fu-tenのへび

そう、ゴルフ好き,ラグビー好き、スポーツ大好き。音楽も好き

初黒星の味は?

2010-02-21 | ラグビー
 前半19-0、後半7-12 本郷7-31桐蔭
というのは記録上のことにすぎない。やっぱり現場で見た印象を大事にしたい。

 まずUPから見学、ちょうど隣同士でほぼ同じ時間に開始。週末コーチ手伝いの僕とJrは
「これはアレンジして○○高校の練習に使えそうだな。」とか勉強の場でもある。

 本郷も桐蔭も練習の意図は同じだと感じました。開いたスペースに素早くボールを運ぶという
こと。史上最高と聞いていた流経柏が気になったので、すぐに移動。

 Jrにとっては因縁の茗渓が相手、とにかく流経の太ももの太いこと太いこと。体はすでに
花園の時期かというぐらい育ってました。さすが部費に「プロテイン代」が含まれるだけの
ことはある。

 結果的に明日戦うことになった茗渓は、例年に比べると「あっさり」味、特有のずるさしつこさ
そしてBKのバスの速さがないと思う。このチームには明日は普通に勝たなければいけないなと
いうのが正直なところ。粘り強く守るゴール前のDFも時折見せるが「ヘラクレス軍団」の
前にずるずる負けるところも、僕の好きな茗渓とは違うチームのよう。


 さて、プレッシャーを感じない新世代の「ハイブリッド軍団」の本郷は、Bパターンの
チーム編成。ケガ人もあってかAパターンとはハーフ、SO、⑫、⑮が違う、現状では
Aパターンがやや上か。でもこの時期に2プラトンあること自体が信じられない。

 Bパターンでは「ファイター」がハーフに入るので嫌いではない。

 試合は本郷のキックオフから(風下)、なんとキックミス気味のチョン蹴りがインビクタスの
南アフリカのちょんげりキックオフとオーバーラップしたが、周りが真剣に見ているのでボケをかませずに残念(アホか?)、なんだかいつもと違う感じ。

 桐蔭も初お披露目というセカンドジャージが、なんだかスーパー14のチームに見えてしまった
のは、僕も応援より観戦モードだったかも。

 このチーム(本郷)にしては、あっさりと⑮にトライを献上、⑭にも外を走られトライされた
のは珍しく浮き足立っていたかもしれない。

 2本立て続けに獲られても、ここまで勝ち上がってきたのがフロックでないと感じられた。
中盤は当たりやスピード感に慣れてきてゲームが落ち着き出し、相手ゴールに迫るおしい
攻撃もあったが、後半の一本獲ったすぐ後の「まるでデジャヴーのような」花園の茗渓戦で見たかのようなキックチャージからトライされた一本が余分だった。

 風下だったので2本はいいやと思っていたし、個人技で獲られることも予想できたが
3本目のトライだけは悔やまれる。

 3本差となって、桐蔭に自陣ゴール前スクラムからブラインドサイドに回すという余裕を与えて
しまった。桐蔭にとっては3本差はセーフティーリード、前半2本で我慢したかった。

 しかし、前半はどちらかといえばボールポゼッションは本郷が上なのに、カウンター2発で
獲りきる「これぞ桐蔭学園」、いったいどんな練習してるんだろ?

 後半のモールのトライはこのチームの可能性を感じさせた。桐蔭が元気なうちに獲った
堂々のトライ。(選手を入れ替えて最後の最後に意地のトライというのとは違う)

 力のないチームなら後半は離されるはずが、後半は7-12という結果からしても
あと一本獲って4本ー2本で抑えたかった。

 とにかく経験のなさを差し引けば、けっして悪い内容のゲームでなかったと思う。
新チーム初めての大きな壁が桐蔭というのは幸せなこと。そして、誰が気が強い選手なのか
というのもハッキリしたゲームだった。

 明日すっきりと勝って帰って欲しい、茗渓戦もリベンジなんだよ。




つづくかも 本郷 ラグビー