映画制作裏話ブログ

映画制作裏話をかき集め作品ごとに整理したブログです。mixi「独身社会人映画ファンコミニティ」のログ集!

脚本レビュー「HERO」

2015年07月04日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
HERO オープニング メインテーマ [フルバージョン高音質]

監督らは「映画のために特別なことはしないようにした」と言っています。
脚本に時間をかけたと言っていますが、中には直接、巨悪と戦う、
といったホン(脚本)もあったようです。
映画はあくまで“城西支部”が扱う“小さな事件”。
でもこれが政治家の疑惑に繋がり騒動になるという別の意味で巨悪に繋がるのは、
「容疑者 室井慎二」と同じ。
ただ敵が過去の作品でもいきさつのあった代議士に振られており、
中井貴一や綾瀬はるか等が思わせぶりに登場する。
シリーズの「決着編」というイメージがあります。
でも別に過去の特別編など見てなくてもなんとなく話は付いていけます。

キムタクという人は盲目の武士でも検事でもレーサーでも、
アイスホッケーの選手でも何をやっても、キムタク以外の何者でもないですね。
多少毛色が違うのは「華麗なる一族」の万俵家の長男くらい。
あれは珍しく死んでしまう役でした。
役を自分の方に引き寄せてしまうタレントです。
いまは若さと人気でぶいぶい言わしてますが、
演技者としての本当の評価はもう少し歳がいってからでないとわかんないです。
もっとも日本でカメレオンのように七変化する俳優さんというのはいませんから、
五年後もキムタクはキムタクなんでしょ。

ラストの松たかことの「あれ」は…


以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#japan
にて「HERO」の頁をご覧下さい。

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制作裏話アニメ「時をかける少女」

2015年07月03日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人

大林監督版は冬から春の尾道を舞台にしていますが、
今回は真夏の映画だし、主人公の性格も全然違う。どうしてこうなったのでしょうか?
監督は
「大林版を意識してその正反対にしたわけではなくて、
筒井先生の原作にまず向き合おうというところからスタートした」と語っています・
原作を改めて読むと、未来世界の描写が沢山あって、
後半の結構な分量をケン・ソゴルが語っている。
当時の少年少女たちが、こんなに未来を夢見てたんだなって。
で、今の10代の人たちが、同じような未来像を持ってるのかっていうと、
それは全く違う物になるだろうと。
今の人たちはどういう未来を考えるんだろう、そこから考え始めたんですね。

それで原作と違う、アクティブな女の子、
SF的な未来像ではなく未来に繋がる人物像を考えて、
こういったキャラクターになったんです、とのこと。
つまり今の時点では、未完成な子で良いということですね。

テーマ的には、若者みんなが共通して思っている未来観って、
20世紀的なんじゃないかと。21世紀ってのは、
みんなが共有できる未来像なんてなくて、
個人個人の未来像しかないんじゃないか。
つまり「未来世界」はもう未来じゃないと

ヒロイン像の変化について、
当初はヒロインは芳山和子を現代風に解釈しなおそうという
スタートだったようですが、
途中ある時点でヒロインの名前を変えたところで、
「芳山和子」も出してみたらどうかと思った。
和子を狂言回し的な位置に配することで物語が進めやすくなった。

タイムリープしているのに、
真琴とおばさんの会話が繋がっているように見えるのは?
推敲途中の脚本では、
真琴はタイムリープする度に、最初からこれこれこうとおばさんに
1から説明しているのですが、
演出上、それらの描写がなくなったというのが真相です。
しかしながら
作品的には、言わず語らずで共通の意識をもったふたりの主人公が
存在しているように見える。
それは本来、矛盾なのだけれども…

以下はネタバレになるので、この続きは
httphttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#comic
にて脚本レビューの頁をご覧下さい。


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メイキング「おおかみこどもの雨と雪」

2015年07月03日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
映画「おおかみこどもの雨と雪」予告2


細田監督インタビュー。

――今回、『おおかみこどもの雨と雪』では、13年間という月日を1本の映画の中で描かれていて、人生が凝縮されていてすごいな、と感じました。
細田守氏(以下、細田) あまりないですよね(笑)。映画としては、珍しい形ではないかと思います。たとえば、僕が前に作品を作らせてもらったときは、だいたい1週間ぐらいの話でした。『時をかける少女』は1週間ぐらいの期間を行ったり来たりして、『サマーウォーズ』はだいたい3日ぐらい。それが、今回13年ですからね。最初は“子育て”の話を作ろうと思ったんです。僕自身には子どもはいないんですけれど、子育てっておもしろいんじゃないかと思って。それでテーマを子育てにしてみたはいいものの、子育ての終わりっていつだろうということにぶち当たりまして。子育てのお話を“最初から最後まで”描こうと考えると、高校を出るまで? 大学を出るまで? 就職するまで? 結婚するまで? って、人によって違うんですよね(笑)。そういう区切りを考えると、長い期間の話になるだろうな、と思いました。そのうちに、親離れ、独立まで含めてというのが子育てなんじゃないかな、と考えまして。その結果、こんな長い映画を作ることになったんです(笑)。

――そもそもテーマを“子育て”にしようと思ったきっかけというのは?
細田 いままで僕は子育てにまったく興味がなかったんです。心のどこかで、「これだけ人口がいるんだから、子どもが生まれるなんて簡単な話なんじゃないかな」と思っていたところがあって。「じゃなきゃ、こんなに人口いないよ」と思っていたんです。ところがね、僕自身、結婚したあとに気づいたんです。結婚しただけじゃ子どもってできないんだなって。“結婚しただけじゃ”って変ですけど(笑)。いま、東京などの都会で子どもを育てている方々、とくにお母さん方のたいへんな話をよく聞くと、仕事をしたいけど預けるところがない。でも、仕事しないと食べていけない。子育てをしながら仕事ができる環境が整っていないとかね。そういうたいへんな問題がある中で、それでもがんばって子育てをしている人がすごくかっこいいなと感じたんですよ。そのかっこよさを映画にできないかなって。

――なるほど。それこそ、生活保護などといった話にもつながることですよね。
細田 たとえば、公的保護みたいな………………なんかこんな固い話でいいんですかね?(笑) 社会問題的な(笑)。




以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#day
にて「おおかみこどもの雨と雪」の頁をご覧下さい。

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メイキング「サマーウォーズ」

2015年07月02日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人

神木隆之介&桜庭ななみ&細田監督インタビュー
――まず細田監督にお伺いします。
プレスシートを拝見したところ、『時をかける少女』が終わって
すぐこの作品に取り掛かったそうですが、
具体的にいつごろから構想を練られていたんですか?
細田監督:(『時をかける少女』は)2006年の夏に公開されたんですけど、
それからずっとこの作品しかやってないですね。
――すぐまた同じスタッフで次の作品をやろう、ということになったんですか?
細田監督:そうですね。ありがたいことに、「また付き合ってやるよ」と言われ。
3年前の夏ですよね……。(2人は)3年前の夏って何やってた?
神木さん:3年前……中1でしたね。『遠くの空に消えた』の撮影をやっていました。
なので3年前の今ごろは、北海道に行っていましたね。
――ロケですよね?
神木さん:はい。2カ月ぐらい行っていました。
細田監督:桜庭さんは3年前の夏何やってた?
桜庭さん:私はずっと部活をやっていました。
細田監督:何部?
桜庭さん:テニス部です。
細田監督:じゃあ夏合宿とか行ってたんだ。
――劇中で“花札”が重要なアイテムとして登場しているのですが、
花札を題材に選ばれたのはどうしてですか?
細田監督:うーん……。桜庭さん、家で花札ってやった? 
おじいちゃんとかおばあちゃんから教えてもらってない?
桜庭さん:全然教えてもらってないです。
細田監督:神木くんは?
神木さん:僕は『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』というドラマで
花札をやっているシーンがあったので……。
細田監督:あったね! オカンがやってるんだよね。
神木さん:はい。それでルールを教えてもらったんです。なので遊べますね。
細田監督:なるほど。花札を選んだ理由なんですが、
花札って“家族でやるゲーム”というイメージがあると思うんですよ。
おじいちゃんやおばあちゃんが孫にこっそり教えるとかね。
花札って賭博(とばく)のイメージもあるので、
学校には持っていきづらいじゃないですか。
するとね、遊ぶ場所が家族の中だけになっちゃうんだよね。
それで、お盆やお正月の時に親戚で集まって花札をやるという感じが僕の中であって。
あとまぁ、もう1つあるのは、花札って言ったらやっぱりあれだよね。
僕の大好きな任天堂の元にあるものだから(笑)。
――任天堂がお好きなんですか?
細田監督:えぇ。任天堂のゲームがキライな人なんていないでしょう(笑)。
そんな人間がいたら見たいぐらいですよ。
花札があったからファミコンがあって、ファミコンがあったから今、
子どもたちもこうしてキャッキャ言える。その大元は花札なんですよ。
……って、こんな話でいいんですかね?(笑)
――ゲームの話は大歓迎です(笑)。
細田監督:神木くんって待ち時間とかゲームで遊ぶの?




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