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移転しました(2014/1/1)

平安時代、髪の毛

2012-07-03 | ヒストリ:平安の風

この時間(23:21)から書き始めるとなると、多分何も書けないなー…

丁度1ヶ月ほど前からごぼう茶を飲み始めています。
高血圧とかコレステロール値が改善されるらしく、それを期待して。
私用じゃありません。
高血圧気味な家族用です。笑。

そのごぼう茶を私も一緒に飲んでいるのですが、暫くしたらシャンプー時の抜け毛が目に見えて減ってきました。
私の髪は肩甲骨の下位まであるのですが、以前は気持ち悪いほど抜けていた。
長さがあるので余計にそう感じるのだと思うのだけど、そらーもー禿げるんじゃないかと思う位に!(^^;
以前100本ほど抜けていたとすると、今は15~20本くらい(あくまで感覚)
劇的過ぎて自分でビビる(笑)
シャンプーはラックスとか普通のシリコンシャンプーを使っているんですが、ちょっと刺激が強いんじゃないかと思って最近お湯で薄めて使ってるんだよね。
コンディショナーも薄めて使うようになった。
そういうのもあるのかと思うのだけど、我ながらちょっとびっくりです。
薄毛を気にしている方がいたらごぼう茶飲んで、散々言われてきているけど無添加シャンプー使ったらいいんじゃないかなー。

今年の冬に平安時代の生活を調べている時に知ったのだけど、育毛の歴史は結構古いみたいです。
古代エジプトでも薄毛は結構な悩みだったそうですよ…^^;
日本では髪の量が少ないと冠が被れないというちょっと大変なことになる。
 

 
内裏に参内する時に着用するのが冠。プライベート時は烏帽子を被る。
冠は要するにフォーマルスーツの一部なんですな。
で、頭に乗せているだけの冠、固定しないと落ちてしまう訳ですが、それを止めていたのが髻(もとどり)でした。
 


後ろに立っている尻尾みたいな所(巾子・こじ)に髻を入れて、簪を挿して固定している。
髪の毛の量が少ないと不安定になる訳で、実際に薄毛の人は困ったことになる。
で、この話でよく名前を引かれる人物が清原元輔になります。清少納言のお父さんです。


清原元輔、賀茂祭の時に頭からまっさかさまに落馬しましてねえ…
その拍子に冠がころりんと落ちてしまい、頭を露出してしまいました。

冠は落ちにければ髻つゆ無し。ほとぎを被きたる様なり。

ほとぎは土器とか甕のこと。
冠は落ちてしまい、その上髻が全く無い。甕を被っているよう(な禿げ頭)だ。
おおう…
結構なお年なので見ていた人々はびっくりするんですが、この元輔の姿を見てシーン…
従者が慌てて落ちた冠を拾って渡そうとするのですが、元輔はそれを制してこちらを見ている殿上人にあれこれとうんちくをたれる訳です。
しかしその時の様子は

夕日の差したるに頭はきらきらとあり。いみじく見苦しき事限り無し。

日の光を浴びて頭キラッキラ!
元輔はなんだかんだと言い募る訳ですが、周りに笑われながらも道理を説いて去っていく。
結構面白いじーちゃんだったみたいです。

ちなみに青い文字は「今昔物語」になります。
小難しい話ばかりじゃなくてこういう話を高校や中学の古典で習っていたら、もうちょっと古典が好きになっていたと思う。

髻を隠すというのは当時は大切な事なんです。
頭をそのまま出している状態は露頂といって、大変恥ずかしい状態だった。
今で言うとパンツ穿かないまま外出している状態だと思って下さい。
これがいつからいつまでの時代に当てはまるのか、調べたけれどもちょっと分からず…
大河ドラマ平清盛で、清盛が熊野で信西入道の危機を知った時、何にも被っていない場面がありましたねえ…
平安末期はどうだったんだろう。
 
…育毛の話に繋げるつもりが、ここでタイムアウトです(笑)
  



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2 Comments

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Unknown (ジゴロウ)
2012-07-05 00:32:54
わぁぁぁ…なぁんてタイムリーな薄毛話…

最近、あれ、頭の上の方が…
伸び方おかしい?床屋の腕がわるかった(逃避でした。別にかけてません。)

こういうの見ると、また月代が復活しないかな…とか、痛烈に思うわけですよ(涙)

古代中国も、髪の毛で冠留めてたそうですが、それ以前から悩んでたんですね…

ごぼう茶ですね。
やってみます(必死)
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>ジゴロウさん (ヒジハラ)
2012-07-05 22:24:29
ごぼう茶、利尿作用が良いので気を付けて下さい。めっちゃお手洗いが近くなります(笑)
あと人によって匂いや風味が嫌とか好き嫌いがあったり偶にアレルギーになる人もいるみたいですので、一度ググってみて下さいね~^^
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