高校3年のたぶん6月だったはず
新人くんが
長崎県高校総体ラグビー準決勝
その年の花園でベスト4に入った長崎北高戦
高校ジャパンもいるしハナから勝てるとは思ってなかったけど、爪痕残して骨になる!と思って挑んだのでした。
自分以外はこの試合で引退。
当然チンチンにやられて
後半残り時間わずか
敵陣10メーターラインでペナルティをもらう。
よし!
残り時間わずか
最後の勝負だ!
タッチに出すからFW頼むつないでくれ!
と思ったら、
ベンチから監督が
「イソカワねらえ〜」
と叫んでる
は?なんで?
と戸惑いながらペナルティゴールを決め
3-70でノーサイド
そして
チームメイトは皆号泣している。
そうか皆これで最後だもんな。
最後決めてくれてありがとうと。
いや最後はみんなで取りに行くんじゃないんかい!お前らそれでいいんか。
とは言えず、、
自分も泣かないと冷たい人と言われそう♪
でも冷めるばかりで。
思い当たる人生最初の違和感(笑)
0-70で最後まで攻めた方が美しい思い出になるのではないか?
ベストメンバーでやってくれた相手へのリスペクトだろう。
大人になったら
その狙いにいった3点の意味がわかるのかもしれないと思い、当時は自分自身を納得させました。
45歳のおっさんになりましたが
まだわからな〜い(笑)
さて、
話は変わるようで実は変わらないのですが、
新人くんが
不細工なバッグを作りました。
失敗してもやり直させず進ませました。
初めてにしては、よく出来たやん!
などという曖昧さはこの道で食っていこうと腹括った奴には言うのは失礼。
コレ自分で使っていいから
一生使うと約束しろ!
まぢすか!ありがとうございます!
3年、5年と経って
コレが恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなくてとてもじゃないけど人様には見せられないという職人になってほしい。
コレ俺が初めて作ったモノで、このステッチのヨレや糸飛びがたまらなくいい味なんすよ〜
なんて語る奴になったら
ブン殴ろうと思う。
Silvet は壊れなく美しいモノを作り、
お客様に育ててもらう。
3点じゃなく
最後まで5点を狙いに行く
そんな革ジャン職人になってもらいたいです。
さて
本日は来店予約がありませんので
ラグビースクール行ってきます。
早めにいって
ペナルティゴールの練習だ(笑)