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映画制作裏話ブログ

映画制作裏話をかき集め作品ごとに整理したブログです。mixi「独身社会人映画ファンコミニティ」のログ集!

原作と映画比較「アポロ13号」

2006年05月18日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
映画では、アポロ1号の悲劇からはじまっています。
発射台のサターンロケットの中でテスト中、不意の失火で飛行士3名が焼死すると
言う事件です。
そのあと、アポロ11号のニール・アームストロングの快挙をテレビ中継で見守る
宇宙飛行士ジム・ラベル(トム・ハンクス「フォレスト・ガンプ/一期一会」)と
ケン・マッティンリー(ゲイリー・シニーズ「グリーンマイル」)、
フレッド・ヘイズ(ビル・パクストン「タイタニック」)ら
アポロ14号の搭乗チームと、
予備組のジャック・スウィガート(ケヴィン・ベーコン「インビジブル」)らが登場、
ジム・ラべルの妻マリリン(キャスリーン・クインラン)らも姿を見せ、
慌しく人物紹介が進みます。

 1969年10月30日、フロリダのケープ・ケネディに
アラン・シェパードらが訪れ、
ジム・ラベルはアポロ13号の船長に任命されます。
13号に予定されていたメンバーのリーダーが発病し、
クルーがそっくり入れ替わる事となったのです。
大喜びのジム。
早速、家族に知らせ、宇宙飛行士としての最高の栄光をかみ締めます。

原作では、宇宙飛行士に非公式に渡される自殺用の薬の話から始まっています。
地球を遠く離れたアポロ13号の船内で、
ジム・ラベルはこの薬のことを考えています。
アポロ13号の司令船の酸素タンクは爆発、
ロケットは重大なダメージをこうむった直後でした。
話は過去に遡って、アポロ1号から8号までの開発の歴史が紹介されます。
映画では火炎に包まれるアポロ1号の船室が出てくるのみですが、
関係者は血眼になって原因を追求していますし、
遺族達の喪の仕事についても触れられています。
アポロ1号から6号までは、公式には無人のロケットでした。
3人の事故死が起きた時点で
無人のサターンロケットが2基打ち上げ済みだったのですから、
仮に事故機にナンバーを振るとしてもアポロ3号となるはずですが、
アポロ計画の人柱となった3人に敬意を表し、
彼等の搭乗したロケットにアポロ1号の名を冠する事に関係者で
異議を挟む者はいませんでした。

アポロ7号は地球の周回軌道に人間を無事運びます。
次の8号にジム・ラベルは搭乗員に選ばれます。
8号は本来、
7号と同じ地球の周回軌道で司令船と月着陸船のテストをするだけのはずでしたが、
ソ連の宇宙計画の追い上げを警戒した政府とNASAの政治的思惑により、
はじめて月まで往復する旅に出る事となります。
ジム・ラベルはこれを成し遂げ、国民的英雄となります。
映画ではわずかに「あのアポロ8号のジム・ラベルが船長だ」というセリフが
あるのみですが、このような背景があったのです。

原作ではさらにジム・ラベルの少年時代にまで話が遡って、
宇宙飛行士になるまでが描かれています。

映画と原作は、アポロ13号の司令船パイロットCMPはケン・マッティンリーが選ばれ、
月着陸船パイロットLMPには
フレッド・ヘイズ(ビル・パクストン「タイタニック」)が
選ばれるところから、同じ流れとなります。
打ち上げは6ヶ月後。これから三人のチームの実践的訓練が開始します。…

以下はネタバレになるので、
この続きはhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/pro-aporo13.htmlにて原作と映画比較レビューの頁をご覧下さい。

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