新聞連載『紅と白』(高杉晋作の伝記小説)、ついに井上馨が出てきました!わーわー(喝采)
伊藤博文も暫く前から出てきていますヽ(*´Д`*)ノ
今は御殿山焼き打ちの辺りで、聞多が金策に走り回ってるのに、みんなが言いたい放題の好き勝手しててブチ切れた所(←昨日)。
わー聞多が怒ったー!(なぜか笑ってしまう)
勿論今の時点では井上姓ではなく志道(しじ)姓、志道聞多で、ルビが「ぶんた」となっている。
幕末、長州人5人のイギリス密航を扱った映画『長州ファイブ』でも読みが「ぶんた」でした。
え?そうなの?「もんた」じゃないの?映画間違ってる?
…とその時は思ったのだけれど、実際「聞多」は「ぶんた」とも「もんた」とも読めるし、第一映画の監修は一坂太郎さんだ。
それに私は司馬遼太郎の小説で志道聞多の名前を知ったので、読み方については小説で得た知識しか無い。
そりゃあ専門的に研究されている一坂さんが正しかろうと思ってさ。
思ってそのままほったらかし。
まあ、なんと言いますか、ぶっちゃけるとどちらの読みでもいいような気がしないでもないのだけれど…^^;
で、これ見て。これ。
『密航留学生「長州ファイブ」を追って』(宮地ゆう/萩ものがたり事務局/2005)
以前この本をペラペラと捲っていて気が付いた。
ローマ字で綴られた署名なのだけど、Buntaになっています。
これを見る限りでは、本人は「ぶんた」と称していたのではなかろうか。
『世外井上公伝』にはお殿さまから頂いた名前の由来と共に読み方が載ってそうな気もするけれど、私の手元にあるのは伊藤博文との交流の話とか、知人泣せの井上料理とか、そうした個所のコピーしか無いんです(※井上の趣味は料理。やだ私食べたくないという感じの)。
まあ、大きな図書館に行った時にこの事を覚えていたら確認してみるか、という感じです。
ちなみに井上の署名の下には伊藤俊輔(伊藤博文)の署名が入っています。
この漢字とローマ字の署名は全て同一筆跡によるもので、筆跡鑑定をしないと断定はできないものの、書いたのは志道聞多ではないかとのこと。
そうだといいな~仲良しで笑えるな~
高杉晋作関連で、1週間ほど前のニュースですが。
東行庵が萩市と高杉家を相手取り、高杉晋作の遺品の返還を訴え裁判を起こしていましたが、最高裁が東行庵の上告を棄却しました。
ちなみに地方裁、高裁でも棄却されています。
東行庵の遺品管理が杜撰で親族が寄託品を引き上げ、そこから色々と揉めていたようですが、詳しく知りたい訳ではないので(悲しいから)詳細は知りません。
しかしながら何年か前には両者が和解し遺品も東行庵に戻される予定というニュースが流れていたのですよね。
このブログでも取り上げた記憶があるのだけれど(エントリが出て来ない)、あれからまた何か揉めたらしい。
一高杉晋作ファンの気持ちとしては遺品はお墓がある下関にあった方がいいよな~とは思う。
歴史的な経緯から見ても。
それに萩博に見学に行ったけれど、博物館は萩全体を扱っているから、高杉や幕末史に特化しているという訳ではないし。
下関吉田では多くが陳列されていたであろう高杉の遺品も、私が萩博を訪れた時には数少ない展示で、「…これだけ…?」、正直な所がっかりしたのは覚えている。
しかしながら保存状態に不満がある、と、親族の方に言われるのは致命的だよね。
ちゃんと保存できてこその展示だし、何より寄託物、預り物だろうに…大事にしろよ…
しかしこれで決着となるのか。
あまり後味の良くない終わり方と言うか何と言うか。
色々な事情があるのだろうけど、こういうごたごたは悲しい。
最新の画像[もっと見る]