fu-tenのへび

そう、ゴルフ好き,ラグビー好き、スポーツ大好き。音楽も好き

一瞬の煌き。

2008-11-24 | 小説
 30年振りに会ったツチヤは、酔いがまわるにつれてリトルリーグ時代のことを
語り始めた。「マウンドでは、いつも孤独だった。でもお前はませた小学生だったよ、センターにいるのに靴紐がほどけたといっては、タイム取って間をとるやつは
あまりいないよ。」

 昭和50年、今のようにJリーグもなくプロスポーツと言えばまず野球という
世の中だった。日本中の小学校には各学年にいくつかの草野球チームがあった。
ちょっと運動ができる子は誰でもプロ野球選手を目指した、王監督が選手だった
ころの話だ。

 軟式しか知らなかった僕らにある知らせが届いた、国分寺にリトルリーグが
できるらしい。リトルは、硬式のボールでやるらしい、プロ野球と同じ。
5年生になって、僕やツチヤは入団テストを受けにいった。そのころの国分寺
リトルを僕らはばかにしていた、下手糞しかいない、試合に23連敗らしいとか。
 
 僕らは国分寺リトルを強くしてやろう、そんな生意気な気持ちで入団した。
今でも鮮明に覚えているのは、調布リトルリーグとの練習試合だ。鳴り物入りで
入団した僕やツチヤは、当然すぐにレギュラーポジションを取った。
そして調布との試合は、3軍相手だった。当時調布リトルは、世界一のチームだった、後に早稲田実業を高校1年ながら準優勝に導き、スワローズに行った荒木大輔がエースで、リトルリーグの世界大会で優勝したチームだったのだ。記憶では4年生から6年生が
100人以上所属し5軍まであった。

 その3軍のチームでも僕らはうれしかった、あの調布リトルと試合ができるのだから。試合が始まると驚いた、ピッチャーの球がなぜか見えないのだ、打席に立っても見えないのだ、ただ線のようにつながってボールの形に見えないのだ。

 悔しかった、同じ小学生なのに、たぶん年下なのに。ただ、僕らの心に火は
灯された、打倒調布などという大きな目標ではない、調布の1軍と試合がしたい。

 それからは野球づけの生活が始まった。朝は5時に起きランニングと素振りの
朝錬、土日は朝から日が暮れるまで練習。僕らが強くなるまでそう時間はかからなかった。

 

 ツチヤのエピソードには事欠かない。小学校2年の時には6年生に一目置かれる存在だった。2年生のときには、すでにツチヤの球をまともに取れるやつはいなかった。
つづく
 

旅人。(たびんちゅ)

2008-11-24 | ラグビー
 金曜日は急遽軽井沢へ。来年度の打ち合わせを~と言いたいところだが、
平たく言えばアウトレットのプレミアムバーゲン目当て。

 この時期の寒さは覚悟の上だったので、真冬なみ重装備で出発。
紅葉がきれいでしょ?なんていう人は素人、とっくに終わってますよ。
車の車外温度計を見てたら、高崎までは15℃だったのに碓氷峠を上がっていくと
10℃、7℃と下がっていき昼過ぎについたころには、4℃だった。

 せっかくなので、旧碓氷峠まわりで行ったのだが、ここはいつ来ても
楽しいワインディング。紅葉のなごりがかろうじて、それでもきれいだった。

 しかし、アウトレットはめちゃ混み。みんな寒いのによく来るよ、
新幹線やら車やらで。でも、あの辺が一番寒いんです、なんせ風がよく
通るところだけに。

 僕はお決まりのコース、アウトレット→旧軽井沢→温泉を満喫。
土曜日朝いちで、アウトレットに行くと1℃でしたよ。
アンダーアーマーの店ができてて驚いたけどね。

 いろいろ頭を整理して書く予定だったのに、駄文になってしまいました。
本郷高校の敗戦、意外と引きずっております。本日遅刻して見逃した30分を
MXTVで見届けて、本年度の終戦としたいと思います。

写真は千葉に戻って写した紅葉、こっちの方がきれいでした。

青白き炎を燃やせ!

2008-11-17 | ラグビー
久我山を倒して花園へ行く。心に誓えるのか? ここではいっさいの建前の言葉はない。よくやった、がんばったね、そんな言葉がほしい人は、ほかへ行っとくれ。

要は、久我山にボコボコにされたのだ。お前らの先輩はボコボコにされたのだ、この悔しさをどうする?

先輩だけでなく、本郷ラグビー部もボコボコにされたのだ、この事実を来年の決勝戦まで持ち続けられるか?

真っ赤に燃える炎より、静かにしかし消えることのない「青白き炎」を持ち続けるのだ。

 50点以上摂られて尚、「あと一本」と久我山のメンバーが叫んでいたことが
頭から離れない、俺たちはナメラレテイル、俺は意外と執念深い。






前日練習。

2008-11-14 | ラグビー
 いよいよ明後日、となりました。
試合もいいですが、前日練習を見るというのもラグビーならではの
楽しみ方ではないかと、勝手に思っております。

 正しい見学の仕方としては、
 ①息子どもになるべく見つからないようにすべし。
 ②見つかっても声をかけるべからず。
 (巨人の星のあきこねーさんのよに、木の陰から見ることをお勧めします)
 ③3年生の雰囲気をよーく見る。
 ④タックル練習で気持ちのこもった一撃には、拍手すべし。
 ⑤泣けてきたら、人目もはばからず泣くべし。

 以上
 

軽々しくものを言えない、決戦前。

2008-11-12 | ラグビー
 3年連続の決勝戦進出、これは立派。3年生は今頃「特別な一週間」を
過ごしていることでしょう。これは、去年の経験から想像がつく。
本郷は常にチャレンジャー、どうせなら倒しがいのある相手とやれて
幸せというもの。

 自分たちのためだけにやったらいい、他に何があろうか。
後悔のない戦いはない、去年は「最高の一時間」を実現したものの、
花園で悔いを残した。

 身勝手な意見を言えば「グランドで倒れて来い」、ラグビーには独特の
覚悟がある競技だ。戦う前に計算などしたらいかん。どうしたら勝てるのかを
最後までとことん追及すれば、いや、しなくとも自ずと答えは出ているはず。

 「人生で一番タックルする一時間」にすればいいんじゃないのか?
誰かが抜かれたらカバーして、その誰かが抜かれたらカバーして、
ボール持ったら前に行って。

 新田組のラグビーってやつを見せてもらおうじゃないか。

国分寺へ。

2008-11-08 | デビール神速
 小学校の同窓会に初めて出席する予定で、今日国分寺へ。
はっきり言って東京とはいえ、田舎です。3年ほど前に戸籍謄本を取りに
国分寺市役所に行って驚きました。

 僕が小学生だった頃の庁舎が、当時のままの姿でありました。
千葉に移り住んで20年、電車より車で動くほうが便利な世界に
、また箱物行政が大好きで、あきれるほど無駄にでかくきれいな公共の
建物が多い町に住んでいると、国分寺市の道路の狭さや築40年超の
顔である市庁舎に、なぜかほっとするのでした。

 東京競馬場やサントリー、東芝府中などがあり税収の潤沢そうに見える
府中市と比べると、その落差は一目瞭然。

 その名のとおり、東日本の国分寺の総本山であった武蔵国分寺や
六重の塔が焼け落ちず現存していれば、きっと観光地として大成功を
おさめていたはずなのに、と子供ながらに当時考えたのを思い出します。


 さて、時間はすぐに巻き戻せるのか?本当に30年ぶりに会うことになる
同級生たち。

たまにはライブもよいかと。

2008-11-04 | デビール神速
 音楽業界を離れて20年、当時はバンドブーム全盛。1年間に100以上は
ライブを見てました。友人はまだ業界でがんばっている者もおり、
一山当てたものや、当て損ねたものなど様々。

 程近い長柄町で、ライブのパーティーがあるというので友達と出かけて行きました。
すると、、、里山のふもとになぜか100台近い車が。おうちでライブというから
もっとこじんまりしたものかと思いきや。

 僕にはなじみのうすい、「はなうた」「ハナレグミ」のボーカルが。
そして、来ている人たちもレゲエな感じや、脱力系、オーガニック、
スローライフなど、最近の僕と対極にある感じで、
「えらいとこ来ちまった」、と爽やか系?ファッションで浮きまくり。

 しかし、「ハナレグミ」のボーカルさんは、なかなかグッドで
「おまえさん、日本のマキシプリーストかい?」
べしゃりも面白く、竹中直人のブレーク前のような、俳優もできるんじゃないのと。

 そう、デビュー前にみた久保田利伸のライブを思い出しました。
そのくらいの衝撃度。どこかで聴いたらオススメね。


 ライブの最後には、スチャダラパーのMCとか飛び入りで、なつかしの
ベスト10ナンバーを大合唱。カッコつけて見ていたはずの fu-tenも
歌いだす始末。そして隣にはかわいいおなごが、、、時計を巻き戻せたら
恋に落ちたかも知れません。なんてね。

波乱の予感。

2008-11-03 | ラグビー
 「100年に一度の信用収縮」の年らしく?実社会にもそろそろ影響が
現れたか?星のめぐりあわせか?何かが起こりそうな予感。

 予感その1、埼玉が大変なことになってます。強運の星に生まれた子なので
しょうか?早大本庄が熊谷工業を破りました。(3-3抽選勝ち)絶対花園に
行けないのにと言われて進学した千葉ジュニアOBのHくんがSOやってるはず。
うちのジュニアの時も「なんで本郷行くの?」と言われたのを思い出します。
次は浦和高校、やってくれるんじゃないかな?

 そして反対の山でも、慶応志木が正智深谷を破りました。とここまででも
充分驚きですが、大学では早稲田が8年ぶりに負けたり、元高校ジャパン
だらけの明治が慶応にも負けて、大学選手権もピンチと波乱の週末でありました。


 ところでわが東京第一地区では?本郷高校は、今年新人戦、春大会と
続いた大事な試合での僅差負けという連鎖を断ち切りました。
と、言えばかっこいいのですが無風のグランドに神風(微風のそよ風程度?)が
吹いたのか?はたまた「あの縁起ものの」アクセサリーのおかげなのか、
見ていた人が100人中100人が負けゲームと思った試合が、
終わってみれば12-10の勝利。

 今まで、「なんで最後に勝てないんだろ?」から、これからは
「なんで今日も勝っちゃったんだろう?」という流れになるに決まってる。
なんせ100年に一度の年ですからね。

 そして最後に、泰葉風に言えば「新婚マッチョ野郎」の昔の写真を載せ
みなの顔に幸せを運びます。