上咽頭癌&後遺症との戦いぃぃぃぃ!

2013年4月に突如の上咽頭癌ステージ4の告知を受けてからの入院闘病記と退院後の後遺症について、記録をしていきます。

用法・用量は、やっぱり守ったほうが良い話

2015年10月31日 | 後遺症

「スマホより まずは自分が 充電だ」 でおなじみボクです。

なんだか、急に寒くなってきましたね。
私の財布の中は常に真冬ですが、皆さん風邪などひいてませんか?

秋・冬は、私のような上咽頭癌患者には辛い季節なんですよね。

1)冷え性が悪化するだよコノヤロー!
ただでさえ、放射線と抗がん剤で末梢神経がやられてて冷え性が酷いので
寒い季節は特に堪えます。

2)口が渇くんだコノヤロー!
これも、年中唾液不足の私としては、結構大変な問題です。
いま現在は5割くらいは回復したと実感はしてますが、真冬になると、
唇はガサガサ、あげくに必ず口角炎になって、唇の両端が赤くなって痛くなってきます。

3)暖かい飲料が飲みづらいんだよコノヤロー!
右鼻からの水の逆流頻度はかなり減ったものの、相変わらず暖かい飲み物全般を
飲むのが苦手です(味噌汁とか相変わらずチビチビしか飲めません)

まぁ、対策としては、厚着をして・水飲みまくって・口湿ジェルを使いまくって、
あったかいものはチビチビと他の人の3倍くらいかけて飲むしかないんですがぁぁぁーー!(白目)

あと血流が悪いおかげで、ただいま絶賛治療中の「耳管開放症」も絶賛継続治療中ですよ。
今は漢方薬の効果がジワジワ効いて来たのか、少し症状が落ち着いてきました。


そうそう漢方薬といえば、私は退院してから1年は↓を飲んでおりました。


【十全大補湯】
病中病後に体全体の免疫や血流を整える、漢方の代表格らしいです。
癌の治療後にガタガタになった私の体をここまで回復させてくれたのは、
この薬のおかげかもしれません。


で、耳管開放症になってからは、↓に切り替えました。


【加味帰脾湯】
虚弱な体質を改善して貧血や心身疲労を改善させる作用があるそうで、特に血流改善に
効果があるらしく、貧血、精神不安、神経症、不眠症、めまい、耳鳴などに効果があるそうな。
今の私にぴったりな薬かもしれませんね。


この漢方薬が耳管開放症に効果があるのを知ったのも、グーグル先生の検索機能のおかげでした。
ネットというのはこういう時にはとても便利ですな。フハハハハハハハ!

あと、皆さん知ってましたか?
ちなみに、漢方薬って複数の薬を飲んだら意味無いらしいってこと。
あと飲み方も実は注意が必要なんですよね。


これは、いつも漢方を処方してくれる心療内科の先生に教えてもらったんですが、
漢方というのは中国4000年の歴史で生薬の微妙な配合バランスを何万パターンも
トライ&エラーを繰り返して、効果があったものの配合だけが現代に残っているんだそうです。
医学というよりは、どちらかというよりは統計学の結晶らしいです。

なので、患者に対して2つも同時に処方を出すと、微妙な配合によって効果が発揮されるのに
そのバランスを崩してしまうことになるので、下手すると効果もなくなっちゃったりするそうです。
つまり、2つも3つも漢方薬を処方する医者は、実は漢方のことを理解してない、なんちゃって医師らしいです(笑)

あと漢方は飲み方も様々で、名前の最後の【漢字】で、飲み方が変わるんですよ。

<漢方薬のルール>
「~湯」: 元々は煎じ薬なので、粉をお湯に溶かして飲まないと効果が出ません。
「~散」: 生薬を粉末にした粉薬です。これは粉のまま飲んでもOK。
「~丸」: 散剤をハチミツなどで丸薬にしたものなので、これもそのまま水で飲んでもOK。

これ、知らない人かなり多いんですよね。(実際私も二年前まで知りませんでした)
漢方薬は保険適用でも値段が高いので、せっかく飲むのであれば効果がある飲み方しないと
モッタイナイですよね。

世の中、なんでも知りすぎると窮屈になりがちなもんですが、
医療に関しては、出来るだけ多くの情報を知っているほうが良いかと思います。


皆さんも、漢方を飲むときは注意をしましょう!!



                              家庭財政との闘いもつづく!