宅したが、人が居ないのでは?と思う程の静けさであった

妻は黙々と夕飯の支度をしている

やたらと広く感じる居間に腰を下ろすと、ワンコのメイがすかさず、あぐらをかいた脚の上に丸く寝転んだ

昼間に誰も居なくなり、居間も寒くて寂しかったと訴えているかのように感じた

しばらくは頭を優しく撫でてやっていた


夕飯のメニューは以前とは180度違っていた

若くて肉食系の食事から、野菜中心の高齢者向けに様変わり

しかし、それがホッとした気分で食べられたのが唯一の救いであった

肌寒さを覚えたので、呑むはずでなかった日本酒の熱燗を一杯

直ぐに身体が温まり、睡魔が襲ってくる

相変わらず洋画好きの妻は傍らで居眠りする私にお構いなく映画を楽しんだ

実母から電話があり、寂しいと連呼した後、妹と一緒にカラオケで紛らわそうと誘ってくれたのだが、一杯飲んだ後だったので断った


それぞれに寂しさを感じ、それに対して受け止めて対処しようとしている

さてさて、静かすぎる生活はこの後どうなって行くのであろうか?