路地裏シルベットのアンオフィシャルblog

革ジャン職人の仕事と生態。 公式ブログでは書けないハピネス&マッドネスをお届けします。

手紙

2018-11-13 00:06:36 | 日常
今をさかのぼること18年前
独学でレザークラフトをはじめたのでした。

始めた瞬間これだ!
と直感したの同時に
この世界じゃ食えねぇと思ったのです。

当時、レザークラフト業界を席巻していたブランドがあり、
そこが行なっていた通信教育。

当時、借金まみれで独立した
(というかせざる終えなかった)
商売が軌道に乗っていて、独り身の私にとってカネと時間を持て余してた頃でした(笑)

残念ながら満たされると挑戦するという血筋の家系なので(笑)

迷うことなく
通信教育を申し込むべく
アンケート用紙に25歳の私の気持ちをしたためた。

最初の教材とともに
社長さん直筆?!の返信が送られてきた。


なぜかコピーで

なんとなく趣旨ずれていて、

ちなみに2パターンの手紙が入っとるやん。

スタッフツメ甘いぞ(笑)

みたいな感じで当時は真剣に読むことはしませんでした。


あれから、東京に修行に行き
福岡に戻り、引っ越し作業の中この手紙を発見!まだ(笑い)


会社を辞め、
独立に向けプレハブに移動、荷ほどき時に手紙を発見!まだ(笑い)

路地裏に店舗を構えてSilvetをスタートさせた、探し物をしている時に手紙を発見!
(笑わない)

福岡から埼玉に移転し、荷ほどき時にまた手紙を発見!(グッときた)

埼玉に来て、クソみたいな問題というか
ちょっとした危機を乗り越えて、自ら手紙を開いた(ちょっと熱くなった)

良くも悪くも立場が変われば人も変わります。

その通信教育が今の技術の役に立っているかは定かではないのですが、
経営者であり職人であるという目線からは、この手紙は自分の成長を測るものなのかもしれません。

またこの手紙を開く時の自分が、
どう感じるのか、
楽しみになりました。

それでは
長くなりましたが、
屁こいて歯食いしばって
馬革とともに寝ます。

押忍。














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