アテルイ伝まだ見てない。これからあちこち探してきます。
しかしこのドラマ、原作を読んでいる人からの評判悪過ぎて笑う。
いやー確かにね!ほんっと高橋克彦の原作と全っ然違うよね!
私も前回のレビューの時にそれを書いていたんだけど、どーせこれが4回クオリティだと思ってその部分は削ったんだ。
このブログにそんな記事求めている人も少ないだろうと思って。
書いときゃ良かった?笑
NHKは高橋克彦の歴史小説を3作品ドラマ化してます。
『炎立つ』、『時宗』、で今回の『火怨』。
原作を知っているからうわぁと思うんだろうけど、なんであそこまで話が変わってしまうのだろう。
『炎立つ』はあれこれ違っていたけれど、今思えばまだマトモな部類。
ぶっ殺してやる!とか、貴方は私の体を獣のように貪るだけ!とか昼ドラみたいな台詞があちこちにあったけど。
どんなメロドラマだよ。(脚本は『真珠夫人』の中島丈博)
『時宗』も大河ドラマだったけど、評判は…そんなに…^^;
赤マフラーとか。ハチとか。
ドラマでは出ずっぱりで時宗に影の如く仕えデコに「油性マジックで犬ってお書きになる?」と聞きたくなるほどでお前らできてるだろもしかして公式が大手的な主要脇役平禅門(八郎)が原作最終巻で名前1回出ただけだったという何ともアクロバティックな離れ業に倒れ伏しました(棒読)。
これぞリアル何がどうしてこうなった。
でもハチを演じてたのが北村一輝で、私はここからの出会いだからなー^^;
うん。そういう意味では感謝してる。
でもそんな事よりもこのドラマには本当に頂けない所があって、これは放送当時からあちこちでかなり批判されていました。
もの凄くイデオロギー掛ってたんだよね。
時宗が事あるごとに「戦争反対!」「和平!和平!」
現代の感覚で時宗に台詞を吐かせ過ぎで大変なアレルギー反応が…
折角珍しい時代のドラマに挑戦したのに本当に台無し(これだから女が書く脚本は…てな感じでずっと来てたんですが(私女ですが)、去年は良い意味でそれが覆りました)。
それを何で頑張って1年も見てたかと言うと本当に一輝見たさでした。
それにいい脇役が多かったんだよ。
印象に残っているのが
脇役とはいえない存在感のあった北条時頼の渡辺謙(『炎立つ』で経清と泰衡)。
北条実時(金沢文庫を作った人)のピーター、少弐景資の川野太郎(『炎立つ』で宗任)。
あと北条義宗を演じた雨上がりの宮迫が良かった!すごくカッコ良かった!本当にカッコ良かった!
元寇の場面は結構な迫力だったし、オープニングも凄く綺麗ちょっとエキゾチックで、あのアホみたいな平和主義主張がなければおかしな所はあってもそれなりに面白いドラマだったと思う。
総集編しか出てないんだよね…再放送してくれたら見たいと実は思っている。
家には断片的にビデオが残ってるんだけど。
うん。何と言うか。
どこまでなら原作と銘打っていいんだろうと思う訳です。
時間も限られているし、ドラマとして構成するためにはある程度の改変も必要なんだろうなーと思うけど、あれだけ違うと原作と書いていいのかと思うわ~。
『炎立つ』も第3部は作者の遅筆のため原作が間に合わず(なのでスケジュール調整ができず秀衡役が交代した)、結局脚本家が話を作ったんだよね。
だから第3部は原案とか、そういう感じになってる。
高橋克彦の公認ファンクラブHP(実質公式サイト)でも原作は第1部2部になってたぞ。
第3部の原作本は放送終了後に出たので(笑)、勿論違う話になってるし。
古本屋で単行本が全4巻で1セットになってるのを昔は時々見かけたんですが、本当は全5巻。
5冊目が出るとは思っていなかった人も多かったみたいで、古本屋でさえ、って感じ。笑。
高橋克彦の作品に限らずテレビのせいで台無しだわ…ってのが他にもありそうですね。
だから最近の大河はオリジナルの脚本になっているんだろうけど。
高橋克彦で思い出した。
ジゴロウさん、同氏のかなり初期の作品ですが『倫敦暗殺塔』ってご存知ですか?
明治初期を題材にしたミステリーで井上馨や山縣有朋らが出て来るのですが、若松コロニーの話が出てきますよ~。
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ストーリーの改訂で、より面白くなるならよいですが、それでも『原作者』の伝えたいことや雰囲気を壊すのはどうも…
『倫敦塔』は、さわりを聞いたことあります。
古いタイプの會津イジメがあるとかないとか…
タイトルを知りませんでしたので、探してみたいと思います。
ありがとうございます。
これ原作って言っていいの!?と襟を掴んで揺さぶりたくなります(笑)
倫敦暗殺塔はそうですね、そういう話が出てくるのでジゴロウさんにお勧めするのもどうかなとは思ったんですが…
古い本ですのでブックオフの100円コーナーとかにあると思います。