あの老犬が気掛かりで・・・

2007年04月11日 02時43分16秒 | 日記
駅までの道にいつも
しょぼんと座っている老犬がいる
でも、ここ1・2週間姿を見ない
いつもいるはずの時間に
いつも座っているはずの場所に
すごく心配だ
今日、飼い主のおばさんが
家の前の掃き掃除をしていたので
あの老犬はどうしたのか?
と、聞こうかなと思ったのだけれど
何となく聞くのが嫌だったのでやめた
あ~、どうしたのかな?
すごく気掛かりだ
明日はそこにいるかな

DR.ハヤシダ

ソイ・キャラメルマキアート

2007年04月11日 02時18分02秒 | 日記
僕らはこの不毛な時代に何を思い何を創ろうというのか。
咲いたばかりの桜はたかだか数日のうちに無慈悲な冷たい春雨によって、年に一度の晴れの舞台から引きづり落とされ、今日にも散り終えようとしている。
そして今日の僕は不安気に曇った空を仰ぎつつ何思う事無くソイ・キャラメルマキアートをすする。
17時。そろそろ都市には定時で仕事を終えたサラリーマン達でごった返す時間だ。全ては彼らの為にあるかの様に都市は機能し、振る舞う。恐ろしく長い編成の列車が僕の目下を幾度となく通り過ぎる。僕はペンを止めまた一口ソイ・キャラメルマキアートを口に含む。
無数の巨大な建物に切り取られた灰色の空はその役目を上手く説明出来ないまま申し訳なさそうに影の範囲を増して行く。
僕は都市の機能の一部と化した人々に対して何かを言わんと今口を大きく開けている。そして彼らはまた不安気に切り取られたそれを背負い、機能する為に振る舞いそして一様に疲れ、病み、衰えて行く。

僕はスターバックスのパーソナルタンブラーに入れたソイ・キャラメルマキアートの最後の一口を飲み干す。
僕の目はまだ開いてもいないんだ。
そう思う。

kanji