fu-tenのへび

そう、ゴルフ好き,ラグビー好き、スポーツ大好き。音楽も好き

 ゴルフ 御殿場遠征 レポート?

2007-07-12 | Weblog
 24時間ゴルフ仲間と過ごした今回のツアーは、あらためてゴルフの
奥深さ、すべてのスポーツに共通するメンタルのこと、大げさに言えば
仕事にも共通する「立ち居振る舞い」のことなど色々考えさせてくれた。

 まず、太平洋クラブのおもてなし「ホスピタリティー」について。
日本人が「サービス」というと、「タダ、無料」というのが一般認識ですが、
本来欧米社会で言う「serve」仕えるということとは、かけ離れています。
サービスを受ける側が、それに相応しいかどうか?どんなにわがままな
お客でも対応してくれるのが、サービスなのですが、「よいサービス」を
受けるとお客の側も「紳士、淑女」の振る舞いをせずにはいられません。

 よく例に出される「大阪リッツカールトン ホテル」のおもてなし。
先日、ある外資系生命保険会社の常務と話す機会があり、
彼ももリッツカールトンのサービスにいたく感激し、ほかのホテルに
泊まっているときより「紳士に振舞ってしまった」と言っていました。

 もともとVIPだから、いいサービスを受けられるということも中には
ありますが、例え若者が「腰パン、だらしがなくシャツ出し」で行ったとしても
いやな顔もせず「それなりのサービス」なら受けられるでしょう。
だだ、サービスをする側と受ける側が「お互いに気持ちのいい」上質の
「サーヴ」を受けると、心から感激、なかには感動することができます。
そして、お客の側からすれば「また行きたい」サービスする側からすれば
「またお越しいただきたい」関係になると、サービスは醸造され
「ラグジュアリー 得がたいもの」になって行くんだなと感じます。

 さて、御殿場WEST のおもてなしは、大変気持ちのよいものでした。
ただ、勘違いしてはならないのは、僕がそのサービスを受けるのに
相応しい人間だからではなく、日本中のどこでもVIP待遇を受けられるだろう
Fさん夫妻といっしょだったからだけなのです。Fさん夫妻のおかげで
どこに行っても何をやっても、最高の待遇を受けられたのですが、
スタッフ一人ひとりに、なにげなく気を遣ったりするFさん達は、スタッフから
「よいおもてなし」を引き出していたことが重要で、箱(建物や内装)だけなら
他にもいくらでも豪華なホテルはありますが、コミニュケーションあっての
サービスという点では、かなりの高得点でしたし、求めれば応えるし、
必要ないときには、過剰なサービスをしないというものでした。

 御殿場コースは、まずクラブハウス二階のレストランからの景観が
美しい。住友VISAマスターズトーナメントでもおなじみの、また
タイガーが奇跡のチップインを決めたホールでもある18番ホールを
まるでVIPギャラリー席のように望めます。そして晴れていれば
富士山の雄大な姿が、絵画のように見ることが出来ます。(昨日は、あいにく
最後は小雨でしたが、ラウンド終了後に富士山の頂が、奇跡的に30秒ほど
見えるという、得がたい体験をしました。)

 実はラウンド前の朝食の時点で、「また、ここに来たい。」と思いました。
こんなことは初めての経験です。コースは、太平洋クラブの旗コースだけあって
さすがでした。なんというか、表現できないのですが、ゴルファーなら
一度は行って欲しい、できれば腕を磨いて造り手の意図と会話をしながら
コースと対峙していただきたいです。
 僕は正直、御殿場コースに自分の良いところを引き出してもらったようにさえ
感じます。INコースの10番スタートだったのですが、(ちなみにクラブハウス
から出て行くOUTなので1番、クラブハウスに戻るので10番はINコースと
なります)
 この日は、バックティーからのTEE OFFの前に、最近必ず行っている
「御殿場コース、お願いします。」というように、コースとそこに棲む精霊たちに
小さく礼をしてTEE GROUND に立つのですが、こうすると気持ちが落ち着いて
ゴルフ場という人造の自然と対話ができるようにさえ感じるのです。
 つい最近まで、スコアや他人との戦いに現を抜かしていたのがうそのようで
新しいゴルフの「愉しみ」を発見したのです。
 すると、不思議なことにスコアもついてくるようになるとは、なんだか人生を
教えられているような気分です。「人間は所詮自然には勝てないんだ、傲慢に
なってはいけない。喧嘩したらいけないんだ。」

 スコアを書くのは野暮ですので、プロを相手に大健闘だったと思います。
一緒にまわったFさんも、プロがいなければシングルの腕前ですから
僕に負けることはなかったのですが、僕の心はなんだか落ち着いていて、
ミスショットした時のFさんの心の「揺らぎ」が手に取るようにわかりました。
普段は上手なひとでも、「叩く」のがゴルフという競技の特性ですから、
そこには微妙な「メンタル」の部分が大部分を占めてきます。

 強いゴルファーは「自分を貫き、自分の世界に入り込む」タイプ(ややも
すれば、自分勝手で自己中な嫌な人)と「悠然として自然体」のタイプが
ありますが、僕はもちろん後者になるよう謙虚に、ただのゴルファーとして
生きていこうと思います。

★ 写真は、朝靄に煙る5番ホールのグリーン、朝6時前から最高の状態を
保つために、グリーンキーパーは働いています。今日のホールロケーションに
従ってカップを切りなおしているところを、遠目よりパチリ。


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2 コメント

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Unknown (トレーナー)
2007-07-12 08:41:57
やはり社長と呼ばれる方々の利用されるホテルは違いますね!僕はこれでもホテル業をしていまして、とてもとてもリッツカールトンの足元にも及びませんが、NZやAUSで『日本人の感覚でない、欧米感覚のサービスに触れる機会に恵まれました。』本当なら、あのまま永住権を取ってCHCHに住むつもりでしたが・・・。
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なるほど (神速FW)
2007-07-12 21:42:25
 なんとなくわかります。その姿に似合わぬ
(失礼!)物腰の低さ、言葉の丁寧さのルーツは
ホテル業にありましたか。

 今やサービス業、接客、飲食業に於いて、
ホテルマン、ホテルウーマンは引っ張りだこだと
聞きます。やはり、基本ができているからですね。
わが子には、ホテルで修行させるのも一考の価値
ありと思います。

 人生長いです、日本にこのまま住み続けることも
ないでしょう、クライストチャーチは住みやすい
街なんでしょうね。是非お話を聞かせてください。
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