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映画制作裏話ブログ

映画制作裏話をかき集め作品ごとに整理したブログです。mixi「独身社会人映画ファンコミニティ」のログ集!

脚本レビュー「炎のメモリアル」

2005年05月20日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
ボルティモアの穀物倉庫で大規模な火災が発生した。
仲間と共に現場へ駆けつけた消防士のジャック・モリソン
(ホアキン・フェニックス『グラディエーター』『サイン』『ヴィレッジ』)は、
爆発の危機をはらんだ建物の中に飛び込み、
12階に取り残された生存者の救出に全力を尽くす。
「オレから目を離すな。信じるんだ」。恐怖に脅える生存者を力強く励まし、
窓からロープで脱出させるジャック。
その直後、背後で爆音が轟き、床の穴に呑み込まれたジャックの身体は、
数階下のフロアに投げ出されてしまった。
もはや自力での脱出は不可能。
仲間の救援を待つあいだ、
ジャックの脳裏には、人命救助の熱い志を抱いて消防の仕事に就いた、
あの懐かしい日々の思い出が蘇ってくる。

“9.11同時多発テロの現場で英雄的な活躍を繰り広げた消防士たちへ
心からのリスペクトを捧げたい。“
と宣伝文句にありますけど、
別段ニューヨークのツインタワービルがクライマックスというわけではありません。
特定のモデルがいるというわけでもないようだし、
イメージとしての“戦う消防士”のヒロイズムを描いてます。
テーマは“レスキュー”。
…の筈ですが、実際には“殉職”ではないかな?
“男はいかに死すべきか”という浪花節に話が行き着くので、
人命救助に自己犠牲などとんでもない、と
考える人には見ても仕方ない映画です。

原題は「Ladder 49」。劇中に登場する主人公が所属する消防隊の部隊名です。
それじゃ地味すぎるというわけか、邦題では「炎のメモリアル」と、
やや感情過多なタイトルがついてます。
確認できてないのですが、
ホアキン・フェニックスは役づくりのため消防アカデミーで半年間の訓練を受けた後、
ラーダー隊の救命活動にも参加したとも聞きます。


主人公フェニックスを文字通りサポートするのは、
人間味溢れる消防署長のマイク・ケネディに扮したジョン・トラボルタです。
ジャックを一人前の消防士に育て上げていく過程で、
兄貴分としての温かな人柄と、
リーダーとしてのカリスマ性の両方を持った好人物として、
久々にジョン・トラボルタが善玉をやっています。

脚本は、『遠い空の向こうに』でヒューマニタス賞を受賞したルイス・コリック。
監督は、『マイ・ドッグ・スキップ』で
放送映画批評家協会賞の作品賞をはじめとする数々の賞を受賞したジェイ・ラッセル。

撮影監督のジェームズ・L・カーターと、
プロダクション・デザイナーのトニー・バロウは、
共にラッセル監督と『エバーラスティング/時をさまようタック』でコンビを組んだ間柄です。
「映画史上最大の炎を作ろうと考えた」というラッセルの指揮のもと、
火災現場の再現に取り組んだ彼らは、
防毒マスクを装着して撮影に挑み、
デジタルに頼らない本物の炎が舞うダイナミックな映像を作り上げています。
ゆえに「バックドラフト」のような曲芸まがいの(?)“炎の舞”は出てきません。

消防士はアイルランド系が…




以下はネタバレになるので、この続きはhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/Pic-honoo.htmlにて脚本レビューの頁をご覧下さい。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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TBありがとうございました!! (jeanpaul-cinema)
2005-05-25 23:43:36
TBありがとうございました。

私もTBさせていただきますね☆

これからもよかったらまた遊びに来てください!
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